アランとポール(立った?編)
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2023/08/15(Tue)
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昨日、ポールのリハビリを 介助したので、体中ひどい筋肉痛 だったが、それをさすりながら、 ポールの小屋を今朝のぞいたら、 座った体勢が昨晩と変わっていて、 収まりのいい感じだった。 夜のうちに少しずつ体を ずらしたのだと思う。 「ポール、外に出ようか」 嫁さんと2人でシートの上に 座った姿勢から寝た姿勢に変え、 シートを滑らせて草の上を移動させた。 その時に手足をバタバタさせたのは、 チカラが入り始めた証拠で 昨日までとは違ういい兆候であった。 2時間ほどイチゴの苗の水やりをして、 ポールのところに戻ると、 ちょうどアランが小屋から起きてきて、 オシッコを始めた。 それを見たポールは、いつも通りに 「俺も」と立ち上がろうとした。 前脚はついたが、後ろ脚が動かない。 それでも立とうとする。 「ポール、いくよ。せーのっ」 後ろから腰を持ちあげると、 ヨロヨロしながらなんとか立った。 さらにポールはお構いなしに、 どんどん歩こうとする。 慌てて後ろから腰を支える。 手を放すとまたヨロヨロ。 繰り返すうちに、 不安定ながらも自力で歩き出した。 アランのそばに行きたいのである。 2頭の姿を見て、涙が出た。   もはや奇跡ではない。 大先生の迅速かつ適切な処置の おかげであり、ポールの回復への 意志の強さだと思う。 それを支えたアランの存在は、 本当に大きなものだと感じた。 キンちゃんの甘噛みも刺激として、 寄与したかもね。 (ヤマは越えた by 農園主)
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アランとポール(寝たきり2日目編)
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2023/08/14(Mon)
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今朝もポールの脚は 4本ともに動かない。 でも、今日も大先生に 3回目の駆除薬の 注射をしてもらって、 顔の表情は、いつも通りの ポールに戻った。 食欲も旺盛、心配していた水も 今日はゴクゴク飲んだ。 我々の介助で、 座ったままであるけれど。  「 早いうちに立つ 練習をさせた方がいい」 大先生からのアドバイスもあり、 早速、リハビリの補助器具を 嫁さんと作る。 アラン・フィールド内の登り台を 一部解体して利用することにした。 ハウス用のパイプをしっかり 組んでいるので加重には強い。 問題はポールの体を どうやって支えるかだ。 防護ネットがいいかと思って、 ポールの脚を入れて 持ち上げてみたが、残念ながら、 ネットは体重に耐えきれない。 ならばと、チカラ技で ポール(70キロ)を 嫁さんと抱え上げて お腹の下にいつも使っている 黄色の餌カゴを支えにした。 少々、サイズ感に無理はあるが、 兎も角、ポールは自分の脚を 地面に着地させ、 我々に支えられながらも、 1時間近く立った。 まだまだ、脚には時々しか チカラは入らないかも知れないが、 それでも進歩である。  リハビリの後、 ヘトヘトになったポールに アランが頬ずりしていた。 「おまえ、頑張ったな」と。 (我々も足がワナワナである by 農園主)
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アランとポール(ポールの容態編)
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2023/08/13(Sun)
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朝一番、ポールの小屋をのぞいたら、 横になったまま、起き上がれない。 後ろ脚だけでなく、前脚も 動かなくなっている様子だ。 2年前よりも容態は重い。 大先生に状況を連絡。 午前中には点滴と注射3本を 持って来てくださった。 草の柔らかいところがいいと 先生がおっしゃるので、 日よけを張って、 ポールの専用スペースを作った。 そこまで自力で歩いていくことは できないので、シートの上に乗せて 滑らせるように連れて行く。 自分で座ることもできないので、 嫁さんと前脚と後ろ脚をたたみ、 ポールの体を起こして座らせる。 午後になって、 懸命に自力で立ち上がろうと ポールは試みるが、 体が言うことを聞かない。 見ていてつらいが、 一番つらいのはポール本人である。  アランは心配しながら、 ポールに顔をつけていっしょに 干し草を頬張る。  キンちゃんも我々の後を追いかけて、 ポールのそばまでやって来た。 お見舞いのつもりだったのか、 動けないポールのお尻を 甘噛みしたり、前脚でちょんちょんする。 (後ろにいるキンちゃんをアップで見て) ポールが嫌がるので止めてほしい。 (みんなで乗り越えるよ by 農園主)
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アランとポール(心配なこと編)
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2023/08/12(Sat)
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夕刻になって、 そろそろ柵の外に出て 散歩をするころ、 2頭を呼びに行ったら、 アランはスタンバイしているのに、 ポールが珍しく小屋から 飛び出して来ない。 心配していたら、 後ろ脚がヨロヨロしている。 ハッと心臓が縮まる。 2年前の「腰麻痺(ようまひ)」 の症状だ。予防薬を投与しているのに どうして。。。 兎に角、大先生に電話すると、 お盆休みの中、飛んできてくださった。 「蚊の発生時期が早まっているのかも」 先生も困惑しながら、 寄生虫の駆虫薬を注射してくれた。 あと数回の注射が要るそうだ。
2年前は、似た症状の翌日には、 立てなくなったので、 しばらくポールのことが心配である。 当時は歩けなくなることも覚悟したが、 奇跡的に回復した。 いつもは神経質で臆病なポールが、 あの時は気丈に生きる姿に とても勇気をもらった。 何せ、同時にイチゴの苗には タンソ病が発症し、 ポレポレ農園の危機だったのだから。
不安だらけの毎日を みんなで乗り越えたことを思い出す。
(ポール、俺たちがついている by 農園主)
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アランとポール (赤と緑 編)
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2023/07/27(Thu)
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 それぞれの首輪を新調した。 アランは赤、ポールは緑。 2頭ともに大型犬用の最大サイズである。 店で見るとデカすぎ?と思うが、 やっぱり2頭はデカいのである。 アランは、「交換するの?どうぞ」 という感じですんなり。 でも、ポールは、「何持ってるの?」 とすぐに警戒モード。 何って、首についてるでしょ、と 言うものの、ひとしきり逃げ回る。 お互いにひと汗かいたところで、 観念して交換させてくれた。 ヤギ2頭と子ネコのご対面は、 もう少し、キンちゃんの体が しっかりしてからの方がいいかと 思っている。 チラ見はそれぞれにさせているが、 さて、どういう印象を持っているのか。 (時間をかけて by 農園主)
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