初日
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2012/12/31(Mon)
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「やばいよ! ここマジでうまいっ」
今日来園した男子小学生の叫びが、ハウス越しに聞こえた。 彼にとっては最上級の表現なのだと思うと、 こっそり、ガッツポーズをしてしまった。 開園初日は、先着30名様でスタート。 心配をよそに、開園時間前からお待ちいただいた方々もおられ、 1時間後にはなんと定員となったのである。 ささやかながら、満員御礼。 しかし、生育不足で他のいちご園がまだ開園していないので、 実力とはいえないが、 「また、来るね」 アランに手を振って帰る人が多かったので、ほっとしている。 技術は「まだまだ」だが、及第点をもらえた気がする。 ( 楽しい緊張感 by 農園主 ) |
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キックオフ
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2012/12/30(Sun)
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明日の大晦日に、イチゴ狩りをスタートする。
イチゴの実の量が豊富とはまだ言えないので、 限定的な人数しか入園いただけない。 ささやかな開幕だが、農園にとっては大きな第一歩だ。 もっとも、この忙しい日にどれだけの来園者がおられるかは、 経験値もなく予想できないところ。楽しみでもある。 ( 誰も来なければ、アランと遊んでいよう by 農園主 ) |
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判断力
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2012/12/29(Sat)
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ディーラーという職業は、
「買うか」「売るか」「何もしないか」 この三択を常にしている。 三つから選べばいいだけだが、必ず選ばなくてはいけない。 その結果も当然に要求され、「勝つ」ための判断を迫られている。 気候が寒く、全国的にイチゴの生育が遅れている。 当園のいちご狩りの開始時期についても、 「いつできますか?」 問い合わせを多数いただく。 開園を先送りすることは簡単、また安易に開園することも簡単。 開園の判断は、来園された方々が満足できる状態かどうか。 赤い実が少なく、落胆させるのでは残念だ。 「大晦日に家族で房総を旅行するので、孫を連れてポレポレ農園で、 いちご狩りをするのを楽しみにしている」 1か月以上前にいただいた電話だ。 ぎりぎりまで悩むことも仕事である。 ( 「喜んでもらう」ための判断 by 農園主 ) |
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マサイとイチゴ
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2012/12/27(Thu)
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受付ハウスの天井にマサイクロスをつるした。
タペストリーとして、受付スペースと作業場を仕切るためのもの。 ![]() 本日は、地域の自治会の方々が開園祝いに来られる日だったので、 何とか、お迎えする前に仕上がった恰好だ。 来られたのは、農業経験のある方ばかり。 緊張しながら、少量の赤い実を味見していただいた。 「よくここまでやったよ」 ゴッドファーザーの言葉だ。 ( 全て、師匠のおかげ by 農園主 ) |
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シンビジューム
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2012/12/26(Wed)
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![]() 当園の一番近くにあるいちご園は、車で5分かからない距離にある。 直売専門でやっておられ、おいしいと評判の農家である。 生産するのは、30代と年は若いが、11年の経験を持つ好青年だ。 実直で、誠実そうな人柄から、丁寧な仕事振りが想像できる。 開園祝いに花を持参していただいた。 ( 男気 by 農園主 ) |
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花輪
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2012/12/24(Mon)
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農園の地主さんが「どうしても飾りたい」と言った。
それがこの花輪。駐車場の前にうまく収まった。 ![]() 少し気恥ずかしいような。。。 うれしいクリスマスプレゼントをいただいた。 農園名が微妙に違うが、細かいことには拘らないのが、 ポレポレ流である。 直売を始めて2日目。 「昨日、子供たちがおいしいっていうから」 農園初のリピーターが出来た。 ( 涙 by 農園主 ) |
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看板完成
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2012/12/18(Tue)
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![]() 下校途中の小学生たちが、 「看板できたんだぁ、いいねぇ」 皆で親指を立てている。 気に入ってくれたようだ。 作ったのは義父である。 菊池邑僊先生のデザインを一枚板に彫った。 木材の選定から色塗りまで半年をかけた大作だ。 本日、義父と二人で農園の入口に建て付けた。 「がんばったね」 暖かい風の吹く一日であった。 ( 記念撮影スポットになるといい by 農園主 ) |
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100%
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2012/12/15(Sat)
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考えてみれば、我が家の唯一の自慢かもしれない。
投票率は100%である。 自分の投票した候補者が当選すれば、「当たり」、 落選すれば、「はずれ」と呼んで、毎回テレビの開票速報に釘づけだ。 ただ記憶では、「はずれ」の方が多いから主流派ではないと自覚している。 さて、今宵の経営会議(夕食)は、明日の投票について。 イチゴ以外の議題もたまにはある。 ( 今回は「当たる」予感 by 農園主 ) |
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掃除当番
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2012/12/14(Fri)
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農園のトイレが完成した。
リフォーム専門の工藤さんがこだわった「農園らしいトイレ」は、 木の温もりと清潔感のある心地よい空間になった。(狭いけれど) 友人たちの助言を聞き、暖かい便座とウォシュレットは取付けた。 人は、綺麗なものを汚すことには抵抗があるが、 一旦汚れてしまったものには、抵抗感はなくなる。 コンビニのトイレでよく張り紙を見かける。 「いつもきれいに使っていただき、ありがとう」 効果はあるのだろうか。 皆、そろそろ見飽きたのではないか。 ないよりは、いいか。。。 ( トイレ掃除担当 by 農園主 ) |
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公僕の一日
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2012/12/11(Tue)
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農業振興を担当する市役所の若き精鋭から朝一番で電話があった。
これまで、農地探し、家探し、補助金の申請などすべてを手伝ってもらっているので、 連絡は頻繁にもらうが、少し様子がいつもと違う。 「農園の開園は、いつになりましたか?」 「料金は決まりましたか?」 「駐車場は?」 その後も何度となく、焦ったように問い合わせがあったので、 「何かありましたか?」と尋ねると、 「実は、秘書課から問い合わせがありまして。。。 市長が農園に激励に伺うという話が進んでます。」 聞けば、強面の天使が後押ししてくれた話のようである。 何ともありがたい。 夕方、暗くなってからも連絡があった。 「日程は、来週でよろしいでしょうか」 精鋭は、一日仕事になったようである。 ( 当日は同席できないらしいが by 農園主 ) |
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やりぬくこと
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2012/12/10(Mon)
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営業マンが、新規のお客さんにアプローチを始めた場合、
どれくらいの回数を通えば、まともに相手をしてもらえるようになるか。 平均13.5回だそうだ。 週一回の訪問として3か月と少しである。 ところが、大抵の営業マンは、平均11回の訪問でギブアップ。 あきらめているという。(「電通鬼十則」 植田正也著) あと、2~3回だったのに。。。 この手の経験は誰しもがあるところだ。 高校生を口説き落とした球団がある。 当事者の真剣かつ爽やかな表情から、交渉経緯がフェアプレーであったことが想像される。 この球団が、昨年のドラフトでも信念を貫いたことも、今となっては美談だ。 今回の球団の訪問回数は、13.5回程度ではあるまい。 「やりぬくこと」なのだ。 ( オバンドーが好きだった by 農園主 ) |
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ねぎ坊主
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2012/12/09(Sun)
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同じものばかりを追いかけていると、思考がワンパターンになったりする。
債券や為替や株やCDSと分野を変えていくと、別のものが見えたりする。 だからと言って、それで相場に勝つこともないのだが、視野が広がる楽しさはある。 ![]() 近くの大先輩から、「赤たまねぎの苗に余りがあるけどいる?」と聞かれた。 イチゴでも手一杯なのだが、野菜や米作りには常に興味がある。 「やってみます」 譲っていただいた。 仕事はまず、仕上がりを想像することから始めることにしている。 新鮮な赤たまねぎのサラダには、サウザンドレッシングか、しそドレッシングか。 収穫時期は、5月ころ。ねぎ坊主だらけにならなければ。。。 HPの農園マップのように、少しずつ野菜畑を増やしていきたい。 ( 玉ねぎを切ると人一倍、涙が出る by 農園主 ) |
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てるてる坊主
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2012/12/06(Thu)
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スーパーで出始めたイチゴの値段が高めだと聞く。
全国的に収量が伸びていないからである。 結実してから、赤い実になるためには、温度と日照が必要になる。 温度は、糖度に影響し、日照時間は、着色に影響する。 ところが、最近の天気は、寒い雨の日が多い。。。 ポレポレ農園では、4品種(紅ほっぺ、章姫、やよいひめ、かなみひめ)の すべての花が咲き乱れ、結実を迎えている。 まだ青く小さい実だが、少しずつ大きくなって来ている。 何とか、目標のクリスマスには、と気を揉んでいるが、 あとは、お天道様次第。。。 ( 晴れの日はアランも機嫌がいい by 農園主 ) |
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”TED” から
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2012/12/03(Mon)
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「未来は、勝手に猛スピードで走り抜けていくと思っていたものが、
未来は、いつも白紙で、自分でつくっていけるものと気づき、勇気づけられる。」 (ジム・ボルト・テイラー博士) (彼女の話は本当に勇気づけられる by 農園主 ) |
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カンガエプロン
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2012/12/02(Sun)
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12月に入り、いよいよ農園の準備は大詰めだ。
やることは、山積み。今さら、アタフタしてみても始まらないと思いつつ、 日が暮れるのは、驚くほどあっと言う間である。 イチゴの世話から始まり、イチゴパックの選定、レジの購入、ハウスの溝掘り、 防草シート張り、それからアランと駆けっこ(とてもついていけない)。 暗くなって家に帰ると、宅急便の荷物が届いていた。 マサイクロスでお世話になった「BAHATI(バハティ)」からである。 依頼していた手作りのカンガエプロンが送られてきた。 カードを添えて、サボテンの寄せ植えがいっしょに入っている。 「少し早いポレポレ農園の誕生のお祝い」と書いてある。 ![]() 「Kenyaつながりの仲間としてこれからもおつき合いよろしく。 そして、いつか、サバンナでTusker(タスカービール)を一緒に飲みたいですね。」 ( 明日もやるぞ by 農園主 ) |
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