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ようこそ
2012/04/30(Mon)
 師匠のハウスから、ポレポレ農園の育苗ハウス1号に
親苗たちを迎える日が来た。
やよいひめ、かなみひめの2品種である。
べにほっぺ、あきひめの2品種は、
引き続き師匠のハウスでお世話になる。
   
引越し初日のイチゴたちは、気持ち良さそうに見えたので、
これまでの準備は及第点をもらえたようだ。

さぁ、子苗をたくさん増やしていこう。 

親苗が育苗ハウスに引越


( 頼むぞ、世話は惜しまないから by 農園主 ) 



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DIY
2012/04/29(Sun)
ポレポレ農園の受付ハウスには、休憩スペースがあるといい。
のんびりとくつろげる、気持ちのいい空間があるといい。
経営会議(夕飯)では、そのための施策がしばしば議論される。
この日は、床材がテーマ。
 「薄いシートだけではなくて、歩きやすい素材を部分的にでも敷けないかな?」

農地法、その他の関係法の制約で基礎(コンクリート)は打てない。
行きつけのホームセンターで、再生利用のゴム製のタイルを見つける。
しかし、臭いは?ゴムくさいイチゴ園では困る。
DIYが得意な方のブログで同様の商品の情報を発見。 (はくとポコさんのDIY記事
ぶしつけな問い合わせにも丁寧な回答をいただく。
 「使用後の目立った劣化はなく丈夫、臭いは当初あるが、さほど気にならなくなりますよ」

ならば、育苗ハウス1号にまずは、2枚だけ置いてみることにした。

ラバータイル

はくとポコさん、ありがとう。

( ものは試し by 農園主 )


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ポイ捨て
2012/04/28(Sat)
 畑の用水路に、ゴミが捨てられていた。
スーパーの袋に入っていたようだが、カラスに突かれ、散乱していた。
前日の夕方から早朝の間に置かれたのか、
やり切れない気持ちで、ゴミを集める。
プラスティック、カン、生ゴミ、空きビン、、、分別もできないらしい。
「プラ・カン・ビンは月曜日、燃えるゴミは火曜日だったな」
と考えている自分がいる。
ゴミの中身は、その人の人間性を表すものなのだ、と変に勉強にもなった。

 汚れた街の犯罪率が高いことは、立証されている。
畑の草刈がもう少し早くできていれば、こういう輩も躊躇したかもしれない。
その点は反省しよう。

 しかし、犯人に告ぐ、
「2回目はない。証拠がここにあるのだから。」

( 領収書をいっしょに捨ててはダメでしょ by 農園主 )


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電柱 その2
2012/04/27(Fri)
 農地に立っている電柱が、少し傾いている。(4月13日 電柱
直してもらえないものか、東京電力に相談していたところ、
対応について説明したいと、昨日「ご連絡」あり。畑に集合となった。

 担当の方2名は、「電気設備の技術基準」という、
経産省の省令が書かれている資料を持参され、
電柱(正式には「支持物」という)の立て方を物理的に説明してくれた。
やや専門的で、途中は完全に置いていかれたが、
要は、この支持物も基準通りに立てられているということだった。
しかし、30㎝程度とは言え、傾いてしまったのだから、
そもそも、その基準がどうなのか?
よく見ると、資料の表紙には、「原子力安全・保安院 作成」とある。

「・・・。」

最初は、および腰に見えたが、最終的には現場が、英断をしてくれた。
「農園に来られるお客さまの安全のために、今回は直しましょう。」

( そうこなくちゃ by 農園主 )

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ゴスペル
2012/04/26(Thu)
 1歳半になる甥に会った。4ヶ月振りである。
正月に会ったときは、父親である弟の過保護が原因と思われる、
人見知りがとにかく激しく、気難しい子供に見えた。
弟以外の誰が抱いても、すぐに泣くので近所では、
「泣き虫そうちゃん」と呼ばれていた、という。
 
 わずか4ヶ月でも、別人になるものだ。
大人しく、口数は少ないが、こちらの話していることはほぼ理解している。
だから、目で意思疎通はでき、よく笑う。こうなるとかわいいものだ。
音楽には特によく反応する。
ビリー・ジョエル、ロッド・スチュワートは、気に入ったようだ。
極めつけは、ゴスペル。映画「天使にラブソングを」のサントラが好き。
「♪ハー♪レー♪ルー♪ヤー!」に合わせて、両手の握りこぶしを突き上げ、
「ヤーヤーヤーヤー!」と踊りながら歌う。
泣き虫から「ゴスペルそうちゃん」に脱皮した瞬間であった。


( 人は変われる by 農園主 )





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草刈について 語るときに 僕の語ること
2012/04/25(Wed)
 草刈を始めて2日目になる。
刈り払い機という、25ccのエンジンをつけた簡易な機械を使う。

刈払機


草刈は、病害虫の防除が目的。
雑草(名は未確認)が、イチゴの病気を保有する可能性も指摘されている。

 作業は単純そのもの。雑草をひたすら刈るだけだ。
適度な音量のエンジン音で、一層、外界と遮断された気分になる。
マラソンをしている気分に近い。
と言ってもフルマラソンは一回の参加しかないから、その準備に
真剣に走っていた時の感覚である。

 村上春樹は、
著書「走ることについて 語るときに 僕の語ること」で書いていた。
 「僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白の中を走っている。」
要は、何も考えていない。大作家でも同じらしい。

草刈が少し違うのは、途中で止めても、そこまでの仕事量が、
形となって残っていること。ほんの一時期だけかもしれないが。

 「僕は草を刈りながら、ただ刈っている。僕は原則的には畑の中を刈っている。」


( 雑草魂、手を焼く時もある by 農園主 )



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ホースはブラックで
2012/04/24(Tue)
 ホームセンターに行くと、ホース売り場はカラフルだ。
青、緑、黄色など。ガーデニングが好きな人は迷うと思う。
先日、育苗用に50mホースを買った。
黒色である。

 イエローとか、カラフルで元気が出そう、と思ったのだが、
なんとなく予感がして、師匠に聞いた。
「色って、気にした方がいいですか?」
「黒しか使えないよ。藻が生えちゃうから」
黒色以外のホースは日光を通すので、ホース内に藻が生える。
これが詰まる原因になる。
ホームセンターで、ホースのノズルがよく売り切れになっているのは、このためだ。

 黒以外は実用的ではない。
しかし、カラフルなホースを使って、庭に散水することが気持ちいい人は、そうすべき。
その場合、ノズルは先端部分が開けられ、掃除できるものを選ぶのがコツである。

( イチゴ農家のガーデニング講座 by 農園主 )

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先生からの贈り物
2012/04/23(Mon)
苺の刻字


刻字 「苺」 
菊池邑僊(きくちゆうせん)作 

味わいのある作品を創作して頂いた。
このポレポレ農園の羅針盤を
ご来園の際は、皆様にも是非、お楽しみいただきたい。

( 感激の極みなり by 農園一同 )



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ポンプ その2
2012/04/22(Sun)
 購入したポンプの試運転。例の全楊程35mのポンプである。

 井戸は清水だが、念のため、吸い込み口にストレーナー(異物避け)を付けた。
アルミのメッシュで作る。手作り感満載は免れないが、何とか役目は果たせそうである。

ポンプ

 ガソリンを入れて、リコイルスターターの紐を引っ張り、エンジンスタート。
勢いよく出る煙とともに、期待していない箇所から水が吹き出る。うん?
ホースとの接続部分の締め付けネジが甘かったようだ。
ネジの目が潰れるくらいに締め直し、
再スタート。
水は、50mホースの先から勢いよく出た。


( ウォーター! by 農園主 )



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蕨(わらび)
2012/04/21(Sat)
とにかく旨い。卵とじ with油揚げ。
わらびのとろみで、油揚げがなんともまろやかになる。
今が旬なので、近所からいただく機会がある。ありがたい。
食し方は、鰹節しょうゆが一般的、醤油マヨネーズもいい。
でも、卵とじ。ここに来て初めて知った美味である。
仕込み方法は、デリケート。
沸かした湯を入れた後に、わらを燃やした灰をかけてアクを取る。
茹でてはいけない。茎が細くなって味気も食感もなくなるからだ。
できれば、同じ長さに分けて縛っておくと調理しやすい。
そのまま一晩、寝かせれば鮮やかな色と風味になる。


ワラビ


昨日は、知り合いの山で初めて採らせてもらった。予想通り地味な植物である。
しかし、好物のためだ。夢中で雑草の中を探し、たんまりと収穫した。
今日、弟家族が遊びにやって来る。

( 鼻が利くな by 農園主 )


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ポンプ
2012/04/20(Fri)
 ポンプを買った。

 本圃ハウスをつくる夏ごろには、本格的なポンプを設置するので、
今回は、それまでのつなぎ役の安価なものを探していた。
サッサと買うつもりだったのだが、
いざ選ぶ段になって、選び方がわからないことに気付く。
絶大な信頼感のあるホームセンターに助けを求めるが、
「ポンプはちょっと、、、」と珍しく逃げ腰。

 最後は、ポンプメーカーに直接聞いた。
「全楊程(ぜんようてい)」 と 「横引き」?

 これで動力の強さがわかるとの説明。
全楊程は、水を真上に引き上げた場合の最長距離。
横引きは、水を真横に押し出した場合の最長距離。
横引きの距離は全楊程の10倍換算だそうだ。
直線的な関係ではないが、おおよその目安になる。

 ようやく選べたが、結局は、もっとも安価なタイプで十分であった。
購入したポンプは、全楊程35m。
地下3mから吸水するので、さらに真上に引き上げるなら32mまで可能。
ホースで横引きする場合は、320m先まで灌水できる計算になる。
この高性能機種が、1.5万円で買える。
さすが日本の技術。 

( 使うホースは50m、宝の持ちぐされ? by 農園主 )



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エキスパンドル・メタル
2012/04/19(Thu)
ロックバンドの名前ではない。
金網の一種だ。

エキスパンドル・メタル

しっかりとした鋼材で編まれている。
近くのホームセンターで在庫を聞いたら、幸い希望の60枚買えた。
1枚のサイズは 900mm×1800mm あり、
軽トラックが、ずっしり沈むくらい重い。

育苗用の台に使う。高さ660mmの折りたたみ脚の上に乗せて。
育苗の水遣りをした時に、水が下に抜けるようにするためである。
常に乾いた状態にすることが、苗の病気の予防法。

このメタルは、師匠のお気に入り。丈夫で錆びにくいという。
しかし、これに行き着くまでの紆余曲折が、
師匠の育苗ハウスに垣間見える。
コンパネ(木材)がある。針金金網がある。仕上げの違うエキスパンドルメタルもある。
試行錯誤の歴史が見える。

( 昔から好きだったのはヘビーメタル by 農園主 )







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雑草
2012/04/18(Wed)
「雑草という草はない」 昭和天皇の言葉である。
どんな草にも名前はあり、人間の都合で邪険に扱うような呼び方を
すべきでないという意味で言われたそうだ。

しかし、農家からすると、つい邪険に扱ってしまう相手である。
特に露地栽培では、やっかいだ。
大根農家の友人は、農作業の3分の1は草取りとぼやく。

イチゴは、台の上で育苗するので草と競合しないが、
草が生えては作業の邪魔になる。
そこで、育苗用ハウスの地面に防草シートを貼った。

房総シートを敷いた育苗ハウス


シートはプラスティック素材で細かく編んである。
腐ったり、水でふやけたりしない丈夫な素材だ。
水は通すが、日光は遮断されるので、草取りからは開放される。
ただし、育苗ハウスの60坪の範囲までである。
ポレポレ農園は2400坪。
草刈はこれから本格化するのである。

( 草の名前を覚えられる器ではない by 農園主 )

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緊急速報
2012/04/17(Tue)
先週、来られたインドの方々(4月14日 印度のイチゴ)が、
また来たいと今週末の団体予約を入れてくれたらしい。

イチゴを食べたいだけなのか、それとも、、、。

( 乞う、ご期待 by 農園主 )


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大型新人
2012/04/16(Mon)
 この春に地元の国立大学農学部を卒業し、米農家になる若者がいる。
実家は、ここ君津の米作り農家。
在学中から米を作り、学業との二束のわらじであった農業界のエリートが、
本格的にデビューする。
机上から実践へ。やりがいに満ちた顔をしている。

 話す内容は、いつも明快で気持ちがいい。
機械化は惜しまない。規模拡大は惜しまない。もちろん、労力も。
 「これからの米価を考えれば、米農家は、30町歩(30ha)は必要です。」
半値になっても収支の取れる計算をする。
この面積を目標にしているから、今の彼には過大に見える設備投資をする。
全ては自分の決断である。
 「後継者不足くらいが調度いいのかもしれませんね。」
彼のやる気は評判なので、地元の高齢者から
田んぼを替わりに作ってほしいという依頼は後を絶たない。

 つなぎの作業着にねじりハチ巻がトレードマーク。
すでに風格あり。頼もしい仲間である。

( 年の差があっても同じ新人 by 農園主 )




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パラパラ
2012/04/15(Sun)
「じっと眺めていれば、いつかは動くかな?」
ポレポレ農園のIT部門統括責任者(嫁)は、最近、独り言が多い。

育苗用ハウスを建てたことを会社の同僚に話したところ、
「パラパラ漫画みたいにしたら、おもしろそう。」
と言われたらしい。
これが、彼女の格闘の始まりである。
君津図書館から大量の関係本を借りてくる。
「最近では、HTML(WEBサイトをつくる言語)だけで作られている
ホームページをみつけるのは困難」と書かれている。
ポレポレ農園のHPはまさにそれ。
パラパラ漫画のような動きは、「JavaScript」という言語を覚えないと
動かないらしい。前途多難を予感させる。
今度は、「JavaScriptの基礎」とかいう本を借りに図書館へ出かけていった。
・・・が、簡単には、スライドショーは動いてくれない。
そうして、冒頭の独り言が続いた。

格闘すること1週間、その日を迎えた。
「動いたよ!」 

( 本日、ホームページにて公開 by 農園主 )

HP 育苗ハウスができるまで ご参照ください。

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印度のイチゴ
2012/04/14(Sat)
雨の中、インド人の団体が師匠の農園にやってきた。
東京のインターナショナル・スクールに通う子供たちとそのご両親、30人。

日本語の上手なお父さんが、熱心にイチゴ栽培のことを聞いてくる。
「何月まで、デキマスカ?」
「気温は何℃まで、デキマスカ?」

IT企業で働く彼は、将来はインドでイチゴ栽培をしたい、と言う。
インドでは、ほとんど手に入らないおいしいイチゴを作りたいと考えており、
デカン高原でなら、栽培できる気温ではないかと。
高設栽培 (HPの イチゴたちの住まい選び ご参照) のことも知っており、

「マタ、聞きに来てもイイデスカ?」
本気かも知れない。

彼らがバスで帰った後、師匠に一部始終を報告。
「インド人の弟子ができるかも知れないですねぇ」
冗談で言ったつもりだが、

「日本語は大丈夫なんでしょ?」
条件はそれだけらしい。

( インド人に兄さんと呼ばれるのか by 農園主 )



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電柱
2012/04/13(Fri)
電信柱は、社会全体にとって必要である。
だから、電力会社に頼まれれば、自分の土地の一部を貸す人が多い。

ポレポレ農園の農地にも数本立っている。
その1本が、古いせいか、若干傾いている。
万が一にも、倒れることがあると大変。
お客様に危険があってはならないので、東京電力に相談した。

「30㎝も傾いていないので大丈夫、100㎝傾いたら工事する」と言う。

100㎝も傾いたら、その下は、こわくて歩けないと思ったので、
何とか再考してもらえないものか、少し、食い下がってみた。
「安全を東京電力さんが確認しています、とお客様に申し上げていいですか」
時節がら、シビアな質問になってしまったか。

「。。。確認して、後日ご連絡します」と戸惑いながらも、丁寧な対応であった。
安全な電力供給に期待。

( 続きは、後日のご連絡のあと by 農園主 )



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市場に行こう
2012/04/12(Thu)
隣町の木更津に公設地方卸売市場がある。
イチゴの値段がどうやって付いているのか、
セリの参加者と雰囲気を知りたくて出かけた。
相場とか、競売とかは、好きなほうなので、ワクワクする。

セリは、7時から。意外とのんびりだ。
野菜から果物、そして花卉の順で、市場内をセリ人を中心に
参加者たちは移動していく。
始まると、活気は流石だ。案の定、言葉はわからない。
符丁(仲間言葉)を使って数字をやり取りする。
「いくら?」どすの利いた声でスタートすると、
「チョンメ」と叫ぶ人。
脇から「チョンシチ」「ソクバン!」と決まっていく。
あとから聞いたら15、17、18のことらしい。
全てがこんな具合。

イチゴの番が来た。
30人くらいのバイヤーが、品物を見ながらセリ落とす。
大手スーパーから地元の八百屋、コンビニ店長など様々だ。
和気あいあいの中、目は鋭い。
生き馬の目を抜くような鋭さが感じられる。
セリ落として、自分のお客さんに売れるのか、
生食だけに、在庫で持てる日数は限られている。
それでも、全ての品種、サイズ、規格外、どんな品にも値が付いていく。

市場機能が見事に働いていた。
これが、本物のディーラーだと思う。

( 今度はセってみたい by 農園主 )



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バカ貝
2012/04/11(Wed)
「バカ持っていきなよ」
師匠の奥さん、トモ子さんから今年もいただく。
青柳のことである。バカガイが正式名称(バカガイ科)。
青柳は東京市場での呼び名で、千葉県市原市のかつての集積場の地名から来ている。
この地域から富津市にかけての名産だが、最近は愛知県産も美味と聞く。
バカのいわれは、諸説ある。バカみたいに口を開くから。バカみたいに取れたから。
場替え(移動)をするから。
市原市出身のトモ子さんは最初の説を子供の頃から聞いていると言うので、有力。

今が旬。
痛みやすいので東京のスーパーでは貝を丸ごと売ることは少ない。
トモ子さんは、地元の漁師から水揚げがあると分けてもらっている。
軽く焼いて、醤油とみりんで味付け。師匠の好物である。
野菜・果物・魚貝なんでも、旬にこだわる。

バカ貝


( これが、本当のグルメ by 農園主 )




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おおむね
2012/04/10(Tue)
 農地を「おおむね」有効に耕作するという場合、
どの範囲までを言うのか。
畑には、井戸小屋がある、道具や機械を入れる作業小屋がある、
軽トラが通る道も要る。面積全部に種は蒔けないのである。
農水省では、「概ね(おおむね)」を「80%の範囲とする」と定義している。
農業界では、明確な言葉なのである。

「安全性はおおむね確認された」とする安全宣言を聞いた。
気になって仕方がない。

( 心配性の愛国者 by 農園主 )




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育苗ハウス1号
2012/04/09(Mon)
 育苗用の最初のハウスが完成。
2日半の仕事だった。仕上がりは、期待以上で満足。
とても安普請には見えない。 (詳しくは、HPの イチゴたちの住まい選び ご参照)
 「りっぱ、りっぱ」
近所の農家さんたちにも好評。

育苗ハウス完成

 これから親苗の半分が、引越しをする。
GWのころ、師匠のハウスからポレポレ農園ハウス1号に。
 その前にやらなくてはいけないことが山積。
ハウス内の地面には防草シートを貼り、育苗台を設置し、
灌水用のポンプを準備する。排水用の溝のめぐらせ方も考えなくては。
そうだ、農地内に食い込んでいる電柱も移動させてもらわないといけない。

( せわしないな、ポレポレでしょ by 農園主 )


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太陽の国
2012/04/08(Sun)
育苗ハウス1号の建設は、着々と進んでいる。
職人は4人。日本人のリーダーとタイ人の若者3人衆である。
この3人衆は、感心するくらい仕事が速くて丁寧だ。
言葉少なく、お互いの仕事の進捗を見ながら、土を掘り返したり、金具を切ったり、
天井に登ったり。伊賀の忍者のようである。

育苗ハウス建設中


10時の中休みにお茶を差し入れて、皆と雑談する。
タイ人から教わったタイ人には必ず受けるネタを披露した。
「タイ語でこんにちはの挨拶は、サワディー・カップ。これは男性言葉。
女性はサワディー・カー だよね。」
母国語を言われるとうれしいもの。案の定、3人衆が食いついてくる。
「ハイ、ソウデス!」
「じゃ、オカマは? サワディ・ハ~ って言うんでしょ。」
3人とも腹を抱えて、ケタケタ笑う。日本人にはないツボなのだ。
これでよし。
午後の忍者振りは、一段といい。鼻歌交じりになったのだから。
太陽の国からきた若者たちがポレポレ農園を手伝ってくれている。

( 仕事にも遊び心 by 農園主 )


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いざ。
2012/04/07(Sat)
赤瀬川原平著 「仙人の桜 俗人の桜」から

日本は桜の国だ。春になると南から桜前線が攻め込んでくる。
そうすると、もう日本中が大変なのだ。
さあ、攻めてきたというので、
みんな弁当を作り、ゴザを用意し、今はビニールだが、
酒はもちろん買い込んで、仲間と連絡しあい、集結地点を確認する。
会社や団体ごと動くこともあり、その場合はまず若い斥侯が、
密かに集結地点を偵察に行き、あらかじめビニールシートを仕掛ける。
そうやって敵を防いでおいて、そこへ本陣が出陣していく。
うかうかしておれないのである。敵は何かというとわからない。
敵の正体はわからないまま、とにかくみんな桜の下へ出陣して行く。

( 呑むぞ by 農園主 )


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開幕
2012/04/06(Fri)
メジャーリーグが開幕だ。
我らがダルビッシュは、日本野球の実力をみせつけてくれるに
違いない。

ポレポレ農園では、ハウス第一号の建設が始まった。
まずは、育苗用の1棟から。
本圃のハウスを含めた本格工事は6月以降の予定。
オールスター戦前かな。

育苗用ハウスを、なぜ本圃ハウスと分けて建てるのか?
イチゴの苗は、親苗からランナーと呼ばれるツル状の茎を
通じて子苗を増やしていく。ランナーは養水分の補給の役目をする。
さらに、子苗から次のランナーを通じて孫苗ができる。
こうして、苗を増やし、育てるために育苗ハウスを使うことになる。

この後、9月にはこの苗(そのころには立派な株)を
本圃ハウスに定植し、収穫態勢になる。

今回のハウスでは、定植株数12.000株の半分を育てる予定だ。
残りは師匠のハウスで養成される。
実力の差は、3Aとメジャー以上だが、
師匠に恥をかかせないピッチングをしなければいけない。


( プレイボール!なのだ by 農園主 )

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熱湯
2012/04/05(Thu)
昔の風呂は、湯加減を見てから入るのが常識だった。
今や温度設定ができる風呂が多い。黙っていてもいい塩梅(あんばい)になる。
君津に移住後、温度調節がうまく働かない。
しばしば、ひとり裸で 「熱いじゃねーか、バカヤロー」 となる。

イチゴの水遣りも加減を見なくてはいけない。
特に、これから夏場にかけては、ホースに溜まった水が熱くなり、
熱湯に近くなることもある。イチゴにかければ、根がやけどする。
「熱いじゃねーか、バカヤロー」 となる。

師匠は、水遣りの前に、ホースから出る水の加減を
手で確認してからイチゴにかける。習慣である。
最初は手を洗っているのかと思っていた。きれい好きだなぁと勘違いしていた。

ホースに溜まった水が流れてしまえば、後は井戸水になる。
井戸水は、1年中を通して水温が15℃前後に一定している。
常にいい塩梅なのである。
ポレポレ農園も井戸水を利用する。

( 熱湯シャワーはかなわない by 農園主 )
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入学式
2012/04/04(Wed)
昨日の春の嵐の中、姪は大学の入学式であった。

東京大学が、秋入学に積極的であるらしい。
(姪の大学ではない。薦めたがなぜか固辞?)
学内で5年後の移行を視野に報告書をまとめている。近い将来である。
目的は、欧米の9月入学に合わせることで、
「学生の海外留学を促したり、優秀な留学生を集めたりする」こと。
どのような人材育成を目指すかについては、
「地球規模の課題解決のため、リーダーシップを発揮できるリーダーとなるべき人材」とある。
ウルトラマンを養成するような意気込みで、それはいい。
しかし、大学が9月入学になれば、
小学校から高校まで全ての学校が、それに合わせることになる。
一大事である。

4月入学(国立大学)は1920年からなので100年経っていない。
それ以前は、学校制度や先生方を訪米から輸入しているので、9月入学だった。
陸軍が、人材獲得のために入隊を9月から4月に早めたのが4月入学に移行した
きっかけとも言われる。

経緯を含め、ここで、どちらがいいか結論を出す横柄さは持ち合わせていない。
ただ、4月の日本は、季節が爽やかだ。
欧米の9月も初秋で、いい季節。しかし、日本では残暑、真っ只中。
せっかくの衣装が、汗だくになる。

昨日、嵐になってしまったのは不運だが、これから始まる新学期は
爽やかであることは間違いない。

( 海外が4月入学にすればいいのに by 農園主 )


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お天気オジサン
2012/04/03(Tue)
朝一番で、作りかけの育苗用ハウスに、
師匠は補強を入れる。パイプを数本、応急的に手当てする。
午後からの風に備えてである。
「風速30mになるかも」と言っていた。


気象庁の予報用語では、
「強い風」は、風速15m~20m/秒
「非常に強い風」は、風速20m~30m/秒
それ以上の風は、「猛烈な風」になる。
師匠はこのことを言っている。

25mを超える風の影響を、
人は立っていられない、樹木は根こそぎ倒れ始める、
と気象庁では定義している。

準備と積極的避難が大事。

( 農家はみんな お天気オジサン by 農園主 )



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2012/04/02(Mon)
トラクターの往来が、にわかに増えてきた。
田んぼ仕事が、活気づいてきたのだ。

田おこしをする人。
乾いた田んぼを掘り起こし、施肥。水が漏れないように
見事な土手を作る。
水を入れ始め、代かきに備える人。
田んぼを平らにする田植えの準備である。

「始まるね。忙しくてかなわないよ。
イチゴも頑張りな。」

まんざらでもない顔をして、トラクターから声を
かけてくれる。

自分で食べる米は、自分で作ってみたいと思っているのだが、
イチゴの育苗時期と米作りは、重なることから
師匠には、止められている。

将来の夢である。

( いつか、トラクターを乗り回したい by 農園主 )


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お披露目
2012/04/01(Sun)
皆様に気に入っていただけるか、甚だ心配ではありますが、
本日、晴れて、ポレポレ農園のロゴマークを
お披露目させていただく運びと、相成りし候。
何卒、末永いご贔屓のほど、
一重にお願い申し上げる次第でございまする。

ポレポレ農園のロゴ


(自信作 by 菊池邑僊先生&農園一同)


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