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達磨開眼
2013/05/31(Fri)
 本日、最後の収穫を終えて、レジを完全に閉めた。
シーズンの営業終了である。
開園時の目標であった、
「二人で皆勤賞を取る」は達成できた。

[写真]両目を書き入れたダルマさん

 寒い冬の間、一度も風邪をひくことなく、
元気に乗り切ったので、プロとしての第一歩は
踏み出せたと思っている。

( しもやけにはなった by 農園主 )



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日独伊の出会い
2013/05/31(Fri)
 君津に移住した2年前からずっと気になっていた店だが、
訪れる機会がなかった。
Silver Bird」 は、伊製のオートバイ(DUCATI)を扱う店だ。
通りすがりに展示車を遠目に眺めてはいたが、店の入り口がわからなかった。

 先月から愛車のバッテリー交換をしたかったのだが、
この独製のバイクは、バッテリーがタンクの中に潜っているだけでなく、
その形状も特殊であり、自前では無理だ。東京まで持っていくか。。。
近所のホンダのバイク屋に相談してみたら、ここを紹介してもらえた。

[写真]元気になって戻ってきた農園主のバイクが農園に駐車しているところ

 ご主人は、29年前にこの店を始める前は、
フリーのグラフィック・デザイナーをしていたという。
無類のバイク好きが抑えられず、転身したという。
販売することよりも、創ることが好きだと言い切る。
だから、エンジン以外を自分でデザイン、設計、作成し、
オリジナルのバイクを創り上げる。
この筋では、有名人だった。東京、神奈川からはもちろん、
全国から飛行機に乗って訪ねてくるらしいのだ。
灯台下暗しだった。

( 君津って、すごい by 農園主 )


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FELIX
2013/05/30(Thu)
 来月、引っ越しをすることになった。
農園の近くに越すことになるので便利になる。
今まで、何度も引っ越しは経験しているのだが、
その度に荷物が多いと引っ越し業者には感心?されてきた。

 今回は頑張って整理して行こうと、早速衣服の選定から入る。
君津に来てこの2年で着ていない服は処分すると意気込むが、
やはり、気持ちの入っている物は捨てられない。
着心地のいい服は決まっている。それが古くても、よれていても。。。
27年前のTシャツもある。

[写真]27年前から着ている FELIX のTシャツ

 まだまだ出てくる。
スキーウェア。イチゴのシーズンと重なるので当分は無用だが、いずれは。
テニスウェア。時間がないが、いつか再開したい。
ランニングウェア。機会あればマラソンに再挑戦したい。
こうやって、タンスの肥やしはそのままとなる。

( 次は書籍の山が待つ by 農園主 )

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農家と2頭のオートバイ
2013/05/29(Wed)
 農家とオートバイの相性は、よくないと言われる。
農家は、晴れの日は仕事で、雨の日は休みになることが多いが、
雨の日はオートバイにも乗れない、というわけである。
 残念なことに、イチゴ農家はもっと悪い。
シーズン中はハウス内の仕事だから、雨だろうが大雪だろうが、
いつも仕事はできる。無休である。
だから、この半年はに乗れなかった。。。のである。

 今日の午後、久しぶりにドキドキしながらエンジンをかけた。
 「キュリュキュリュ、キュリュ」
 「キュリュ、キュリュ」
心地いいトルク音が、何時までたっても聞こえてこない。
心配した通り、エンジンは休眠してしまったようだ。

 仕方なく、JAFにバッテリーのチャージを頼むことに。
1150ccの大型バイクは、すぐさま息を吹き返したのだが、
もう1頭の250㏄のバイクは寝たまま。
明日、近所のバイク屋さんに連れていくことになった。
オートバイも、イチゴと同じように世話をしないとへそを大きく曲げる。

( スマン by 農園主 ) 


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「農」を考える ( 値決めについて )
2013/05/28(Tue)
 株式、為替相場が大荒れだそうだ。
目立たないが、債券相場も相当激しい。
「何をいくらで、どれだけ買うのか、売るのか」
ディーラーは常に判断を求められている。
きつい仕事に違いないが、
企業経営者は、比較にならないスケールの判断を要求される。
損失限度額やリスク保有量を自ら決めるからだ。

 翻って、農家。
皆が個人事業主だから、同じことが求められているはず。
「イチゴをいくらで、どんな方々に買っていただくのか」
市場の価格は参考にするが、自分の生産コスト、労働力と利潤から値決めをする。
その努力を続けなければならない。
市場価格の商品はスーパーに並ぶ。それと何が違うのかが問われる。
価格の設定は、経営の意思表示でもある。
シビアだが、商人からすれば当たり前の話かもしれない。

( 農家一年生の実感だ by 農園主 ) 
 

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ドウガネブイブイ
2013/05/27(Mon)
 目下の最大の悩みは、コガネムシである。
随分と呑気な、と思われるかもしれないが、
彼らはイチゴの葉を食い荒らすだけでなく、
その幼虫は、根を食い散らすので被害は深刻なものになる。

[写真]ドウガネブイブイに葉を食べられてしまった親苗の様子

 朝昼版と1日何度も、育苗ハウスへ捕獲に向かう。
害虫の名は、コガネムシ科ドウガネブイブイ、
カナブンと似ているが、頭の格好が丸いところが特徴だ。
子供のころは、ただの地味な昆虫と思っていたのだが、
イチゴ農家になれば、害虫になってしまうから、
なんとも身勝手な話ではある。
 ちなみに、カブトムシも同じコガネムシ科になる。
指で掴んだ感触はカブトムシと似ているが、
違うのは、ブイブイはすぐ死んだふりをすること。
葉から落ちて、ポトッ、コロッと平気で仰向けになるのである。

( お互い必死なのだ by 農園主 )


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サボテンの花
2013/05/26(Sun)
 本日をもって、今シーズンのいちご狩りの営業を終えた。
昨年12月に初めてできたイチゴの赤い実を見た時は、
思わずグッとこみ上げるものがあったが、
それからあっと言う間の5か月間であった。

[写真]BAHATI からいただいたサボテンの花が咲いたところ

 サボテンの花が咲いた。
開園祝いにBAHATI (バハティ) からいただいたものである。
「よく頑張った」と労ってくれているのかと思いきや、
花言葉は、「燃える心・秘めたる熱意」だそうだから、
「明日からは、来シーズンの準備に取り掛かれ」という意味のようだ。

( 言われなくてもっ by 農園主 )

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5月の空と風
2013/05/25(Sat)
 朝晩は涼しいが、すでに初夏の陽気を感じる。
日中のハウス内は換気をしていても暑い。
 だからこそ、風が心地よい。
この時期は、ハウスの外にベンチを置いて、
外でいちごを食べてもらっている。

[写真]青空の下、正面から望むポレポレ農園の様子(白い受付ハウスと木の看板)

 「暑いねー」といちごを持ってハウスから出てきた家族が、
「甘ーい」と「涼しいー」になる。
小さなことが、ここでは幸せと感じることができる。

( 5月の楽しみ方 by 農園主 ) 


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まだまだ?そろそろ?
2013/05/24(Fri)
 イチゴとの対話ができるようになりたい、師匠のように。
それが、目下の目標である。
日々の観察力の積み重ねが、それを可能にするのであろう。
これまで、そのシグナルの多くを逃してきた。
今だから、反省できることである。

[写真]まだまだ大粒のやよいひめ

 5月も終わろうとしているが、いちご達はいい実をつけている。
彼らがやる気満々である限りは、いちご狩りのシーズンを終了する理由はない。
幕引きを決めるのは我々ではなく、彼らだ。
 正直に言うと、昨日まではまだまだやる気と思っていたので、
肥料の追加注文をしたところだ。来月もいくぞと。
 確かに、今週末はいい状態にある。
しかし、来週末までこのままいける?
「。。。そろそろ、限界かな」
今日は、なんとなくそんな声が聞こえた気がする。

( フィナーレ間近 by 農園主 )


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ランチの王様 ( 豚のスペアリブ in キッチン・オイシッタ )
2013/05/23(Thu)
 スペアリブと言えば、トニーローマを思い出す。
タレで手がべたべたになるのだが、これがやみつきになる。
いかにもアメリカン・テイストであるが、
こちらは和風仕立ての一品だ。

[写真]君津にあるキッチン・オイシッタ の 'スペアリブ'

 上品ながら輪郭のはっきりした味が、しっかり肉の中に浸み込む。
柔らかすぎず、硬すぎず、ころあいのいい焼き加減。
手で食べても汚れないところもいい。
 オイシッタとは、「おいしいものを作るおじさん」という意味だそうだ。
シェフのことを、姪ごさんがそう呼ぶことに由来していると聞いた。
ちなみに、2歳の我が甥っ子は「いちごのおじさん」と呼ぶ。

( そのままだ by 農園主 )


※農園から車で約4分(徒歩約10分)。
※店舗情報 : http://tabelog.com/chiba/A1206/A120603/12001116/

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ベア・ハウスの脇で
2013/05/22(Wed)
 本圃のベア・ハウスの西側には広い土地がある。
来園されたご家族は、この場所でアランに草やりをしたり、
凧揚げで遊ぶことが多かった。
今、ブルドーザー2台と大型ユンボが縦横無尽に動き回っている。
土を入れて、整地が始まったのである。
ここは、元々田んぼだった土地、それを本格的に畑に転換するため、
市内の河川砂が、大型ダンプで次々と運搬されてくる。

[写真]ベアハウスの隣の畑にブルドーザーで土を入れ始めた様子

 「またハウスを建てるの?」
近所の方々から聞かれる。
 「とんでもない、死んじゃいますよ。これ以上働いたら。」
そう答えると、皆さん笑って頷く。
我々が、朝から晩までハウスにいることを知っているからだ。

[写真]ベアハウスの隣の畑を整地するブルドーザー2台

 そうは言っても、この畑の有効活用をあれこれと考えることは楽しみでもある。
アランの遊び場をつくろうか。
畑には、何を植えてみようか。枝豆か、とうもろこしか。

( 文字通りサイド・ビジネスである by 農園主 )


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続・モーニング苺
2013/05/21(Tue)
[写真]5月21日 朝7時 の 紅ほっぺ (ヘタの部分が盛り上がり完熟したところ)

 4日間かけて、食べ頃に熟れた。 (5月17日ブログ記事「モーニング苺」
明日からいちご狩りを再開する。
この実もどなたかのものに。

( 本望である by 農園主 ) 

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アランのこと ( ミックとアール編 )
2013/05/20(Mon)
 フレンチブルドッグの兄弟「ミック」と「アール」が来園。
ご主人様からその様子を写真で送っていただいた。
動物好きがよくわかるショットをご紹介。

 ご主人様たちが、いちご狩りを楽しむハウスの前で興味津々の二匹。
そして、アランとの出会い。
犬にはいつも頭突きを食らわすアランなのだが。。。
こんなフレンドリーな挨拶は初めて見る。

[写真]ご主人様が入っていちごハウスをのぞいているフレンチブルドッグのミックとアール

[写真]フォトジェニックな子ヤギ・アラン

[写真]子ヤギ・アランがフレンチブルドッグのアールにキスしているところ


( 顔が気に入ったみたい by 農園主 )


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釣りとディーラー
2013/05/19(Sun)
 「また、行きまーす」
相場関係者が、電話を切るときに決まって使う言い回しだ。
多分、ブローカーとのやり取りから始まった言い方だろう。
「また、電話します」という意味合いかと理解している。

 証券会社にいた頃の後輩が来園、当日の朝にケータイが鳴った。
 「すいません、渋滞で。。。遅れそうです。」 
 「了解。気を付けておいで」
 「ありがとうございます。 また、行きまーす」
何年振りかに聞く懐かしいフレーズに、思わず笑った。

 彼は、当時新人でチームに加わった。
寝ぼけた相場観を述べた後、上司の相場観を聞きながら、
居眠りをするタフ・ガイだったが、その一方で、財務分析の能力は秀でていた。
将来は、調査やリサーチの仕事が向いているかと思っていたが、
今や、バリバリの為替ディーラーになっているようだ。
 「外にランチなんて、年に1度あるかないかですよ」
水を得た魚のような敏腕ディーラーのコメントだ。
今思えば、あの釣好きの性格はその片鱗だったのか。
ルアーを狙って投げ込む姿は、結構格好いいものがあった。

 その彼、昼過ぎになっても来ない。「また、行きまーす」と言ったきりだ。
聞けば、アクアラインで事故渋滞があり、大そう難儀したそうだ。
その間、いちごを食べるため、アイスだけでしのいで来たという。
普段の昼抜きの成果がここで出た。
到着していちごをたっぷり食べ、アランと戯れる。
そして、やっぱり千葉の美味しい魚の店に寄りたいと、
二人で出かけて行ったのであった。

( セリカの爆音とともに by 農園主 )


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「農」を考える (攻めの農業について)
2013/05/18(Sat)
 安倍首相が成長戦略のひとつとして「攻めの農業」を公表した。
生産や輸出の拡大を進めるという。農業の活性化に異論の声はあるまい。
 農業問題で必ず出てくる議論が、休耕地の有効利用であるが、
今回もこれらの農地を集約することが強調されている。
「大規模農家」を創出し、効率的な農業を目指そうというものだ。
耳障りのいい意見なのだが、農家として、どうも合点がいかない。
点在した農地を集約するのには意味があろうが、
短絡的な規模の拡大はどうなのか。。。

 当園は2人で2反(2000㎡)のハウスを運営している。
師匠に言われた通り、マックスの広さを実感。
気を抜くとすぐに手入れが行き届かなくなるからだ。
 一方で、来園者が増えるに従い、イチゴの実が足りないこともあった。
ならば、ハウスを増設する?
人を雇用し面積を拡大するという経営判断もあるのかも知れない。
しかし、たとえ人手を増やしたとしても、
自分達自身の目が行き届かなくなることは間違いない。
目の数は増やせないから、手抜きになる恐れがあり、
その先には、残念ながら品質の劣化が待っている。
農業の難しいところは、生産性の向上にありそうだ。
工場のように、あるいはレストランのように、
同じものが作れる機械やレシピがあれば増産は容易い。
企業の農業ビジネス参入が成功しないのは、この点にあるかも知れない。

 日本の農作物の特長が、安心・安全で手の込んだ食味にあるのだとしたら、
農政の向いている方向は、反対のようで気になる。

( 勝負するなら得意分野で by 農園主 ) 


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モーニング苺
2013/05/17(Fri)
 朝方の「紅ほっぺ」の実は、夕方にはこの通り色づく。

[写真]朝方6時の紅ほっぺ
[朝方6時の紅ほっぺ]

[写真]夕方6時の紅ほっぺ
[夕方6時の紅ほっぺ]

 気温が高くなってきているので、赤くなる速度は早い。
その分、ハウス内でのいちご狩りは暑くなってきているとも言える。
 そこで、今週末から開園時間を早め、8時から始める。
できるだけ涼しい時間に楽しんでいただきたいからだ。
5月の爽やかな風が、気持ちいいはず。

( 早起きのすすめ by 農園主 )


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子供目線
2013/05/16(Thu)
 高設栽培のいいところは、
立ったままいちご狩りができるところだ。
作る我々にも作業が楽であるという最大のメリットがある。
子供にとっては、その目線に赤い実がずらっとなっているのであるから、
はしゃぐのも解る。パラダイスだ。

[写真]下から見上げたいちごの様子

 「2歳なのですが、手は届きますか」
お母さん方から時々聞かれる。
高さは85㎝前後、果房の長さ次第ではいけるはず。
届かない場合は、こんな視界になる。

( いちごのシャワー by 農園主 )


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社員証
2013/05/15(Wed)
 会社に入社した頃は、社員章が主流だった。
スーツの襟に付けるバッジだ。(これが何ともセンスのない代物だった)
それがいつの間にやら、社員証になり、しかも磁気入りとなった。
ディーリングルームへの出入りも、それをかざさないとドアが開かない。
うっかり、机に忘れてトイレに出ようものなら席に戻れない仕組みだ。
ケータイで新人に「ヘルプッ」と連絡する。
彼らは、忙しくても走って開けに来てくれるから、
この瞬間は何とも頼もしかったものだ。

 郵便局に不在連絡票を持って出かけた。
アマゾンで買った本の届け先を自宅ではなく、農園の住所にしていた。
仕事中で受付ハウスに不在だったのか、ポストもないため、
書籍は郵便局に戻ってしまった。
 窓口で連絡票と免許証を出したが、
 「免許証と住所が違いますので、ポレポレ農園の方だと証明できるものが、
 何かありますか」
担当者にそう言われる。
先方は、間違いのないように本人に届けることが仕事なのだから、
ごもっともな話である。

 「間違いなく農園の者なのですが(二人しかいない)、例えばどんな証明ですか?」
 「そうですね、例えば社員証とかあれば。。。」
 「。。。すいませんが、再配達をお願いしますっ」

( ハウスの鍵は、つっかえ棒だ by 農園主 )


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育苗ハウス2号
2013/05/14(Tue)
 来シーズンの苗を育て始めている。
仕事場は、いちご狩りをする本舗ハウスとは別棟の育苗ハウスになる。
昨年は、育苗ハウス1号で「かなみひめ」と「やよいひめ」の苗を育て、
残りの2品種は、師匠のハウスで育ててもらった。
今年は、全ての苗を育てることに挑戦する。
もちろん、困ったら師匠にすぐ教えを乞いにいく予定なのだが。。。
育苗ハウス1号だけでは、スペースが不足なので、
育苗ハウス2号をセットアップした。

[写真]育苗ハウス2号に親苗たちが並んでいる様子

 今年も4品種に挑戦するが、ラインアップは少々変わる。
人気だった「かなみひめ」「やよいひめ」と定番の「紅ほっぺ」、
そして新たに「おいCベリー」が加わる。

 散歩で通りかかった人から「おっ、植わったね」と声をかけられる。

( いよいよなのだ by 農園主 )

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ランチの王様 ( 大海老天丼 in おすしやさん魚忠 )
2013/05/13(Mon)
 会社勤めのころから、昼飯は楽しみのひとつであった。
忙しくなると、サンドイッチをつまみながらの昼の会議が多くなったので、
その分、外で好きなものを食べられるのは、シアワセなのだった。
 チームの若いメンバーに「今日は何を食べに行くか、決めていいよ」と
たまには譲ると、「えー、何でもいいですよ」と大抵返ってくるのが、
不思議でならなかった。

 君津に来て2年、昼ごはんの店はまだまだ未知の店が多い。
師匠の知り合いの方から紹介された店に寄ってみた。
「おすしやさん」という店名のお寿司屋さんである。
今回は二回目になる。
前回は、ランチメニューのネギトロ丼をいただいた。
味とボリュームに満足して帰ったのだが、
その時にメニューでちらっと見た「大海老天丼」が気になって、
今回は狙い打ち、張り切って出かけた。

[写真]君津・おすしやさんの

 本当に大えび、ぷりぷり。
これが1260円。お値打ちだ。
普段のランチにしては少し高いが、東京駅界隈なら倍以上でもいい代物。
サラリーマンの行列が出来そうな一品だ。
満腹感で、うとうとする。

( サラリーマン時代と同じ by 農園主 )


※農園から車で約11分。
※店舗情報 : http://r.gnavi.co.jp/d0b9eeu90000/

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大先生(おおせんせい)
2013/05/12(Sun)
 君津市内に都内からの来院も多い動物病院がある。
大先生は、長野県から来られた初代の先生で、
市内の牛や豚やヤギのほとんどを診ていたそうだから、
当時の農家で知らない人はいない。
大先生は文字通り、引っ張りだこだったそうだ。
嵐の日、夜中に牛のお産で呼ばれたが、
物凄い雷で立ち往生したという昔話を懐かしそうにされた。
「それが今のポレポレ農園の前だったな」と笑って言われる。
 
 ヤギで心配な病気に「腰麻痺(ようまひ)」がある。
蚊を媒介して寄生虫が体内の神経を侵す。
歩行困難になり、生命の危険がある。
この病気からアランを守らねば。
しかし、普通の動物病院ではヤギは診てもらえない。
犬猫の小動物ではないからだ。

 大先生が、その予防薬を持って来園してくれたのであった。
近所ののぶ子さんの紹介だ。
二人がアランの命の恩人ということになる。

 感激のついでに、大先生に聞いてみた。
「アランは少し。。。太り過ぎですか?」
「この位は普通だよ」
大先生は深く頷いて言ってくれた。

( 心配事が解消 by 農園主 ) 

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母の日の円安
2013/05/11(Sat)
 日銀の「異次元緩和」を契機に円安が進行しているそうだ。
輸出企業は、突如として軒並み増益に転じている。
何かヒット商品が生み出されたわけではないらしいが、
兎も角、株高は演出され、にわかに熱狂的な雰囲気である。

 明日の母の日は、子供たちが小遣いを握りしめて花屋に向かう日。
カーネーションの値段は2割高になっていると聞く。
半数は海外(主にコロンビア)からの輸入物だからだ。
それぞれにそれぞれの円安がある。
だから、浮かれてばかりもいられない。
 持っていた外貨預金はわずかだったが、
安倍政権前に全額解約済みだ。

( 。。。ショック by 農園主 )



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5月のかなみひめ
2013/05/10(Fri)
 暑くなってきたハウス内で仕事をしていると、
汗が背中を流れる。
3時におやつを差し入れてくれた近所の方から、
「疲れた?」と見破られてしまう。
しかし、イチゴは疲れを知らず、生き生きとしている。

[写真]真っ赤に熟した大粒のかなみひめ

 GW後、ご予約の電話が静かになった。
この時期は閑散期になるとは聞いていた。
 「5月のイチゴは期待できないから」
お客様の声も聞く。
この誤解を解くのは、生産者の責任。
イチゴは、寒い冬の時期にも今の爽快な季節にも、
変わらず精一杯の実を生らしている。

( 啓蒙活動の開始 by 農園主 )

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アランのこと ( カカト編 )
2013/05/09(Thu)
 雑草が日々、急成長している。
負けないくらいアランが元気だ。草刈りの主担当として大活躍である。

[写真]アランが首を伸ばして草をたべているところ

 土手を上り下りしている頼もしい姿に、ふと気付いたことがある。
「後ろ足の膝は、内側に曲がるものなの。。。?」
犬も猫も似たような足の形状だ。
調べたら、ここはカカトだそうだ。(「ゾウの鼻はなぜ長い」 加藤由子著)
 そう言えば人間も内側に曲がるのはカカトだ。
アランの後ろ足の膝を探したら付け根の辺りにあった。
「へ~っ、ここ」なのであった。
 調子に乗って、体中触りまくった。
指は4本なんだとか、耳の奥には人間と同じ凹凸があるんだとか。
その間、彼は黙って座っている。時々むにゃむにゃと反芻をしながら。

 すくっと立ち上がった彼を見ると、
知らぬ間に足が伸び、大人の男になりつつあることを知る。
生後8カ月。
1年間は体が成長すると聞いている。

[写真]足が長くなり大人っぽくなったアラン

( モデル立ち by 農園主 )


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二重奏
2013/05/08(Wed)
 育苗ハウスでは、来シーズンの親苗を育てている。
昨年のありとあらゆる失敗を思い出しながら、慎重に挑んでいる。
この苗の仕上がり次第で来年の味が決まるからだ。

[写真]育苗ハウス内に、親苗が並んでいる様子

 一方で、本圃ハウスでは「今」のいちごを世話している。
今月いっぱい、いや来月まで楽しめる実が目標である。
 したがって、この時期はイチゴを異なる時間軸で接している。
収穫と育苗の仕事が重複することを「大変だね」と言われるが、
この時間の厚みを実感することが、結構楽しかったりする。

( 仕事、好きでしょ by 農園主 )


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クロちゃんです ( 孤高のカメ編 )
2013/05/07(Tue)
[写真]カメのクロちゃん

 引っ込み思案がなかなか直らない。
普段の動作はあれだけのんびりしているのに、
人の気配に首を引っ込めるスピードは、瞬く間である。
毎朝、市販のカメ用の餌をひっこめた顔の近くに置いている。
「ご飯だよ」と声をかけるのだが、
こちらがしばらく見ていても顔を見せることはない。
いつも根負けして仕事に行く。
しばらくして戻るといつもきれいに平らげている。

 カメは視覚、嗅覚には優れ、聴覚もあるそうだ。
警戒音を聴くためである。(「カメのきた道」平山廉 著 )
しかし、鳴き声は出さないので仲間とコミュニケーションをすることはない。
無口なのである。

( いつ打ち解けるだろうか by 農園主 )


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春の挑戦
2013/05/06(Mon)
 GWが無事終了した。連休の間は休まず開園できた。
実の数が揃っていたからである。
味についても、
「この時期はね。。。正直あまり期待していなかったのだけど、
美味しくてびっくりです。」
リピーターの方が褒めてくれた。
春先には、アブラムシを始め様々な虫が、
いたずらをすることで、色や味が落ちたりする。
また、暑さで実が柔らかくなり食感が落ちたりもする。
品質を保つのは、寒くても暑くても楽な仕事ではないが、
及第点はもらえたようで、ホッとしている。

[写真]GWが終わりお客様が帰られた後のいちごハウスの様子(残っているのは、白いいちごだけ)

 イチゴの実はカラッカラになったが、
これは皆さまの満足感の表れとして、嬉しい眺めでもある。
もう一度仕込み直して、今月はもう少し営業を続けてみるつもりである。

( また明日から by 農園主 )

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リアリティ
2013/05/05(Sun)
 GWの連休を利用して遠方からご来園いただく方が多い。
泊まりがけでの関東満喫ツアーである。
昨日、新潟県から来られたご家族は、
なんと、ディズニーランドとポレポレ農園との組み合わせだ。
「楽しい思い出になりました」とメールをいただいた。

 ディズニーランドは、言わずと知れたエンターテイメントの巨人。
その「ホスピタリティ(心からのおもてなし)」は一流であり、
スケールには少々、、、差があるものの、当園が学ぶところは多い。
思い切って、当園と較べてみた。

 ビッグサンダー・マウンテン vs 竹馬
 ジャングル・クルーズ     vs カメのクロちゃん
 ピーターパン空の旅     vs シャボン玉
 スペース・マウンテン     vs 凧
 ミッキー            vs アラン

( ん、意外にいい勝負? by 農園主 )


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花も団子
2013/05/04(Sat)
 農園に咲くシロツメクサで、花の冠を編んだ方がおられた。
お嬢さんと看板の前で写真を撮って、そこに置いていってくれた。

[写真]ポレポレ農園の看板に飾られ<br>たシロツメクサの花冠

 その後、ここで写真撮影しようとするご家族は喜ぶ。
「あら、懐かしいわね」と大抵のお母さんは花冠を手に取って微笑む。
そして、お子さんの頭に載せての記念撮影になる。

 この花の葉っぱがクローバー。
花も葉っぱもアランの大好物である。
皆様がお帰りになった後は。。。

( 彼のご褒美に頂きます by 農園主 )


  
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社会の主役
2013/05/03(Fri)
 田植えが忙しい時期だ。
あちらこちらで、家族総出の大仕事が始まっている。

[写真]隣りの田んぼで田植えを始めるところ

 苗場から苗を運び、次々と田植え機に積む。
段取りのいる作業を指揮しているのは、
どの家でもおじいさん達だ。
田植え機を操るのもそうだから、頼もしい。

 当園では、3世代でご来園されるご家族も多い。
主役は、イチゴを楽しみにするお孫さん達。
喜んで支払をするのはおじいさん達。
ここでも、頼りにされているのがわかる。

 「高齢化社会」というと何やら将来を悲観する響きと感じていた。
人口構成上は、確かにその言葉通りになっていく。
でも、暗い社会を暗示するものではないことがわかる。
知力、体力、財力全てで、他世代を上回っているから、
社会の主役は、まだまだ彼らなのである。

( 次世代よ、続きましょ by 農園主 ) 


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