優先順位
|
2020/12/24(Thu)
|
 育苗ハウス内の地面には、 防草シートが張ってあるのだが、 夏場にポットから流れ出た土が積もり、 放置すると雑草やコケの楽園になる。 これをかがみ込んでヘラで掃除する。 嫁さんと2人で3日間仕事であろうか。 今? 実際に苗場として使い始めるのは、 来年の3月下旬以降である。 目的は、仕事場を清潔にする以上に、 病害虫を排除することにある。 特にイチゴの大敵であるタンソ病は、 どんな植物の中でも存続し得るので、 その防除のためにはサボれない作業で、 合い間を縫ってでも、今やるべきこと。 来年の苗作りは、ここから始まる。 (腰がイタイ by 農園主)
|
 |
密と蜜
|
2020/08/22(Sat)
|
“かなみひめ”と“やよいひめ”の 葉の伸長が好調で過繁茂(かはんも)に すでになってきた。 風通しがよくないので、 夏場の高温と高湿度で、病気になりやすい。 うん? なんかよく聞く注意事項? 「密を避けて、換気をこまめに。」 いちご農家は長年の経験から イチゴの守り方を 昔から知っていたということ。  そういうわけで、葉かきをして、 空間の余裕を作る。 そうすると、やっぱり気持ち良さそう。 ちなみに、この時期、 密と蜜の変換ミスにはご注意。 (“間違い探し”みたいだけど by 農園主)
|
 |
暑いのがお好き?
|
2020/08/20(Thu)
|
 “やよいひめ”の状態がとてもいい。 しかし、長梅雨、その後のこの暑さで 野菜も稲も生育が芳しくない。 イチゴも、全国的に病気が広がっている。 過酷な天候では無理もないか、 とは決して言いたくはなく、 言ってはいけないとも思う。 なんとか試行錯誤しながら、 苗を守らなくてはいけない。 ヒヤヒヤしながらだが、 ここまで無事に世話をしている。 そういう中で、“やよいひめ”は いきいきとしている。 かつて、ジャイアンツにいた松井選手が、 「暑いの好きですね~」と 夏場に本塁打を量産していたことを 思い出す。 (得手不得手もある by 農園主)
|
 |
まばゆいばかり
|
2020/08/18(Tue)
|
 “おいCベリー”の苗たちが、 この猛暑を楽しむかのように生育している。 ハウスの天井には遮光のシートが張ってあり、 3割は日光を遮断しているので、 曇りの陽射しに近い。 風さえあれば、外見よりもよっぽど涼しい。 そうは言っても、この数日は、 我々もお昼の時間には自宅に避難している。 梅雨時の長雨には、ほとほと困ったが、 少しは湿って、涼しくなってほしい。 (今月になってから雨はない by 農園主)
|
 |
声なき声に
|
2020/08/13(Thu)
|
子苗の切り離し後、初めての葉かき。 葉の剪定をして、2枚前後にする。 根張りの促進とクラウンの増長を 促して、骨太の苗にするためである。 それだけでなく、葉数を減らすと、 風通しが良くなるので、 高温多湿から生じる病気の対策にもなる。 千葉県内では、イチゴの病気が すでに拡がり始めたと聞いた。 記録的な長梅雨の後、この高温。 体力が作れなかった苗には、 過酷な環境で、とても心配である。 全国的な拡がりになる可能性もある。  当園の苗たちは、元気に生育しているが、 今まで以上に“観察と対話”が 大事になりそうだ。 写真は今朝の“おいCベリー”。 葉先から水を蒸散させていて、 とても健康である。 苗たちは、声は発せられなくとも、 表情は様々にある。 判断基準は、我々が不快と感じるかどうか。 その感度は偶然かも知れないが イチゴたちも同様だと思っているので、 そういう観点で、環境の改善を いつも考えてあげたい。 (自分だけクーラーではいけない by 農園主)
|
 |