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初対面
2012/02/29(Wed)
ポレポレ農園のHPを開設し1ヶ月、
今週からは問合せ・感想メールの受信を始めました。
昨日、その訪問者 第1号が来られた。
「娘がイチゴ大好きですので、楽しみにしています!!」とのコメント。
農園一同感激。開園後、実際にお会いするのが楽しみです。
こうして、HPで訪問してくれる方ともお付き合いが始まるのですね。

大学の後輩が、ネットで知り合った男性と数年前に結婚しました。
医学 と ラグビー好き という共通点が、二人を結びつけるきっかけに。
ネットでやり取りしていた二人が、初めて会ったときは、果たしてどんな気持ちだったのか。
それぞれの第一印象は
「かわいい女性、なんで今まで結婚していないのだろう。ラッキーだなー。」
「体のがっちりした大きい人、親しみやすい感じの方。」
だったそうだ。

(なんだか、ドキドキしてきた by 農園主 )







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2012/02/28(Tue)
「約束が違う」
事業を営む知人が、官・民両方が絡む取引の結果に対して発した言葉。
しかし、過ちを認め、謝罪し、約束を守れば、矛は収める人である。 
「筋が通らないことは許せない」 と判断基準がはっきりしている。

「あの」エルピーダが更生法を申請した。
2年ほど前に公的資金(税金)を投入してもらったが、倒産した。
当時、金融機関以外で救済される個別企業は初めてで、その救済理由は、

「半導体業界の牽引役で、日本に必要」 と認定されたから。

衝撃の政治判断でした。
(当時は、証券会社で信用リスクを扱っていました。)

しかし、日経新聞によると、日本の企業によるエルピーダからの
DRAM(半導体)の調達率は、年々低下していたそうです。

話が違う、約束が違う。

一方で、公的資金を必死で返済し続けている会社もあります。
約束を守ろうと、筋を通す人達です。

(そのさきは、あおぞら by 農園主 )
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暗渠
2012/02/27(Mon)
アンキョ と読む。
知っている人は読書好きか、農業関係者か、どちらかではないでしょうか。
田んぼの土中の水分を排水するために、地中にパイプを通すことを言います。

田んぼは、そもそもぬかっているものですが、トラクターが潜るほどの
土地もあり、その場合に暗渠を掘る(通す)ことになります。
パイプには細かい穴を開け、水分を集める。この時に吸収性を高めるため、
パイプの周りに貝殻を入れて埋める。
夏の作業は、ちょっと臭いので、もっぱら、冬の仕事とされています。


昨日、師匠の農園に、ちびっ子の団体100人超が、やって来ました。
小1~3年のスポーツクラブの仲間たちが、12組に分かれてイチゴ狩りに
押し寄せる様は、トルネードのようでした。
12人の引率の先生方でも制御不能。

数分後、イチゴ狩りもそこそこに、ビニールハウスの脇に円を囲むように
大人しく、しゃがみこんでいる6人の少女グループ。
白い貝殻の破片を拾い集めて、
「きれいっ」 「かわいいー」 「海が近いのね」
と盛り上がっている。

「それはね。。。」
やっぱり、教えるのは止めました。
イチゴ狩りに来て、貝殻集めもできたのだ。


(海はそんなに近くはないが by 農園主 )


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天照大御神
2012/02/26(Sun)
裏山で掘ってきたという人から、竹の子1号をいただいた。
豚肉とゴマ油でいため、中華おこわにして食す。美味であります。

今年の冬は、低温と日照不足でイチゴの実が赤くなるのに時間が
かかっている。
もう少し、詳しく言いますと、最初の果房から2番目の果房の開花までの
間隔が空いてしまったので、2番果房の熟する時期が遅れている状態。
例年より2週間くらいのタイムラグができている感じです。

生産する立場からは、予定していた(期待していた)収量ができないので
当てにしているお客さんには平謝り。

しかし、完熟するまでに時間がかかっていますので、甘味成分であるショ糖の
蓄積は充分であり、味は乗っている。また、粒も大きい。

食する立場からは、うれしいことですね。

全ては自然が決めること。
竹の子が来たのですから、これからイチゴの実も豊作に向かっていきます。

(だから、農家の神棚には 天照大御神が鎮座する by 農園主 )







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ゾウの絵
2012/02/25(Sat)
4才の子ゾウが、大人のゾウの横顔 を描いた絵を手に入れました。
もちろん鼻で持った筆で描かれたものです。我々の目の前で。

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入手経路は、市原ぞうの国。
映画化された「星になった少年」(原作 坂本小百合)の舞台になった動物園。
ここでは、タイ王国からきた10人のゾウ使いが毎日ショーをやっている。
この動物園で、生まれ育った子ゾウ「ゆめ花」が絵を描くのも、その1つです。

訓練して描けるようになるそうですが、ゾウにも絵心の有無があり、ゆめ花の場合は
特に、この遊びが好きらしい。

ショーの終了後、
55×75㎝のこの絵が、3500円で売っていると聞いて、すぐに「買いっ!」と
叫んでしまいました。
おまけに画用紙は、ゾウのウンチからの再生紙というのも、何か価値がありそうなんて。


帰宅後、原作者であり、園長である坂本さんの本を読み返すと、
夢半ばで世を去った息子さんの言葉が、冒頭で紹介されていました。

「日本にいるゾウたちは、人間の勝手で連れてこられたのに、結局、コンクリートの
狭いゾウ舎で孤独に死んでいくんだ。いつか、僕はそんなゾウたちに、幸せな余生を送って
もらえるような楽園をつくりたいんだ」

同じ千葉県内にある「勝浦ぞうの楽園」は、坂本さんがその夢を、実現したものだったのです。

自分の貧困な発想が、ウンチよりも小さいものに感じて。。。情けなくなりましたが、
絵は一層、気に入りました。

額に入れてポレポレ農園の受付ハウスに飾るつもりです。


(絵は臭わないから大丈夫、やっぱり貧困か by 農園主)




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名文は書けない農園主の文章講座
2012/02/24(Fri)
昨日のサンケイ新聞に掲載された記事をご紹介。(こちらが原文)
作者は、高校時代の同級生。
現在は、自分のエッセイ教室を開く彼女の文書力、構成力は流石です。
ポレポレ農園のHPでは指導を仰いでいるので、
我家では、マーコ先生 と呼ばれています。


「グッドタイミング」

 東日本大震災のあった夕方、「車で都内に迎えにきて」と夫がメールをしてきた。
一人ならば歩いてでも帰るはずだが、一緒の上司が足を痛め歩けなくなったとのこと。
十四階の我が家はひどく揺れ、部屋の中はまだ散乱状態。
たびたび揺れるなか、父と息子を置いての外出は勇気が必要だった。
結局大渋滞にはまり、往復一時間のはずが九時間の長丁場。
帰りついたときには、時計は午前三時を指していた。
 震災以来、自転車通勤が増えているらしい。
会社に置くことをずっと提案しているが、夫はノラリクラリ。
結局対策を練らないままじきに一年がたつ。
 そんな我が家に年賀はがきのくじが当たった。
二等六桁の番号がピッタリと合い、何度も見比べた。郵便局のパンフレットには、
空気清浄器、デジタルカメラ、ゲーム機、旅行とあり、最後になんと、
折りたたみ自転車が!
出番がないことを願うが、「四年以内に七十%の確率」というニュースが
頭から離れない日々である。


弟子なりに解説しますと(マーコ先生には10年早いと言われるでしょうが)
この文書では、くじが当たった!という彼女の「特殊」な経験が、
震災に対する混乱と備えという「普遍」的テーマに広がることで、
我々読者の共感を呼び、ぐいぐい惹きつけています。
カメラのズームが動くような感覚ですね。

ちなみに、彼女は話も上手く、つい、引き込まれます。
我家に、やずやのにんにく卵黄があるのはそのため。
彼女にかかれば、にんにく卵黄の「普遍化」も、たやすいのでした。


(ポレポレ農園もお願いしたい by 農園主)



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羅針盤
2012/02/23(Thu)
「まことに、素晴らしい」
 これは、この房総辺りで使う表現で、「まこと」は、「とても」や「大変」の
最上級という意味合いのようです。
公家調の響きがあり、気に入っているのですが、なかなか使う機会がない。

昨年暮れ、銀座で個展が開かれました。嫁さんの中学時代の友人で、売り出し中の書道家。
彼女の作品と合わせて、陶芸家の父親の作品も展示され、当日は、非売品の作品にもかかわらず
外国人が購入を頼み込む姿も。

わかります。
私も、一目惚れした一人ですから。

その後、無理を承知で、「ポレポレ農園」の題字を書いてほしい、とお願いしたところ、
快諾。それだけでなく「苺」という字にも興味があるので、書いてみたいとの返事。
「苺」は刻字(木彫り)になるそうです。そういう才能もある人。

その原案が昨夜、届きました。
そうです。
「まことに素晴らしい」のです。

彼女の字を見ていると、
農園主として歩むべき方向、ポレポレ農園のあるべき姿が
示されているように感じます。

それは、字であり、絵であると同時に、羅針盤になるのです。



(早くみなさんにお見せしたい by 農園主)



 
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コンビニの法則
2012/02/22(Wed)
田舎の県道を走っていると、コンビニ や ガソリンスタンドが、田んぼの中に
よく建っているかと思います。
あれは、農地を耕作以外に使っていますので、県の許可が必要。(転用許可)

この手続きに詳しい方と雑談していたら、

「コンビニ店が、必死になって探す場所は、下り方面の道路左側で、角地。」
と言っていました。

なぜかと言うと

角地は、転用許可が出やすい。行政は転用が虫食いに広がるのをいやがるので
端っこなら認めやすいということです。

そして、下り方面の左側の意味は、
「観光客は出かけながら買い物する量の方が、帰り(上り)よりも多い、ということ。」
だそうです。


なるほどですね。

(何事にも、法則やパターンがある。ポレポレ農園は右側の真ん中だが。。。 BY 農園主)










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正夢
2012/02/21(Tue)
義母から嫁さん宛に来たメール。
今年末のポレポレ農園の開園時を想像したようです。

子供の頃に、明け方に見る夢は、正夢と言われておりました。
さーてと ビニールハウスの中は、真っ赤な大粒の苺が鈴なり
リカちゃん(嫁さん)は、接客に てんてこ舞いー
お母さんは側で ウロウロ~
目が覚めたら7時でした
無理して風邪を引かない様にね


心配と期待がこもった温かいメールでした。
ところで、自分が登場していないけど。。。
夢の中でもサボッているのか。

(そこは正夢にならないようにしよう   BY 農園主)
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カイヅカイブキ
2012/02/20(Mon)
畑の端に20数本のカイヅカイブキが生えていました。
20年以上経つ、そのイブキは2mを越え、幹は20㎝の太さ。
可哀そうですが、農作物との相性が良くないので、全て抜いてもらいました。
文字通り、根こそぎ。

そこまではいいのですが、問題はその処分。
途方に暮れていたら、地主の三郎さんが、従兄と息子の手を借りて、
アッという間に(何と!半日で)
チェーンソーで細断し、燃やしてしまいました。

火は、この時期の乾燥と具合のいい風で順調に燃え、2mの距離でも熱い。
でも、60歳を超える三郎さんは、その火の至近距離で
「熱くていられねー」と顔をゆがめながら、燃えかけの木をくべて笑っています。
「こういうことは、子供のころからやってるからね」
うまく組み替えた木が燃えていくと、さらに
「いい調子、いい調子」と喜ぶ。

カイヅカイブキ(燃やしているところ)


火は3時過ぎには、この通り。 お見事。

カイヅカイブキ(燃やした後)


(男には、いくつになっても遊び心がいるものだ by農園主)
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銚子の魚定食
2012/02/19(Sun)
東庄町に行ったついでに、おいしい魚を昼に食べたいと思い、銚子に寄りました。
当てはなかったので、ネットで探した漁港のすぐ近くの 「久六」に。

金目鯛とマグロの評判の店で週末には外まで並ぶ人気の店らしい。
マグロの唐揚、マグロカツ、刺身を堪能し(ご飯もおかわり)、
平日の遅い時間だったおかげで、女将が、しばし話し相手になってくれました。

「イチゴ始めるの?磯山さんに行ったの。あそこはきれいでしょ。アイベリー(品種)が
人気ね。水耕栽培よね。」

「えーっ。詳しいですね。」と驚くと

「貧乏ひまなしだから、行ったことはないの。ぜーんぶ、お客さんの受け売りよ!」

(個人事業主は、みんなプロだ by 元サラリーマン)








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東庄のプロフェッショナル
2012/02/18(Sat)
東庄町は千葉県銚子市から北へ20キロの街。
そこにイチゴの観光農園としては、先駆者的な存在の1つである磯山いちご園があります。

今回は磯山さんに話を聞きに行きました。
評判通りのアイディアとバイタリティに溢れる農業経営者。

「オレも、初めは借金して、10aのハウスを建てたのだけど、台風ですぐにつぶされてね。
参ったけど、もう一度借金して、建てることにした。面積はこの際だから、2倍にしてやってみようと
思った。それがなかったら、ここまで頑張れなかったかもしれない。
こじんまりやってたかな。」

そして、今までお世話になった人、教えをもらった全国の農家の人たちの名前を挙げながら
「人の話を聞きにいきな。それでいいと思うものをマネしていくんだよ。」
「オレでよければ、いつでもおいで。何でも教えっから。」

私が、サラリーマンを辞めたこと、これから君津で始めることを話すと
「夢を持ってやることが一番楽しいこと。やってみたいこと、いいなあと思ったことは
やったらいいよ。」

そして最後に
「でもね、欲かいてはダメだよ。」

優しい目でした。

(深いことを簡単な言葉で言えるからプロフェッショナル by農園主) 






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記憶力
2012/02/16(Thu)
君津という新天地で、新しい仕事を始めるのですから
自然と初対面の人と知り合う機会が増えました。
それは有難いことですが、悩みは顔と名前の一致。。。

「同じテーブルの10人の名前、簡単に覚えられます」(B.フィールディング 三笠書房)
このタイトルですから、思わず手に取りました。

ひとつ実践しようと思っていることは、
初対面の相手を見るときに様々な感性を駆使し、それを整理するということ。

例えば
視覚では、相手の顔の特徴だけでなく、髪型であればその質感までを見る。
目であればその表情を見る。体形は中肉といった体型ではなく、形を見る。
耳を使って、その声の質までを聴く。
鼻では、香水をかぎ分ける。
触覚を使って、握手の感触やその人の動作を見る。
直感で社交的か積極的かなど性格を想像する。

ポイントは
短期記憶から長期記憶に移行させることができれば、ずっと覚えていられるので
そのためには、情報をいい加減に処理してはいけない、ということだそうです。

(なるほど。あれ?本の作者は誰だったかな by農園主)





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火鉢
2012/02/15(Wed)
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義父から見事な火鉢を譲り受けました。
大きさは大人の両腕で円をつくったくらい。腰が痛くなるくらい、ずっしり重い。
期待以上に日本間にうまく納まりました。

炭の準備を考えながら、脇の石油ストーブからエアコンまで見回す。
木材⇒石油⇒電気 あとはウランかな。

先日のダボス会議で俳優の渡辺謙がスピーチをしていました。そこで彼は
「足るを知る」 ということをあの独特の表情を交えて英語で訴えていました。
格好いい。

炭を上手く熾せない自分がいる。。。。by農園主





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