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エース vs 新人
2013/08/31(Sat)
 草刈り部隊に昨日到着したばかりの大型新人。
その働きは、期待以上である。
人力なら3日間はかかりそうな2,000㎡を
2時間半で刈り倒す実力である。

[写真]草刈り部隊の新人・自走式草刈機のハンマーナイフモア


 いよいよエースも本気になったようだ。

[写真]草刈り部隊のエース・子ヤギのアラン

( 実力派揃い by 農園主 )

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新メンバー
2013/08/30(Fri)
 農園はそこそこ広いので、草刈りは手作業だけでは結構きつい。
これまでは、君津市所有の自走式の草刈機を時々借りていたのだが、
今般、農園で自前の草刈機を購入することにした。
本日、農園に登場。

[写真]オーレック社の自走式草刈機

 3列に並んだハンマーナイフで草を刈りながら細かく細断する。
幅79cm、長さ160cmの大物だ。
値段は、ちょっとしたオートバイが買えるくらいだから安くはない。

 試運転をしてみた。
流石に新品の刈味は抜群。通った後は見事に綺麗になる。
脇を見るとアランの目が点になっている。
慌てたように周りの草を食べ始めていた。

( 明日はみんなで草刈りだ by 農園主 ) 

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「俺が行く」
2013/08/29(Thu)
 あの原発事故の真っ只中で闘った男たちの物語がある。
主力になったのは、40歳台の当直長と呼ばれる人たちだ。
企業で言えば、課長から部長という役どころであろう。

 「危険は感じていましたけれども、
やはり誰かがやらないといけなかったわけです。
われわれ運転員には、やるべき使命があるんで、
これは当然のことだったと思います。」
(「死の淵を見た男」門田隆将著)

 この場合の危険は生死に直結するので、言葉は重い。
しかし、異次元のものとも思えない。
自分のやるべき仕事を、手を抜かずにやり切る。
この「当然のこと」を果たしてできているのだろうか。

( イチゴ達は知っている by 農園主 )


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収穫
2013/08/28(Wed)
[写真]稲刈りが終わった隣の田んぼの様子
 

 稲刈りが真っ盛りだ。
農園の周囲はコンバインが往来し、にぎやかになっている。
いつもは、のぶ子さんしか見当たらない風景に、
この時期の視界には数人が見える。
この辺りでは、結構な人口密度である。
猛暑の今年、出来栄えはどうか。ドキドキであろう。
イチゴも同じだから想像できる。

( 通信簿のようなのだ by 農園主 )


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CORK(コルク)
2013/08/27(Tue)
 今朝の日経新聞を眺めていたら、
「ワインと花 一緒に贈ろう」というタイトルが目に入った。
どこかで。。。と思ったら、高校の同級生が始めた店の取材記事だった。
3000種類のワインと30種類の花を揃え、
贈答用にボトルに添える花をコーディネートする。
多種の業界で社長業を経験してきた彼女の新しいチャレンジである。

 先月、銀座にオープンした。
育苗時期と重なったこともあって、まだ訪問できていないのだが、
友人からもらった写メを見ると思わず、「おっ」身を乗り出してしまう。

[写真]銀座・WINE&FLOWER

 花は本来、気軽に買うものと聞いた。
「毎週末、家族に花を買って帰ってみたら」と
近所の花屋さんに言われたことを思い出す。
照れもあるしお金もかかると思いがちだが、
ワインと一緒なら一石二鳥だ。

( 彼女ならではのコラボ by 農園主 )

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2013/08/26(Mon)
 葉枝の途中に小さな葉が出ている。
これは「副葉」と呼ばれ、栄養状態の目安になる。
葉枝の真ん中にあれば順調な証拠だ。

[写真]副葉がついた

 いい実が期待できるので「福葉」とも呼ばれる。
ちなみに葉の位置が上方なら栄養過剰、下方なら不足と判断する。

 昨シーズンは、皆様から「やよいひめ」に予想以上のご好評をいただいた。
福葉の位置は今年も同じ。

( ご期待に応えたい by 農園主 )

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これ、いいね ( ゴーヤ納豆 )
2013/08/25(Sun)
 ゴーヤ料理は、卵とのチャンプルーか、揚げたチップスが、
これまでの定番だった。
どちらもその苦みが、ビールを甘くさせてよく合う。

 先日、近所の直売所(JA味楽囲)で新しいレシピ見つけた。
「ゴーヤと納豆の油揚げカナッペ」

[写真]ゴーヤと納豆の油揚げカナッペ

 いたって簡単。塩モミしたゴーヤと刻んだ納豆を、
醤油とラー油とともに混ぜ合わせる。
これをパリッと焼いた油揚げにたっぷりとのせるだけ。
納豆が生ゴーヤの苦みをまろやかにする。

( 黒ビールとともに by 農園主 )


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育苗期の葉かき
2013/08/24(Sat)
 苗の葉は、1週間で1枚展開していく。
放っておくと葉が混みあい過ぎて、過繁茂になる。
そこで、葉を根元からむき、通気性を高めて病害虫から守る。
この葉の剪定作業が「葉かき」である。
葉をかくことで発根作用もあるから、地道だが大事な仕事になる。

 何枚の葉を残すのか、この判断は難しい。
苗床の面積にもよるが、2~3枚が一般的とされる。
若い葉を残し、老葉を見極めて剪定するのだが、
慣れると苗を見た瞬間に判るようになってくる。

[写真]葉かき作業が終わった

 来月下旬には、花芽分化が始まる。
イチゴが栄養生長から生殖生長へスムーズに移行できるよう、
今月中にはこの作業を終える。
来月はそっとしておきたいからである。

( しっかり育ってきている by 農園主 )


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事件?
2013/08/23(Fri)
「テレビに映っていたね」何人かの人に言われたが、
「えっ?」取材を受けた覚えはない。
数日前に、君津市内で下着泥棒の大捕り物があり、
それが農園の近くだったそうだ。
ニュース番組で事件現場の映像が流れ、
背景に当園が偶然出演したらしい。
農園には、遠くから目立つような看板は立てていない。
初来園のお客様からは分かりにくあるのだが、
この場合は、なくてよかったのかも知れない。

 毎日、仕事の合間に汗をかいたTシャツを着替える。
不用意にそのまま上半身裸で外に出てはいけないことを
あらためて学んだ。

( 物騒な事件でなくて良かった by 農園主 )

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ソーラーシェアリング
2013/08/22(Thu)
 太陽光を共有する?
農業とエネルギー創出の両立を試みるビジネスである。
畑に太陽光パネルを短冊状に並べ、その下で野菜を作るというアイディアだ。
部分的には日陰になるが、作物には光飽和点があるので、
必ずしも100%の日光を浴びている必要はないというところに着目している。
農水省からも「営農の継続が担保されること」を条件に、
農地への設備の設置を許容する指針が出された。

 農地は様々な税制面の優遇を受けているので、
農作を放棄した場合、あるいは、それ以外の目的に利用される場合は、
宅地並み課税に変更されるべきものである。
「シェアリング」を認めた背景には、
耕作放棄地を農地として甦らせる期待感がある。
コスト面や設備の強度面等、確認しなければならないことは山積だが、
この夢のコラボが実現されれば面白い。

( 畑は宝の山なのだ by 農園主 )

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結実へ
2013/08/21(Wed)
 稲穂の頭が垂れ、早生(わせ)の収穫が始まった。
春に植えた苗がこうして今年も実っている。

[写真]隣の田んぼで稲穂の頭が垂れている様子

 茨城県からイチゴ農家を志す若い夫婦が来園された。
車で片道3時間、2度目の来園になる。
来シーズンから本格稼働する準備を進めており、
当園の設備や運営を聞きに遠路来られた。
3年間の研修を経て、夢の実現へ向かっている。
技術面、経営面の苦労は絶えない。
しかし、着実に前進している。
自ら種を蒔いた結果であり、それを育ててきた成果である。
あの目の輝きがあれば、きっといい農園が立ち上がるに違いない。
その時はこちらが勉強させてもらう番だ。

( 初心に by 農園主 )

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農を考える ( 進歩について )
2013/08/20(Tue)
 禅宗の開祖、達磨大師は壁に向かって座禅を組むこと9年で悟りを開いた。
「面壁九年」と言われる所以だ。
経営者、土光敏夫氏は「面壁一生」と言う。
「仕事であれ、生活の問題であれ、一生かけて毎日のようにカベを見つけて
破るところに人生の進歩があると説く。」(「気骨」山岡淳一郎著)

 土光氏は、若者にこう語りかけるそうだ。
「 私は若い人たちに口癖のように『カベは毎日破れ』というのだが、
なかには『私にはカベがありません』という人がいる。
『そうか、ないか。君はジッとしているだけじゃないか。
立って動いてみろよ。動けばぶつかってカベが意識できる。
カベは行動する者にだけ見えるのだ』と 」(同著)

 生産者は毎年同じ作目を作っていても、その方法は、
毎年新しいことに挑戦している。いい物をつくるためだ。
今日、新しく考えたこと、新しく試したことは何だろう。

( 少しでも by 農園主 )

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夏太り
2013/08/19(Mon)
 毎日、汗だくになっているのに、夏の間に少し?お腹が出て来た。
冬のいちご狩りシーズン中は、作業用のカーゴパンツのウェストが
拳ひとつ半くらい緩くなっていたのだが。

 不思議に思っていたら、面白い記事を見つけた。
「夏ヤセすると思われがちだが、夏は脂肪を燃やして熱を作る必要がなく、
自然に体が消費するカロリーである基礎代謝が下がる。」(日経新聞)そうだ。
加えて、好物のそうめんは、
「製造過程で油が使われており、あっさりのつもりが思わぬ高カロリー」だという。
しかも、ビールは高カロリー&食欲増進だ。
「基礎代謝を上げるには運動するとよい」(同紙)と言うが、
この暑さではかえってビールの消費量が増えるだけかも知れない。

( 今が蓄え時 by 農園主 )



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アランのこと ( 夏休み編 )
2013/08/18(Sun)
 毎日、ガムシャラに草を食べている。
ヤギは暑さに弱いと聞いていたので心配していたが、
夏バテの様子はない。
食べながら時々、草の上に横になって気持ち良さそうにごろ寝している。

[写真]草を食べてお腹がいっぱいになったアランがの寝転んでいるところ
[食べる]

[写真]アランが草を食べようと首を伸ばしているところ
[寝る]

 彼のお腹は夕方にはポッコリと膨れるのだが、これは4つの胃袋のせい。
牛と同じように2つで貯蔵し、2つで消化する。
そして、翌朝にはぺったんこに戻っているから、うらやましい。

( こちらは夏太り by 農園主 )


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ぶらっと房総 ( 上総湊 海水浴場 )
2013/08/17(Sat)
[写真]富津・上総湊海水浴場の様子

 居心地のいい静かな海である。
農園からは国道127号を車で20分ほど南下した距離だ。
海の透明度は特別高いわけでもない、砂浜も白くはない。
極めて、地味でローカルな海岸である。
何もない海なのだが、そこがいい。
 
 人は少なく、波は穏やかだ。
つい、ぼぉーとしたくなる海岸である。
中2と3歳の甥っ子たちは、素足の砂の暑さに跳ね、
笑いながら、海に入っていく。
満喫の海なのだった。

 家族連れが距離感と節度をもって、各々楽しんでいる。
だから、ゴミなど見当たらない。
市営のシャワー施設があるので、帰り道も爽快だ。

( たまには房総もいい by 農園主 )


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これ、いいね
2013/08/16(Fri)
 最近、ちょっとした衝撃を受けた食べ物が、
ミニトマトのポン酢&砂糖漬けだ。

[写真]ミニトマトのポン酢&砂糖漬け

 シンプルだが、朝のサラダの一品としてもいいし、
風呂上りのビールとのコンビネーションもいい。
酸っぱいものがあまり得意ではないのだが、これにはハマった。
中から小なりのトマトがお薦めである。

( 一口の食感がいいから by 農園主 )

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元気デスカ
2013/08/15(Thu)
 連日の猛暑を楽しむかのように苗たちは元気だ。
葉先はピンと上を向き、肉厚で色つやともにいい。
「元気があれば、何でもできる」
育苗ハウスに入る度に励まされているようだ。

[写真]かなみひめの葉っぱの様子

 昨シーズンあれだけ苦労した「かなみひめ」の状態もいい。
水・栄養のバランス、そして病害虫の駆除、
去年の失敗が少しは活きているようだ。
ただし、この表情もすぐ変わりうるから、
油断大敵。。。なのである。

( この瞬間が楽しくもある by 農園主 )

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2時間コース
2013/08/14(Wed)
 朝の水遣りに2時間かかるようになった。
2人で手分けしてこの時間なので、
育苗ハウス1号と2号の両方を1人で水遣りすれば、
4時間かかる計算だ。
 暑さで土が乾きやすくなっている上に、
苗が育ち始めて土の表面が見えにくくなってきたため、
ポットに確実に水を入れる手間がかかるのが理由だ。
ホースを引っ張って、こっち側からかけた後は、
今度は向こうからとできるだけ苗の近くから水を遣る。

[写真]育苗ハウス2号の様子

 その後、アランのバケツの水を替える。
そして、クロちゃんのタライの水を替える。

( 最後にカルピスをいただく by 農園主 )


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ウドの大木
2013/08/13(Tue)
 お隣さんに植木屋さんが住んでおられる。
「庭の木、近いうちに刈ってやっから」
70歳を超えた親方が、先日そう言っていたと思ったら、
猛暑の中、生垣から庭の木までアッと言う間に、
小ざっぱり見事に剪定してくれた。
大家さんと懇意であることから、恒例行事になっているそうだが、
この景観を創るのだからアーティストだ。

[写真]きれいに刈り込まれた自宅の生垣の様子

 初めて知ったのだが、刈った後の枝葉を片付け始めると、
これが結構な重労働なのに驚いた。汗がゲリラ豪雨のように流れる。
 
しかし、アランは狂喜乱舞。農園にはない草木に大喜びだった。
特にウドの葉が気に入ったようである。

( 大木でも役に立つ by 農園主 )


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Music
2013/08/12(Mon)
 植物は音楽を聴けるのか?
 「クラシック音楽が、どうやら生育にいいらしい」
本当なら優雅な話である。
 「レッド・ツェッペリンは、ドラム音が生育に悪影響がある」
ここまで来るとマユツバだ。
 実は、どちらも真面目に検証した研究論文が過去にあるが、
データサンプル数が少なかったり、スピーカーの熱が生育に影響していたり、
残念ながら信頼に足る実験的証拠ではなかったそうだ。

 アランは、仲間を呼び、仲間の声を聞きたい。
クロちゃんは、声は発しないが、周囲の音にはいつも警戒していたい。
進化の過程を考えても、植物に聴こえたい欲求はないと考えられる。

 「真に科学的な研究によれば、いまのところ、いわゆる音楽は植物に
影響しないと言っていい」(「植物はそこまで知っている」ダニエル・チャモヴィッツ著)
これが現時点での解釈だそうだ。

( それでもこっそり踊っていてほしい by 農園主 )

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夏休みの宿題
2013/08/11(Sun)
 農園から少し離れた小学校の先生から、先日お電話があった。
「3年生が夏休みの宿題で農園に訪問したいというのですが、
よろしいでしょうか?」
“君津の自慢を調べる”という課題で、
当園に来たい生徒がいるということだった。
もちろん、断る理由はない。

 うだるような暑さの今日、子供たち2人が親御さんと共に来園。
皆で大汗をかきながらの勉強会となった。

「夏の間は、どんなお仕事をしていますか?」
「12月から食べてもらうイチゴの苗を3月からずっと育てているよ。」

「お仕事ではどんなことが一番難しいですか?」
「イチゴがしゃべってくれないことかな。のどが渇いたとか、
お腹すいたとか、皆みたいに言ってくれるといいのだけどね。」

 育苗ハウスに案内すると、子供たちは、品種によって違う苗の
葉の色や形状を細かく見分けることができた。
純粋な観察眼には驚く。

 苗を見学されたお母さんが「1年中大変なのですね」と言われたので、
「そうですね。でも、仕事ですから。
お母さんやお父さんのされていることと同じだと思いますよ。」

 子供たちは黙って聞いていたが、帰宅した後は、
お父さん達は質問攻めになっているはずだ。
「仕事は、どんなことが一番難しい?」

( 来てくれた甲斐があるってもの by 農園主 )

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備えあれば
2013/08/10(Sat)
 夕暮れになって、縁側のサッシの鍵を直そうと思ったら、
暗くてねじ穴が見えない。
手にした懐中電灯は、電池が切れて使えない。
電気ランタンを探すが、どうやら引っ越しの後、
押し入れに仕舞ったらしい。見当たらない。
汗だくになって、何とか見つけた。
意地になったのは、先日の大地震警報の時に、
あまりの不用意さに気が付いたからだ。

[写真]コールマンの電気ランタンが点灯しているところ

 気象庁は誤報に頭を下げていたが、
地震の備えを見直すいい機会になった。
あの時、「大地震が来ます」と警告されて咄嗟にやったことは、
大股で踏ん張っているだけだったからだ。

 災害グッズとして、リュックには簡易トイレを大量に入れてある。
これは東京に住んでいたころに準備したものだ。
今となっては無用の長物。農園の周りは土と草の一面だから。
リュックの中身も見直そう。

( 蚊取り線香かな by 農園主 )



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たわわ
2013/08/09(Fri)
 稲の穂が垂れ始めた。
「米つくりの歴史は雑草との戦いの歴史でもある。」
(「コメの基本」丸山清明著)
綺麗な穂に紛れて、よく見るとヒエが時々見られる。
田の水が浅いと出やすいそうだ。

[写真]隣の田んぼで稲の穂が垂れ始めた様子

 周りの田んぼでは、穂の中に分け入って、
ヒエ抜きをしている姿が見られる。
足場のぬかったところで腰を曲げてする重労働。
気づくのは、この仕事をしているのは、
決まってお婆ちゃんたちであること。
手抜きをしない姿勢に脱帽する。

( バテたなどと言ってられない by 農園主 )

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猛暑がチャンス
2013/08/08(Thu)
 本圃ハウスを閉め切って室内温度を上げる。
中はサウナのようだ。
高設ベッドの土を熱で消毒するのである。
黒マルチで覆ってあるので温度の上昇は速い。

[写真]本圃ハウスの高設ベッドに熱消毒用の黒マルチを張った様子

 土中温度が50~60℃で病害虫は駆除できる。
48時間の熱消毒が目途とされる。
折からの猛暑でチャンス到来だ。
土中の温度計は62℃を指していた。

( 外気が涼しく感じる by 農園主 )

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クロちゃんです ( 孤高からアイドルへ 編 )
2013/08/07(Wed)
 日中の暑い時間は水に潜っているが、
朝夕はよくこちらを見上げるようになってはいた。

 その日は突然やって来た。
なにやら、餌を探しているように首を伸ばしながら泳いでいたので、
いつものように「餌だよ」と声がけをして目の前に置いた。
すると、その小さな粒をパクリ、パクリと食べ始めたではないか。
今まで、こっそり独りで食べていたのに。

 さらに、まだほしそうに、つぶらな目で見上げている。
とっておきの乾燥「川エビ」をあげてみると、これもよく食べる。
しかも、手からだ。
 小さな口を思いっきり開けて食べる様子は、さながらガメラの赤ちゃんだが、
何とも愛嬌がある。
アランに続く人気者になりそうな予感だ。

[写真]カメのクロちゃんが餌を見つけて近寄ってくるところ

[写真]カメのクロちゃんが餌を食べようと首を伸ばしているところ


( 指に口があたると感動する by 農園主 


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ポットにポン
2013/08/06(Tue)
 苗のポットに肥料を入れた。
昨年よりも10日早い施肥である。

[写真]
["ポットにポン"という名の肥料を施した様子(右隅にある白い固体)]

 昨年は、ただでさえ花芽分化(花になる芽が形成されること)が
残暑で遅れがちな環境だった上に、チッソ成分(肥料)の低減が遅れてしまったので、
開花、結実時期が遅れた。
そのため、農園のいちご狩りオープンはクリスマスの予定から、
大晦日に遅れたのである。

 この反省を踏まえての施肥なのだが、残念ながら、
この肥料管理だけで分化が誘導できるものではない。
分化は、短日(日照時間が13時間以下)と低温遭遇(25℃以下)、
この2つの条件が積み重なることで決定されていくものであり、
チッソ低減はあくまで補助的な位置づけになる。
日照時間は暦、気温はお天道様が決める。
人間ができることは、微力ということ。

( それでも by 農園主 )

 
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ランチの王様 ( 揚げ餃子 in 浜奈食堂 )
2013/08/05(Mon)
 農園からは近いのだが、隣町の木更津市になる。
「うちの餃子は、この焼き方です」
少し強面の若大将が言う。
地元でも評判の揚げ餃子である。
知らなければ通り過ぎてしまうような定食屋さんだが、
平日の昼時も、若い男性からおばあちゃんのグループまで、
広くない店はいっぱいである。

 近所の方から教わった店だ。
早朝に育苗ハウスで水遣りをしていると、
「バテないように、暑い日は美味しいものを食べておいで」 と。

[写真]木更津・浜奈食堂の揚げ餃子

 この餃子、揚げてあるというよりは油を多めに焼いている感じなので、
皮の食感はサックサク。
具は、キャベツ、韮(にら)、大蒜(にんにく)そして生姜がたっぷり。
それを醤油とラー油につけての白いご飯。
くせになる逸品だ。
「おいしいね」
そう言うと子供のような顔になる若大将だった。

( 餃子パイみたい by 農園主 )


※ 農園から車で約15分。
※ 店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12016578/

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口笛
2013/08/04(Sun)
 たまに調子がいい時には、ディーリングルームで口笛を吹いていることもあった。
周りの変な雰囲気に気が付いて、止めたことを思い出す。
職場では相応しくないということだ。
周囲に迷惑なら言語道断だが、現場の雰囲気をよくする場合もあるかもしれない。

[写真]すべての子苗が独り立ちした育苗ハウス1号の様子

 9日間かけて、子苗を鋏む(切り離し)仕事が終了した。
暑いハウス内に、時折、爽やかな風が少し入る。
「風が吹いている~♪」
口ずさまずにはいられない。
その先の歌詞が中々覚えられないが、気持ちのいい職場には違いない。
さて、次の仕事。

( いちごがかり by 農園主 )

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アランのこと ( トイレ編 )
2013/08/03(Sat)
 草を食べるので大きい方は無臭、黒豆のような粒である。
いつでも逃げられる態勢でいるために、ためることはなく、
ポロポロと常時排出している。
これを一ヵ所でさせるのは無理だ。
一方で、オシッコはここ最近覚えたようである。
躾ければできるとは聞いていたが、自分の小屋の中では、
決まった場所でするようになった。
きっかけはわからないが、毎日小屋を掃除している嫁に
「トイレはここでね」とお願いされていたことが効いたか。

[写真]小屋の前で餌を食べていたアランが振り返ったところ

 これまでは、小屋に迎えに行くと入口でしてしまっていたのだが、
ワラを敷いた場所に自ら戻ってすます。
そして、「お待たせ」と言わんばかりに
尻尾を振って寄ってくるのである。

( 品よく愛らしいのである by 農園主 )


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接触
2013/08/02(Fri)
 作物は手をかけるほどいい物ができる、そう思いがちだ。
しかし「1日に3回、葉を少しなでるだけで、背丈は低くなり、
開花が遅れる」という。
( 「植物はそこまで知っている」ダニエル・チャモヴィッツ著 )

 かわいがり過ぎてもいけないのだ。
植物は、自分が暮らす環境を感じ取る。
たとえば、「山の尾根の高いところに育つ樹木は強風にさらされることが多い。
そうした樹木は枝の成長を制限し、幹を太く短くするような育ち方をして、
環境ストレスに適応しようとする。」

 同じように、接触を植物は感じているそうだ。
「毎日さわられる、というのは植物にとって外界が異常に乱れていることを
意味する。そうした環境においては生長を抑えるという防御的な姿勢をとったほうが
生き延びるチャンスは高まる。」

[写真]独り立ちした子苗(紅ほっぺ)を真上から見た様子

 師匠は、「9月に入ったら、イチゴの葉かきをしてはいけない」という。
9月下旬の花芽分化まではそっとしておいた方がいいとの教えだ。
「イチゴが構うなって言うからね」

( イチゴから直接聞いたらしい by 農園主 )

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