予防のミルフィーユ
|
2021/10/17(Sun)
|
 育苗ハウスの前に真新しい 防草シートを張っている。 来年の育苗では、 苗を病気にしたくないので、 その予防のためである。 たんそ菌は、自然界には 普通に存在するので、 完璧な防御は難しいのだが、 リスク軽減には、 その密度を下げることが 大事である。 雑草があれば、 そこでは生きながらえるし、 土の上でも数週間は生き続ける。 そういう環境をできるだけ周辺から 少なくしておく。 小さなことをたくさん 積み重ねることしか、 対抗策はない。 (だから、ひとつひとつ by 農園主)
|
 |
収束宣言。
|
2021/10/06(Wed)
|
 苗を定植してから14日間が経った。 これまで萎れた苗はひとつもなく、 がっちりと育っている。 「ここまで来れば、もう大丈夫」 百戦錬磨の師匠もそう言ってくれた。 たんそ病が8月に検出されてから、 60日間。永い闘いだった。。。 「胆力が要るからね」 師匠の奥さんトモ子さんから 当初そう言われたが、 その通りだった。 でも、信頼できる方々から アドバイスをいただき、 ここまで辿り着けたと思う。 「本当にありがとうございました。」 また、ずっと気を揉んで心配して いただいていた皆さまへ。 苦境を耐え抜いた選りすぐりの 苗たちがつくる果実は、 きっと格別なものになると 手応えを感じています。 強い生命力の成果かと。 (ご期待以上を by 農園主)
|
 |
ポレポレ分科会 ( 目指せ、きんに君 )
|
2021/09/16(Thu)
|
気温が下がり、菌の活動が鈍っている。 その間に、苗の抵抗力の強化を図りたい。 攻めのディフェンスである。 本来は、花芽分化のこの時期は、 チッソ分を中心に養分は軽減し、 分化につなげるのが常識とされる。 しかし、あえて、せっせと、 様々な養分を与え続けている。 この10年の経験から、 花芽分化の主要因は、日長であり、 気温は変動要因、そしてチッソ残量は、 ほとんど影響がないものと考えている。 この機会に新しい生育を試みている。  (モリモリで by 農園主)
|
 |
ポレポレ分科会 (ピンチの対処 編)
|
2021/09/12(Sun)
|
 感染苗は、日々、減少している。 萎れてしまう苗もまだ見ていない。 しかし、心配な苗は、なくなっていない。 この30日間、毎朝の苗チェックで、 不健康な苗の見極めのスキル(技術)は 相当身についたと思う。 今回の「線引き」がシーズンに入って、 どこまで防御として通用するものか、 まだ、答えは出ていないが、 今、やれることは精一杯やっている。 そういう自負はある。 昨日、“成田の名人”が、 心配して様子を見に来てくれた。 発症当初から電話では アドバイスをもらっている。 「苗の体力をつけることも大事」と、 リン酸の施肥の効用を教わる。 動きを止めないこと。 (根も自分も by 農園主)
|
 |
ポレポレ分科会 ( 絶好のチャンス 編 )
|
2021/09/04(Sat)
|
この数日は、気温が一気に下がったことで、 胞子の活動は鈍っている。 この隙に、アドバンテージを取りたいので、 “葉かき” を始めている。 葉の剪定作業をして、 菌の胞子が付着する苗の面積を減らし、 かつ、苗同士を混雑させないことで、 乾燥させた状態を保つことが目的。
いずれ厳しい残暑がくると またぶり返してくるはず。 定植まであと3週間。 踏ん張り時かと思う。
(フリースを着ながら by 農園主)
|
 |