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春本番へ向けて
2021/03/09(Tue)
 アランとポールの冬毛は、
まだ生え変わっていないが、
イチゴたちは大きく変化している。
初春の訪れとともに、冬の間に消耗した
根や葉を再生させている時期に入り、
その結果、エネルギー(糖分)を
配分する優先順位が「一時的」に
変化しているのである。
これが“酸味の向上”として
今、我々が感じるところである。
これを「味落ち」と言う生産者もいるけれど、
それは人間の勝手な言い分であって、
イチゴの生理からすれば自然なこと。
“春の訪れ”を実感できる瞬間とも言える。
農家として大事なことは、
イチゴたちが根や葉の健康を
再度整えた後には、
酸味と甘味のバランスのとれた深みのある
本来の食味を引き出してあげることにある。
生産者のイチゴ愛が試される季節である。

【写真】3番果の大粒“紅ほっぺ”

(春本番のあの味覚を by 農園主)

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春も冬も
2021/01/19(Tue)
【写真】真っ赤に色づいた“やよいひめ”

 “やよいひめ”がとてもいい状態に
なってきていると思う。
試食する度に嫁さんと顔を見合わせては、
「これは今まで(8年間)にないね」
と驚いている。培地加温の効果だと思う。
“やよいひめ”は、低温が苦手なので、
冬の時期になかなか期待した食味を
実現できず、毎年「今年で最後にしよう」と
嫁さんにぼやいていた。
しかし、春には目を覚ましたかのように
本領を発揮し、いちご狩りに来園された
皆さまを魅了する。
“やよいファン”の皆さまの声に
支えられて栽培を続けてきた。
「もう一年、やってみよう」と。

(我慢してよかったと思う by 農園主)

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自然と人のハーモニー
2020/12/20(Sun)
【写真】育苗ハウスで休眠中のいちごの苗の様子

 寒い朝が続く。
育苗ハウスに残っていた苗たちの葉は
赤や黄色に紅葉している。
露地栽培のイチゴはこのまま、
活動を休止(休眠という)して、
気温が上昇する春になってから、
内在している花芽を出現させ開花する。
それまでは、じっと寒さに耐える。
イチゴの生理とは本来そういうもの。

 施設栽培では、ハウスと暖房機で、
今年からは、培地加温(地中加温)も使って
春を演出し、イチゴたちに
舞台に立ってもらっている。
一方で、一定の低温によって、
花芽を次々と分化させることで、
長期間、花を咲かせることも大事である。
冬と“疑似的な”春の繰り返しが、
イチゴ栽培の面白さである。

(協演 by 農園主)

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大果の予感
2020/12/11(Fri)
【写真】7枚の花びらがあるいちごの花

 イチゴの白い花。
花びらの数は、5枚が普通であるが、
その枚数が7~8枚、
時には10枚になることもある。
こういう場合は、大きな果実になる。
この話をいちご狩りの時にすると、
大人から子供まで一斉に
花びらを数え出す。
「これ、すごいよ~」
となるのだが、
それを食べられる人は、
1ヶ月先の来園者、になる。
それでも、イチゴの花をしっかりと
見てくれることはきっといい体験に
なっていたものと思う。

 こうした光景は、
当分先になりそうだが、
充実した青い果実は、
順調に肥大化している。

(もう一息 by 農園主)

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本と脇
2020/12/09(Wed)
 「わき芽」とは、
葉や茎の付け根から出てくる芽のこと。
「本芽」に対する言い方で、
あくまでも脇なのだが、
花芽はちゃんとつくので、
放置しておけば花数は増えて、
必然的に果実数も増えることになる。
ならば、わき芽はどんどん増やした方が
いい?と思うかも知れないが、
そうもいかない。
果実は“数と味覚が反比例する”
関係にあるので、摘果や摘花には
そういう理由である。
イチゴのひとつの株から果実に
配給できる栄養分には限界があるので、
芽数は管理する必要がある。
ちなみに、今の時期は
“ひと芽”管理が基本。

<芽かき作業前・四芽>
【写真】いちごの株の様子(芽かき作業前)
       ↓
<芽かき作業後・ひと芽>
【写真】いちごの株の様子(芽かき作業後)


(2ヶ月先を想像しながら by 農園主)

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