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分蜂の季節
2023/03/29(Wed)
 養蜂屋さんからお借りしている
ミツバチたちの役割は、ハウス内で
受粉の仕事をしてもらうためである。
ただ、環境が気に入らないと巣箱から
出てこないこともある。
また、ハチ特有の病気もあると
聞いているので、万が一のために
予備の巣箱もお借りしている。
これもリスク管理の一環である。
農園内の屋外に置いてあるので、
ハウス内の巣箱に異変がない限りは、
自由気ままに過ごしていることになる。
幸い、今シーズンは、
ハウス内のミツバチたちが、
これまで順調に働いてくれている。

 数日前から、外の巣箱が
賑やかになっていたので、
もしや?と思っていたら、
案の定の「分蜂」である。
女王バチは新女王バチを生んだ後、
その巣箱を新女王バチに譲り、
自ら巣を出て行く。
半分程度の働きバチを連れて。

【写真】育苗ハウス脇にあるミツバチの巣箱の隣りに置いたブロックに群がるミツバチたち

 一旦は、巣の外で塊りとなって
過ごした後、新しい巣を見つけて
移動するのが順序である。
かつては、アラン・フィールド内の
登り台に塊りができたこともあったが、
今回は驚くほどの近場。
2メートルほど先に置いてあった
「ブロックの穴」である。
地面に這いつくばるような
ミツバチたちは、見たことがない。
そう言えば、カメのクロちゃんも、
ブロックの穴に入ったきりである。

(落ち着くの? by 農園主)

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ミツバチの話
2022/11/29(Tue)
 低気圧の接近で、
風が強く、なま暖かい日。
ミツバチはよく働いている。
訪花だけでなく、
巣穴前の“砂糖水”を入れたトレイにも、
たくさん集まっている。
隣に並べたただの“水”は、
あまり人気がないようだが。

【写真】ミツバチの巣箱の前に置いた砂糖水のトレーと水のトレー

 先日、養蜂屋さんとお話をしていたら、
ミツバチを襲撃する「オオスズメバチ」が
年々増えて困るとおっしゃっていた。
ミツバチを守るために、
必死で網で捕まえて回っていると。

 “セイヨウミツバチ”は襲われると
集団で立ち向かうが、全滅される前に、
巣を放り出して逃げ出す。
しかし、“二ホンミツバチ”は
最後まで徹底的に戦うことは以前にご紹介した。
蜂球(ほうきゅう)と呼ばれる作戦で、
スズメバチをみんなで、おしくらまんじゅう
のように包み込んで熱で殺す。

 この作戦は、実は、ミツバチにも
大変な体力負担があり、寿命が縮まることが
最近の研究でわかったそうだ。
(NHK「ダーウィンが来た!」)
二ホンミツバチの凄いところは、
一度、蜂球に参加したことのあるミツバチは、
率先して次の危機に参加するということ。
敵前で「ワタシに任せて」と言わんばかりに
積極的に前線に出てくるのである。

(美しい by 農園主)

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青いタオル
2022/11/11(Fri)
【写真】本圃ハウスに設置したミツバチの巣箱と目印の青いタオル

 開花し始めたので、数日前から
ハウスの中にミツバチの巣箱を入れた。
毎年、心配するのは、密閉された環境に
うまく適応してくれるかどうか。
色々なストレスがあるようなのだが、
一番かわいそうなのは、巣箱の位置が
分からなくなってパニックになること。
人間だってそうなれば同じだと思う。
大事なことは巣箱の位置に目印があること。
ハウスの中はほとんど同じ景色なので、
ミツバチは帰り道が分からなくなるようで、
そのために“青いタオル”を巣箱の上に
ぶら下げるようにしている。
彼女たちが識別しやすい色のひとつ。
出動したミツバチが巣箱に帰り、
無事に巣穴に入っていく姿を見ると、
とても安心する。

(お帰り、そしてまた行っておいで by 農園主)


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美味しいものはみんな好き
2022/01/23(Sun)
【写真】巣箱前に置いた砂糖水を仲良く飲むミツバチとハナバチの様子

 糖分の補給のために、砂糖水を
ミツバチの巣箱の前においてある。
そこにハナバチたちも群がってくる。
奥で整列して飲んでいるのが、
ミツバチ。自由気ままに飲む
大き目の黒いのがハナバチである。
両者がケンカせず、
上手に譲り合っている姿は微笑ましい。

 ハナバチは、ハチダンスを
することがなく、ミツバチのような
情報の共有がないので、
それぞれが独自に砂糖水のありかを
見つけたということになる。
彼女たちは、
(ハナバチも働きバチはメスである)、
ミツバチに比べて、
とても好奇心が旺盛で、
花粉集めをしながら、
ちょいちょい遊んでいる、
ように見える。
毎日準備する肥料の様子を見に来たり、
作業をする我々に近づいてきたり、
夜遊びして?いちごの上に泊まって
寝ていたり。
大人しい性格もあって、
人懐こっさを感じる。

(イチゴのための共存 by 農園主)


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新メンバー、クロマルハナバチ
2021/12/05(Sun)
【写真】イチゴの花にとまって受粉作業中のクロマルハナバチ

 新しいハチをハウスに迎えた。
ミツバチはよく働いてくれているが、
これからの厳冬期には活動が鈍くなる。
サボるわけではなく、
体質なので仕方がない。
でも、昨年も2番果の受粉が
上手くいかなかった時期があった。

 クロマルハナバチは、
寒さに強いと聞いたので、
そこを補完してくれるものと期待して、
新メンバー入りを決定。
ミツバチよりも大きく
(コガネムシくらいある)
黒色なので、見かけは相当イカツイ。
しかし、性格は大人しく、良く働く。
訪花は1~2秒ペースだ。
ミツバチは3~5秒くらいなので、
せっかちに次々と
訪花していくように見える。
働き過ぎて「過剰訪花」になることも
あるくらいと聞いた。

(頼もしい by 農園主)

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