いちごの向きの話
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2021/01/21(Thu)
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もし、いちごの絵を描くなら、 緑のヘタがあるほうが上? それとも、とがった赤い実が上? 多分、ほとんどの方は、 ヘタをまず描いて、その下に 赤い実を描くものと思う。 しかし、パックに入ったいちごの並びは、 とがった赤い実の先端が上である。 絵を描くイメージからすれば、 さかさまになっている。 この逆転現象の理由は、 農家都合に由来するものと思う。 いちごは、そもそも果肉が柔らかいので、 パック詰めする場合、先端を持つことは できないので、ヘタの方をそっと持つ。 すると、その持ち方では先端を上にして 置いていくことしかできない。  でも、“普通の人”はどう感じるか、 開園時からの心強い応援団の人から教わった。 当園の宅配のケースの上蓋を閉めよう と思ったら、さかさまかも?と感じて、 当園のカイゼンのために、 感想をご連絡いただいた。 なるほど。 農家の勝手な思い込みの典型であり、 ハッとさせられた。 そして、8年間続けてきたやり方を 今年から逆転させた。 なかなか慣れないけれど、 でも、おかげで、直売所では差別化され、 ちょっと目立っているかも知れない。 (おせっかいが嬉しい by 農園主)
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水の行き先
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2019/08/24(Sat)
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 高設ベッドのメンテナンスに着手。 これまた地味な作業である。 いちごが生っていた昨シーズン中に、 排水が気になっていた列を 今のうちに修繕する。 まずは、土をスコップで袋に 小分けにして全部掘り出す。 掃除をして、排水をスムーズに するためにシートの傾斜を直していく。 水は高いところから低いところに 流れるのだから、当たり前のことなのに、 だからこそ、誤魔化しがきかない という面もあり、毎度、苦労する。 しかし、畑に溜まった水を鍬一本で いとも簡単に排水路を掘って 水を逃がしてしまうお婆ちゃんもいる。 (手品みたいに by 農園主)
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新品の匂い
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2019/07/04(Thu)
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本圃ハウスの片付けがようやく終わった。 1ヶ月である。。。 それなりにテキパキと嫁さんと 進めたつもりなのだが、 後片付けは、いつもそういうもの。 それでも一段落である。  さて、時折、大雨が降る中、 次の仕事へ。 ハウス通路の足元シートを張り替えていく。 今年は“おいCベリー”のハウスを 中心に新品にする。 やはり、人気の品種だからであろうか、 摩耗が激しい。 きっと、あっち行ったり、戻ったり。 ご家族やご友人同士で、皆さまが 通路で楽しんだ結果かと思う。 (でも擦り切れてきたので by 農園主)
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オフシーズンの主役
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2019/06/03(Mon)
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受付ハウスの白い天井の ビニールを張り替えた。 少々摩耗してきたタイミングだったこと に加え、先日、大粒の“ひょう”が 降って(凄かった)、小さな穴が いくつか開いてしまったので、 交換することにした。 お客さまを迎える大事なスペースだから。  いつも通り、津田さん(安房竹材)に お願いする。 こちらが遠くの育苗ハウスで 土入れ をしている間に 仕事を終わらせてくれる。 作業工程や仕上がりを チェックする必要はない。 全てお任せしているからだ。 「今回は尾根に補強を入れてみました。 効果は未知数ですが。」 お願いしていないことも、工夫して、 いつも改善を試みてくれる。 こういう積み重ねがとても大事であることを わかっているので、頼もしく思っている。 今年のオフシーズンは、 修繕する仕事がたくさんあるので、 当分お世話になりそうだ。 (暑い夏へ by 農園主)
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井戸の屋根
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2018/12/08(Sat)
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 農園の井戸小屋の屋根が 10月の台風で破損したので (結構な年季ものだったが) 近所の大工さんに新しくしてもらっている。 最近は、トタン屋根ではなく、 ガルバリウムという合金の屋根が 耐久性に優れている素材なのだそうで、 「30年は持つよ」と大工さん。 安心して、しばらく?仕事ができそうである。 地下水である当園の“命の水”は、 三舟山からの恵みの水である。 植物への水は、何でもいいわけではなく、 適した条件がある。イチゴの場合は、 特にph(酸性かアルカリ性か)の数値が とても重要である。 ポレポレいちごが、すくすくと順調に 生育できているのは、この水の恩恵に 寄るところが大きいのは、言うまでもない。 (アランとポールもガブ飲み by 農園主)
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