3つのなぜ
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2013/04/30(Tue)
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夕刻前、受付ハウス内で仕事を終えて友人夫婦と談笑していた。
そこへ小学生の女の子が、モジモジしながら入って来る。 「あのぉ、インタビューしてもいいですか?」 雑誌やラジオの取材経験はあるが、この手は初めてだ。 近所にある貞元(さだもと)小学校の5年生。 「貞元自慢」について調べるのが宿題で、 当園を選んでくれたというから、頑張って協力しようではないか。 「なぜ、この土地を選んだのですか?」 「なぜ、4つの品種を作っているのですか?」 「なぜ、アランはいるのですか?」 いい質問ばかりだ。 「陽当たり、おいしい水と空気があって、イチゴの成長(光合成)にいいから」 「いちご狩りに来た時に楽しかったでしょ。色々なイチゴの味があって、だから。」 「草刈りを手伝ってもらいたいから」 懸命に彼女はノートに書き留めていく。 出来栄えには満足そうであった。 「発表する日に授業参観に行ってもいい?」 聞いてみたが、 「う~ん、無理かな」 にべもない。 ( 先生、花まるを by 農園主 ) |
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Fun to Drive?
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2013/04/28(Sun)
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予想以上の渋滞になってしまったようである。
特に東京方面からは、首都高~アクアラインで事故もあったと聞いた。 予定より遅れて到着される方が多数おられた。 「5キロ進むのに、3時間かかりました。。。」 到着してため息をつくお母さんの脇では、 「いちごぉ、、、(まだある?)」 小さなお嬢さんがつぶやく。 朝一番よりは、さすがに実の数は少なくなってはいたが、 皆さん笑顔でハウスから出てくる。 そして、アランと仲良く戯れ、最近準備したシャボン玉で 楽しそうに歓声を上げる。 「帰りですか?また混んでいるでしょうけど、大丈夫ですよ。。。 運転するのは私ではないですからねっ」 この日のお母さん達の決まり文句であった。 ( 頑張れ、お父さん by 農園主 ) |
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逆さ三舟山
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2013/04/27(Sat)
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風のない穏やかな早朝。
田んぼの水面に三舟山が映える。 忙しくなる連休を前に仕事を忘れ、しばし佇む。 ![]() GWの天気は晴天での幕開けとなったが、 交通渋滞は各地で激しいと聞く。 ここ君津まで来ていただければ、喧噪を忘れ、 のんびりお過ごしいただける。 ( ポレポレ by 農園主 ) |
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お尋ねしたい事項
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2013/04/24(Wed)
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税務署から呼び出し通知を受けた。
「消費税の申告についてお尋ねしたいので、帳簿書類を持参して 木更津税務署まで来てほしい」という。 農園の開園準備で設備投資の金額が多額になったため、 消費税の還付を申請している。 その手続きや計理方法を何度も国税庁や税務署に確認してきたが、 呼び出されるとなぜか落ち着かないから不思議だ。 税務署に伺うと、担当者は顔馴染みの方だった。 「わざわざ、すいません。還付なので精査しないといけないものですから」 早速、持参した帳簿をめくっていく。 「課税仕入れの内訳は?」「土地改良費の内容は?」 こちらが、まごまごしていると、電卓を目まぐるしくたたいて、 当園の決算書を再作成している。 この時期は、署員20名で4万件をチェックしているというから、 残業も多いのだそうだ。 相手にするのは、我々のようなチンプンカンプンな人間ばかりであろうから、 その仕事の苦労は想像に難くない。 電卓をたたく手が止まり、数字が出た。 結果、こちらが申請していた金額よりも還付額は増えたらしい。 ( 正直者は報われる by 農園主 ) |
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レインコート
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2013/04/21(Sun)
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雨の日曜日。
開園予定時間の少し前に準備を終えて、ハウスから出た。 すると駐車場の向こうから、 かわいいレインコートを着た3歳位のお嬢さんが、 手を振って走って来る。 近づいてハイタッチ! 「もう少し待っててね」 「うん」 川崎から何度も来園いただいているご家族である。 さて当園では、皆様をご案内する前にその日のいちごの様子を、 少々ご説明するのが習わしなのだが、話の途中から、 「はやく、いちごぉ~」 モジモジしている子がいる。強烈な「巻き」のリクエストなのだった。 ( 子供は本当に正直。。。 by 農園主 ) |
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独りいちご狩り
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2013/04/19(Fri)
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居酒屋やバーで、一人で飲む男性は多い。
店員と会話を時々交わすが、 本を片手に持っていたり、パソコンを覗いていたり、 物思いに耽っていたり。 それぞれにスイッチを切り替える空間だ。 「お一人ですか?」 中年男性のご来園である。 「前にも来ていただきましたか?」と聞くと、 「そう、前回は娘と来たんだけどね。今日は一人で。。。 やよいひめが食べたくてね」 「ありがとうございます。」 カクテルを褒められたバーテンはこんな気分か。 しばらくしてハウスに入ってみると、 この方はベンチに座って、それこそ、 やよいひめをムシャムシャ食べている。 「うまいね」 いい顔である。 ( こういう切り替えもある by 農園主 ) |
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暫定首位
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2013/04/18(Thu)
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おかげ様で、開園してもうすぐ4ヵ月、
来園回数が3度目の方が何組かおられる。 嬉しいを超え、すでに身内のような気持ちである。 「えっ、私だけじゃなかったの?」 先日3度目の来園の方が、単独トップでなくてがっかりされた。 かわいい娘さんを連れたお母さんは、 いつもご友人を連れて遊びにこられる。 ところが、転勤で来月には、福岡に引っ越されるそうだ。 がっかりしたのはこちらだ。。。 君津に赴任されて、1年と少しと聞いていた。 「今年は、浮気せずポレポレさんだけですよ、 近くにあって本当に良かった」 そう言っておられた。 将来はまた、君津に赴任する可能性もあるという。 その頃は、お嬢さんはきっと母親似の美人に成長しているに違いない。 それまでに、腕は上げておく。 ( 必ずある再会を心待ちに by 農園主 ) |
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タンポポ
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2013/04/15(Mon)
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アランは、たくさんの来園者にいつも囲まれ、
可愛がられている。 「雑草は大抵食べますよ」とお知らせしているので、 子供たちはいちご狩りを終えると、せっせと草むしりをして、 次々にアランに食べさせて喜ぶ。 「あっ、タンポポ食べたぁ!」 一人の男の子が大声で叫ぶ。 すると、いっせいに他の子供たちが畑中に散り、 黄色の花を探し始める。 おかげで、畑がきれいになっていくのであった。 ( アラン効果 by 農園主 ) |
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嫁の奮闘
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2013/04/13(Sat)
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育苗ハウスで親苗たちに水遣りをして、受付ハウスに戻ると、
嫁が何やら両手を振り回すジェスチャーを交えて騒いでいる。 指差した方を見ると、投げ出された虫取り網の中に スズメバチが入っているではないか。 どうやら、大げさなジェスチャーは捕獲の様子だったらしい。 すかさず、スズメバチを踏みつぶしに行った。これは師匠譲り。 このハチは、大事なミツバチを襲うからだ。 春先は巣作りの時期なので、その攻撃性はそうでもないが、 秋口は数匹で巣箱をあっと言う間に全滅させるから恐い。 ミツバチたちは、アランと同じように守るべき家族だから。 ( よくやった by 農園主 ) |
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カリサーク
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2013/04/09(Tue)
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英国の帆船 「カティサーク」 が今朝、農園の受付ハウスに停船。
製作に10年の歳月がかかった大作がついに登場した。 GWに向けて、農園の新しい顔になるはずだ。 ![]() 偶然にも市内に住む英国人(小中学校の英語教師)の ご家族が来園。帆船を見るや、 「ワォ!カリサーク(カティサークがこう聞こえる)」 「ハンド・メイド デスカ?」 早速、親子で大喜びだ。 息子さんの入学式の帰りに寄ってくれた親子3人の胸には、 「ご入学 おめでとう」のワッペンがついていた。 週末には家族でサイクリングをするらしく、 当園が前々から気になっていたという。 「アタラシイ、デスネ。シッテイマス」 来日して13年になる先生は、私の転身に興味深々。 「must be Change of Pace」と勝手に納得している。 本当は、ペースは今も昔もあまり変わっていないのだが。 ![]() ( 旗にも注目 by 農園主 ) |
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4月の風
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2013/04/07(Sun)
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![]() 受付ハウス内から望む君津市上湯江。 春の嵐は収まった。 南風はまだ少し残っていたが、気持ちのいい日になった。 いよいよ春休みは終わり、新学期が始まる。 異動で新天地に赴任するビジネスマンもいる。 落ち着かない時節ではあろうが、 新しい風は、フォローに違いない。 ( だから、マイ・ペースで by 農園主 ) |
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全国ネット
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2013/04/06(Sat)
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告白すると、不義理をしている方々が大勢いる。。。
開園の報告をできていないからだ。 今朝のテレビ放映 「にじいろジーン」で農園の様子が紹介された。 様々な方から喜びの声が届く。 取材を受けて良かったな、と安堵している。 仕事が終わり、帰宅してから録画を見た。 アランが(身内ながら)かわいい。 イチゴもきれいに撮れている。 何より、「君津市 上湯江」と紹介されているではないか。 製作会社の方の配慮に感謝である。 ( グミ味のいちごだって by 農園主 ) |
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100粒
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2013/04/02(Tue)
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現時点での当園記録である。
いちご狩りで食べたいちごの数だ。 記録保持者は、中学生の女の子。 「小粒を食べるのが、コツよ」と教えてくれた。 なるほど、完熟の小粒はパクパクと進む。 ![]() 毎年いちご狩りに行かれるという、このイチゴ通のご家族からは、 「感動した」と褒めていただけたのがうれしい。 ( 記録は破られるためにある by 農園主 ) |
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一流の証し
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2013/04/01(Mon)
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「磯山観光いちご園」のご家族の皆さんが、ひょっこりと遊びに来られた。
千葉県東庄町にある人気のいちご園である。 昨年、当園が開園の準備をしている時期にアドバイスを聞きに伺ったところ、 突然の訪問にも快く時間を割いていただいた。 今回は、その突然訪問返しだが、もちろん大変うれしいサプライズ。 栽培のことから、経営のことまで短い時間ながら話を聞けた。 「今あるもので、やろうとしない方がいい。新しいことを取り入れて、 そこでまた新しい仕事(収益)が回るように考えていくといいね。」 磯山さんは、観光農園として先駆者的な存在であり、しかも進化し続けている。 毎年、新しい商品にチャレンジすることで有名だ。 だからなのか、ご家族全員の目が輝いている。 この輝きは、知っている。 師匠のご家族と同じだ。 ( 眩しいっす by 農園主 ) |
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