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元も子もない
2023/07/29(Sat)
【写真】三舟山方向の農園前の田んぼの風景

 農園の前の田んぼでは、
稲穂が元気に育っている。
でも、米農家に言わせると、
「今年は草が多くて大変だ」そうだ。
雑草そして稗(ひえ)が
例年以上なので、その除草の手間と
「費用」がキツイと。

 ただでさえ肥料が高騰している。
油代も高止まりである。
米価も相応な値上げがなければ、
採算割れである。
消費者は安い方がいいに決まっていると
思われがちだが、それは大きな勘違い。
作り手がいなくなってしまえば、
値段の問題ではなくなる。
食べたいものには、
正当なお支払いをする。
農作物には、そこに生産を
継続してもらうためのコストを
勘案する時代になってきていると思う。

(消費者の意識改革 by 農園主)


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いざ、発進
2023/07/10(Mon)
【写真】農薬散布用ヘリを操縦している様子

 今年も稲の病害虫駆除のために
薬剤の空中散布の時期になった。
いつ見ても大型ラジコンヘリの
迫力に仕事の手を休めて、
見入ってしまう。
普通なら、動力噴霧器で
長いホースを引っ張って
薬剤散布するところだろうが、
それに比べると時間短縮は
相当なものに違いない。
それでも、操縦士と補佐役、
地元の人4名ほどが手伝う大仕事だ。
地元の方が散布する田んぼの
順番を案内し、補佐役が
田んぼの端まで走って、
ヘリを飛ばす位置を教える。
自動化されているようで、
相当アナログでもある。

 農地の地籍調査(区画)は進み、
GPSで確認できる時代である。
近い将来は“本当の自動化”が進み、
ドローンが区画を認知して勝手に
飛んでくれるのだろう。
人の役割は、ガソリン(充電か?)の
補給であり、1人で担える
のだろうから、その他の人は
ゆっくりと休めるはずである。
仕事がなくなる脅威ではなく、
自動化の恩恵である。

(自分の時間 by 農園主)



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教育的 “シドー”
2023/07/06(Thu)
【写真】貞元小2年生から届いたお礼の手紙

 貞元小2年生たちから
先日の学区探検(社会科見学)の
お礼の手紙が届いた。
当日、ハウス内で
自動で動く設備を見せたのだが、
一番楽しかったようだ。
温度と雨を感知して動く自動換気とか、
チューブから点滴状に水が出てくるとか。
来年もこれは取り入れた方が
良さそうである。

 みんなからの質問を聞き始めた時に
「 ちゃんとメモを取りなよ。
 後で感想文を書くはずだからね」と
 指導したことは良かったと思う。
(本当は先生が言うべきことだった?)

 そう言えば、数日前に大人相手の
イチゴの勉強会をしたが、その時、
何人の人がメモを取っていたのかな。
(つまらない話だったから仕方ないか)
でも、こういう習慣は
とても大事なことなのに
身についている大人は意外に少ない。
一度聞いて覚えられる人は
ほとんどいないのに不思議である。
営業報告の書けない営業マンが多いとか。

(そうならないために by 農園主)



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知る喜び
2023/06/20(Tue)
【写真】農園主が小学2年生の子供たちに向かって本圃ハウス内の設備について説明をしている様子

 今年も近所の貞元小学校2年生50人が
「学区探検」(社会科見学)で、
農園にやって来た。
もちろん、ちゃんと予習をしてきて
いるので、事前に質問も考えてある。
こういうことって、
大人でも意外にできない。
会議の資料も読まずに参加したり、
勉強会でも何も発言せずに帰るとか。

 朝の9時から農園では「ハイ」「ハイ」と
元気のいい声とともに全員の手が挙がる。
質問がしたくて仕方がないのである。
当然、こちらも気合が入る。
でも、まずは恒例のこちらからの質問。
「 最初に、みんなに聞きますね。
 ポレポレ農園の苺を食べたことが
 ある人はいますか?」
「はーい」 という声はまばらで、
2割くらいだったかな。
ちょっと寂しい? いやいや、
まだそれだけのポテンシャルが
あるということでもあり、
頑張り甲斐があるというものだ。

 気を取り直して、みんなの質問を聞いていく。

「苺は1日にどれくらいできますか?」
― 毎朝、それぞれの株から2粒ずつくらい
   収穫するので、全体では24,000個になりますね。
「へぇー」

「苺はいつが美味しいですか?」
― 冬は甘味が強く、
   春は甘酸っぱい味に変わります。
「へぇー」

「練乳をつけた苺とつけないのと
どっちが美味しいですか?」
― 最初はつけないで食べて、
  それからつけてみて。
   どっちが美味しいかわかると思います。
「へぇー」

 大人はいつからこういう素直な気持ちを
なくしてしまうのかと思いながら、
最後の質問は、「農園はいつできたのか」
と聞かれ、2012年だと答えると、
ちょっとざわつく。
2015年生まれのみんなは、
まだ生まれていなかったからである。

(こっちが「へぇー」である by 農園主)

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経済活動の再開
2023/06/03(Sat)
 午前中は大雨が続いていたが、
育苗ハウスで普通に仕事をしていた。
午後になって、ようやく大雨が
止んだので、被害が出ていないか
一通り確認を始める。
ハウスの上にも上がってチェック。
おかげ様で大きなトラブルはなく、
ひと安心。

【写真】最南端の育苗ハウスの屋根上から北側を眺めた風景


 この時を待ちわびたかのように
上空では、羽田に向かう飛行機が
次々と丸の内線並みに
列をなしている。(ホント)
農園周辺では、それぞれの田んぼを
確認しに行くのだろう。
軽トラが走り回る。
そして、いつもは朝に散歩する人、
愛犬を散歩させる人、
自転車で鳥を追いかけている人たちが、
一気に集合したような時間となった。

(お天道様は偉大である by 農園主)

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