ケータイ
|
2012/07/31(Tue)
|
先週末にケータイを買い換えた。
スマホではなく、ケータイからケータイに。 職業柄、防水と防塵に強い機種に変えた。 このご時世になぜスマホではないのか、、、 必要な機能はあるから良しとする。 それよりも、「ケータイ社会論」(岡田朋之+松田美佐編)にガッテンすることが書いてあった。 なぜ、電車内で他人のケータイの通話が、不快に感じるのか?その理由だ。 客同士の会話は気にならないのに、なぜなのか常々疑問であった。 「都市空間には一定の秩序がある。電車内での会話についても暗黙の了解がある。 乗客は自分たちの会話が周りに聞こえていることを前提に話さなければならない。 また、周囲の人々は聞こえていても聞いていないふりをしている。」 これを「儀礼的無関心」というのだそうだ。 乗客みんなが、この規範を社内で共有している。 だから、呼び出し音が勝手に鳴ったケータイに向かって話し始めると、 規範を無視したように感じるというのだ。 なるほどである。 ( マナーモードは最近使わなくなった by 農園主 ) |
![]() |
真空管
|
2012/07/26(Thu)
|
赤坂見附の駅から歩いて1分。わかりやすいところにある。
店に上る階段には、懐かしいレコードジャケットが並び、もう心が浮き立つ。 扉を開けると、イケメンたちが出迎えてくれる。 初めて来たはずなのに、すでに常連気分にさせてくれるから不思議だ。 70年代、80年代の音楽を聴かせるこのBarは、高校時代の友人が経営する。 彼女は、自らのコンサルタント会社を持ち、様々な業界で社長業をこなしている。 いつ寝ているかは誰も知らないくらい、仕事に夢中になる姿勢は昔から変わらない。 人にパワーを与える。 しかも美人だからファンは多い。 店のスタッフの方達も彼女を慕っているからか、 店内では客と店員の区別がつかない程の連帯感が生まれている。 だから、この「親空間」の居心地がいい。 危うく、君津行きの最終バスに乗り遅れそうになった夜である。 ( 人に自慢したくなる空間 by 農園主 ) 真空管に行ってみたくなった方は、ホームページ をご覧ください。 |
![]() |
大地は誰のものか
|
2012/07/23(Mon)
|
ロシア政府から農地を安価で借りた中国人が、自前のトラクターで耕し大豆を播く。
半端ではない。100ha~5000haを耕す。 半年間を異国の掘っ立て小屋ですごし、朝4時から夜中の12時まで働き続ける。 収量を上げるだけが目的であるから、肥料と農薬を大量使用する。 「家族を養うためにどんどん面積を増やす」中国人同士が競って働く。 NHKのドキュメンタリー、ロシアの農地を耕す中国人の話である。 我が国は、TPP対策として外国に対抗できる大規模農家(10ha以上)を 今後の担い手として農業の再生を目指している。 耕作放棄地を集約しようという狙いはわかりやすいが、規模で誰と何を競うのか。 桁が違うのは明白で、この競争では勝負はついているのである。 ( 我々にしかできないことがある by 農園主 ) |
![]() |
スパイダーマン
|
2012/07/18(Wed)
|
![]() |
かなみひめ
|
2012/07/17(Tue)
|
暑くなってくるに連れて、子苗の数が、ぐっと増えた。
この連休中に「かなみひめ」は、予定数の2000株に到達。 親苗の役割は終わり、親とつながるランナーは今週末にも切り離す。 つながっているのは子苗同士のランナーだけとなり、 太郎苗を中心に兄弟だけで生きていく。 そして、お盆前には全てのランナーを切り離し、それぞれが独立する。 その準備期間に入ったのである。 「かなみひめ」は育てるのが難しい品種とされる。 味は確かにいい。「紅ほっぺ」とはまた違うコクと甘みがある。 しかし、珍しい品種となっているのは、そこに理由がある。 アブラムシ、ハダニ、うどんこ病、肥料、水加減。手を焼いているのは事実。 それでもここに来て、ようやく親苗の状態がいい感じになってきたが、、、。 子苗に世代交代である。 ランナーの切り離し前には液肥の葉面散布をする。 「親からの栄養補給がなくなるので、子苗たちはショックを受ける。 それを和らげるためにお土産を持たせてやるようなもの」 師匠はそう説明する。 親苗に代わって餞別をおくるのである。 好物がいい。 ( 師匠からいただいた北海道土産はバターサンド by 農園主 ) |
![]() |
ミニヤギ
|
2012/07/13(Fri)
|
ポレポレ農園のHPを見て遊びに来た友人の子供たちから、
「ヤギはいないの?」とこっそり聞かれる。 近くの牧場から譲ってもらうつもりでいたのだが、簡単ではない。 当方は気にしていないのだが、病気になった場合の瑕疵責任を心配する人もいる。 しかし、大人の都合で子供たちをがっかりさせてはいけない。 あちこち調べた結果、茨城県の牧場を見つけた。 世の中にはそもそもミニヤギという品種はなく、あくまでも小型の山羊。 トカラ山羊、シバ山羊など小型種の山羊の総称なのだそうだ。 山羊の出産は夏と秋の年2回。 9月か10月に無事出産されれば、譲ることはできるとの朗報だ。 ところが、いざ飼うとなると、本当に大丈夫なのか心配になる。 餌の草だけは農園にあきれるほどあるが、 ヤギ小屋の環境はどうするのか?病気になったら?ストレス耐性は? 糞の始末は?体臭は?角は大丈夫か?鳴き声は? 当方が、飼い主たりえるのか、その資質を問う必要がありそうだ。 「植物と動物は、ウソをつかないからいい」 立川談志師匠が言っていた。 実現できれば、イチゴとヤギ。正直者が集う農園になる。 ( 紙を食べると腹をくだすらしい by 農園主 ) |
![]() |
トイレ請負人
|
2012/07/11(Wed)
|
トイレのことで悩んでいる。
農園内に設置する件である。(7月8日記事 トイレどうする?) リフォーム業者なら、と検索してみた。 こういう仕事は、後々の修理もあるので地元に限る。 「イチゴ農園の者です。お客様用のトイレを農園に造りたいのですが」 君津・木更津市の業者を調べ、片っ端から電話してみた。 「はあ?それはちょっとやったことがないので。。。」 大半の反応だ。そうでしょうとも。 「観光イチゴですか、いいですね。」 大量のカタログとともにすぐに訪ねてくれたのが工藤さん。真っ黒に日焼けしている。 こちらからの我がままな要望を受け止め、 「やってみましょう。農園ですから、あたたかみのあるものに仕上げたいですね。」 青森の実家では、りんご農家を営んでおられるそうだ。 トイレ・プロジェクトの始動である。 ( りんご作りよりは易しいはずだ by 農園主 ) |
![]() |
初心
|
2012/07/09(Mon)
|
かつての職場の仲間が「手伝いに行くよ」と言ってやって来た。
ゴルフクラブを数本持って現れたところを見ると、どうやら、 その気は毛頭なかったようだが、それでも、 イチゴの苗の世話を強引に手伝ってもらった。 水が足りずにイチゴの苗がしおれかけた時の話をすると 「イチゴがしおれるのは、何かをアピールするためのサイン? いや、意思はないから、子苗を生存させるために図体が一番大きい親が、 自らしおれるのか?」 と、昔と変わらないユニークな視点で自問自答している。 同期入社の仲間たちは、皆それぞれの分野で踏ん張っていると聞いた。 もちろん、本意でない役割を担わされていることもあるだろうし、 中間管理職として苦労と我慢の連続であることは想像に難くない。 それでも、長いものには巻かれるどころか、細かく切り刻んでいるはずだ。 初心をなかなか忘れられない愚直さが、我々の取り柄なのだから。 ( その先は、ずっとあおぞら by 農園主 ) |
![]() |
トイレどうする?
|
2012/07/08(Sun)
|
ポレポレ農園の経営会議(夕飯)で、トイレを熱く議論している。
和式ではトイレができない子供が多い。 なんと言っても、女性は清潔感が第一。 清潔に保つためには、時間をかけずに掃除ができる仕様が必要。 臭い、音はシャットアウトしたい。 シーズンは冬から春なので、暖房便座ならうれしい。 要望はキリがないが、現実にはハードルがある。 農地に建築物は建てられない(農地法)ことになっているからだ。 仮設のトイレを設置する農園が多いのは、ここに理由がある。 しかし、正確にはこれも永続的に置いておくと建築物と認定される。 農地という立地にどこまで快適なトイレが造れるのか、 実は、大きなテーマなのである。 ( やっぱり、冬は暖房便座 by 農園主 ) |
![]() |
地ならし
|
2012/07/07(Sat)
|
ハウス工事は順調に進んでいる。
心配された梅雨の影響は今のところなく、職人さん達は休む暇もない。 現在は、いちご狩りをする本舗ハウスを建てている。育苗ハウス1号の目の前だ。 幅6m×長さ57mのハウスを3棟並列し(3連棟と言う)、広さは1000㎡になる。 骨組みがおおよそ出来てきたので、次の準備にかかり始める。 ![]() 地ならしをしてもらった。3連棟の北側に建てる4連棟の準備である。 広さは同じ1000㎡になる。 3連棟とは用水路を隔てた場所になり、2つは、受付ハウスを挟む格好で建つ。 ポレポレ農園HPの絵がわかりやすい。 地元の方々も、「まだ建てるのっ?」とうれしそうに驚き、 「イチゴ待ってるよ」と言ってくれる。 ( 半年も先だが、心強い by 農園主 ) |
![]() |
精進
|
2012/07/06(Fri)
|
羽生棋聖が、歴代最多のタイトルを獲得した。
彼が著書「判断力」で面白いことを書いていたを思い出す。 「将棋のプロは、たくさんの手が読め、先のすべてを見通して、 一手一手指していると思われがちだが、実際にはそうではない。 十手先の展開も読めない。そういう五里霧中のなかで1つ1つの 決断をしていっている。」 1つの局面で、80通りくらいの指し手があるそうだが、 そこから選択する時、長考しても迷う。 「最後には、どうにでもなれ! という心境で、決断することも 結構ある」と彼は書いている。 天才棋士でも「えいっ、やー」なのだと知って、 ディーラーという仕事をしていた当時、とても親しみを感じた。 昨日のインタビューでは、こう答えている。 「序盤の作戦は日進月歩だし、そういうものを追いかけるのは、 何年やっても面白い。」 ( 一流への道は果てしない by 農園主 ) |
![]() |
仕事の資質
|
2012/07/05(Thu)
|
例えば、宇宙飛行士に求められる資質は何か?
「ストレスに耐える力」 「リーダーシップとフォロワーシップ」 「チームを盛り上げるユーモア」 「危機を乗り越える力」 「宇宙飛行士選抜試験」(光文書新書)にある。 決して特別な条件ではなく、普通のサラリーマンと共通している。 もし、違いがあるとすれば先にある「夢」の普遍性かも知れない。 宇宙戦艦ヤマトは、地球人の夢なのだから。 ちなみに、宇宙飛行士には、少し変わったストレスがあるそうだ。 騒音。船内の機械音は終日やかましく、難聴になるほど。耳栓がいるらしい。 そして、臭い。風呂に入れない。体臭とトイレの臭いと機械の臭いが融合している。 帰還してハッチを開けると整備担当者は鼻が曲がるらしい。 ヒーロー達も結構、苦労しているのだ。 ( 周りで、牛糞肥料が臭うことはある by 農園主 ) |
![]() |