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天下人のこだわり
2023/12/05(Tue)
 大谷選手の去就が話題である。
どこのチームを「どういう理由」で
彼は選ぶのか、とても知りたい。
報酬はもはや異次元なので、
そこは気にする世界ではない?
とすれば、
ストイックな性格と聞くので、
起用法や練習の方法など、
仕事のやり易さかなと想像する。

 平凡なサラリーマンとして、
過去に何度か転職の
面接をしたことを思い出す。
幸い仲介をしてくれる人がいて、
こちらの志望動機などは聞かれず、
逆に入社した場合に上司となる人と
人事担当の方にチームの体勢や
メンバーをしつこく聞いたと思う。
もちろん、それらは流動的な
要素なのであるが、
加入する立場からすれば、
大きな材料であった。

 残念ながら、人事担当の方から
「人事異動で違う職場への転向も
 ありえますが、よろしいですか?」
と決まって聞かれ、
― いえ、その場合には
  クビにしちゃって下さい。
そう言うとそれまで和やかだった
空気が一気に凍りついた記憶がある。
もちろん、不採用である。
後に、転職を重ねた経験のある
先輩から、“そういう時は
「はいっ」て言うもんなの。”
と呆れられた。

 世界一野球の上手い彼の
こだわりは、何なのかな~。

(美味しい店のある本拠地? by 農園主)


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サクランボと家具とイチゴ
2023/10/06(Fri)
 山形県内を拠点とする
ハウス施工業者と話をしていたら、
「サクランボ農家を
やめていく人が多い」とお聞きした。
辞める時は、樹を切ることに
なるのだそうで、切り株の景色が
増えたと悲しいお話であった。
高温障害によりこの数年は、
収穫に苦労されていることは
知っていたが、それ以上に
人手不足で雇用がままならないことが
高齢化農家の廃業に
繋がっている理由だそうだ。

 企業間も学生の獲得競争が
激しくなっている中、
「ニトリ」が文系学生の
就職人気1位になった。(日経新聞)
創業者の似鳥会長は
10年前からこのランキングを
上げることを目標にしてきたとある。
北海道の家具店から始まった際、
営業は苦手で、奥さんに助けられた
経験から、人に任せる重要性を
知っているからこその結果なのだと。
ちなみに、彼の考える若者が
仕事に求めるモノは、
「夢と希望、そして使命感、給与」
だそうだ。

 果たして、これらすべてを
満たせるような業界、
仕事ってあるのだろうか。
イチゴ農家?
う~ん、最後の項目は厳しいかな。

(でも使命感はある by 農園主)


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物価のこと
2023/10/01(Sun)
「 キャットフードが
 38%の上昇(前年比)」
と報道で聞いた。
猫初心者なもので、
こんなものかと思っていたが、
ちょっと驚きだ。
お金持ちでなければ、
もはや猫は飼えないということである。

 消費者物価(8月)は3.1%の
上昇と総務省は発表しているが、
日銀調査の「個人の体感インフレ率」
(6月)によれば、14.7%の上昇と
試算されている。
買い物の内容は、人や時代で
異なるので、比重(ウェイト)を
つけることが難しく、物価統計は
実勢を反映しにくいものではある。
猫がいなければ冒頭の実感はないし、
農家は肥料の高騰(1.5倍はザラ)や
農業資材、燃料の値上がりで、
人一倍インフレを体感している。

 岸田政権は、企業に物価高を
上回る賃上げを要求し続けているが、
これを実現するために、
企業は販売価格を値上げするという
ジレンマに陥る。
賃上げは相乗的にインフレを
助長している(イングランド銀行)
との指摘もある。

 この閉塞感というか、
将来への不安は、買い物を
切り詰めることになりかねず、
消費の選考は、
ますます厳しくなりそうだ。

(選ばれるイチゴに by 農園主)

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ロボットとの時代
2023/07/03(Mon)
「“パンデミック”のおかげで、
 企業は反発されるおそれなしに、
 かつてない規模で自動化を
 進めるのに使える口実を
 手に入れた。そして自動化に次ぐ
 自動化を推し進めた。」
 ( 「AIが職場にやってきた」
    ケビン・ルース 著 )

 体調不良の従業員や
欠勤者の穴を埋め、密集を避ける
という口実ができたことで、
自動化のスケジュールは、
数十年分も加速されたそうだ。

 確かに「生成AI」の報道は、
日々耳にする。
多くは警戒的な内容で、
ハリウッドの脚本家の抵抗が
代表的である。 
どの職業がAIに
とって代わられるのか、
懸念は尽きない。 
ならば、
「 人間とAIは競うのではなく、
 協力すればいいではないか。」
と思うが、残念ながら、
その結果はもう研究されていて、
「 すべてのケースでAI単独の方が
 人間とAIの共同チームよりも
 よい成績を収めていることが
 わかった。」 (同著)
ということなので、もはや我々は、
足でまといでしかないようだ。

 では当園ではどうか。
ご存知の通り夫婦2人で休みなく
年がら年中仕事をしているので
(ブラック by 嫁)
人手の雇用は課題のひとつではある。
でも、誰が夜中からの収穫作業に
手を挙げてくれるだろうか。
(絶対いない)
もし、ロボットが登場するなら、
時間に関係なく、
24時間働き続けてくれる
のだろうから、それは脅威ではなく
頼もしい助っ人である。

(水やりはできるのかな by 農園主)

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風とチョコ
2023/06/28(Wed)
【写真】風に揺れる田んぼの風景

 全国的に天候が荒れ、
激しい雷雨が見られている。
幸い君津では午後になって
湿った重い風が出てきたが、
それでもまだ穏やかな風だ。

 天候不順は世界的なもので、
そのニュースは日々、
聞き飽きるくらいであるが、
カカオが46年振りの高値に
なっているそうだ。
チョコの原材料であり、
ロッテは値上げを早々に公表した。

 理由は最大の生産国(3割を占める)、
コートジボアールの天候不順である。
すでに昨年から不作は続いていて、
さらに近時の大雨の影響で洪水が発生、
農園が浸水しているという。

 チョコの値上げもショックだが、
コートジボアールでは、
国民の5割は農家で、
カカオ、コーヒーを栽培している。
さぞかし、がっかりしていると思う。
我々ができることは、
値上げでも買うことしかないか。

(太るの覚悟で by 農園主)

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