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史上初のマイナス
2020/04/22(Wed)
 原油の価格が下げ止まらない。
産油国の部分的な減産合意があったものの、
需要の落ち込みはそれ以上で、
「石油はタダになる?」という冗談も
もはや笑えない。
というのも、先物はなんと
マイナス価格になったからだ。
価格がマイナスということは、
買い手が代金を支払うのではなく、
お金をもらって原油を買うということ。
先物取引は、期日が来れば
“現渡し”と呼ばれる現物の受け渡しで
決済するのが原則で、貯蔵庫や
タンカーを持っていなければならない。
しかし、貯蔵庫に在庫がどんどん溜まり、
満タンになってしまえば、
引き取りようがなくなる。
引き取り手の押し付け合いと
投機筋のパニック売りが重なり、
マイナス価格での取引が
成立したわけであるが、
一時的なものとも言い切れないのが怖い。
コロナの影響で、需要サイドが消失し、
実体経済が止まっていることを示す
現象である。

 感染拡大をくい止めることと
経済崩壊を防ぐこと、
その両立がいかに難しいことか。
米国、ドイツが経済活動の再開に向けて
焦り始めているのは、こういうことで、
我が国も同じ状況にある。
近い将来、自粛が少しずつ
解除されていった場合、
どのように仕事を再開していくのか。
もはや、同じやり方はありえないのなら、
それぞれの持ち場で今から準備して
おかなければいけないのだと思う。

(リスタート・ダッシュのために by 農園主)


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国と民の関係
2020/04/16(Thu)
 台風は、一晩辛抱すれば過ぎ去り、
被害状況は翌朝にはわかる。
昨年の15号の後、途方にくれたが、
それでも国と県と市は迅速に補助金の
出動を決めてくれたので救われた。
確かに7カ月経った現在も、
まだ支給はされていないが、
手続きの煩雑さと担当者の
マンパワーを考慮すれば
仕方ないところもある。
しかし、「事前着工」(承認を待たずに
工事を始めること)が認められたことや
請負業者のご協力で支払いは、
補助金が支給されるまで
待ってくれているので、
当園の再建は進んでいる。

 さて、コロナによる休業要請の
批判が聞かれる。
「補償とセットでなければならない」
という意見が主流であるようだ。
それは、もちろん望ましいが、
時間軸を整理しなくてはいけない。
例えば、台風の渦の真っ只中にいる場合、
被害の補償額とその支払い日、
申請の方法など、暴風雨の中で
話し合う人などいない。
まず、命を守ることが最優先で、
安全な場所でじっと家族で過ぎ去るのを
待つしかない。
それが、今起きていることなのだと思う。

 台風一過になってから、補償のことは、
行政が最大限の支援をするに決まっている。
それが、国の在り方、存在意義である。
その信頼感があるからこそ、
我々国民は、様々な自粛要請を
受け入れることができるのだと思う。

(相互に信じる by 農園主)

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みんなで、おせっかい
2020/04/11(Sat)
「 店頭で見かけることの増えた
 アルコール消毒も使い方には注意が必要。」

 看護師をしていた友人からのアドバイス。
我々は、アルコールさえ手につければ安心
と思いがちだが、実は、こすり乾かさないで
次の物に触ると、却って菌を増殖させてしまう。
指先、指の間などによくつけて
しっかり乾かすことが大事なのだそうだ。

 こうした情報の積み重ねは、
とても大きなチカラになると思う。
余計なおせっかいかな?という気持ちは
誰しもがあろうが、知らない人からすれば
とても有難い情報だったりする。

 そこで、金融界にいたことのある農家として、
ひとつ“おせっかいなアドバイス”。
個人事業主は、緊急融資(無利息、無担保)
が用意されているので、これは遠慮せず、
利用すべきだと思っている。
「借金だから、返さなくてはいけないでしょ?」
その通りである。
しかし、緊急事態に備えるためには、
手元流動性を厚くすることがとても大事。
リーマンショックの時に名だたる企業でも
資金繰りに苦労していた姿を見てきた。
資産と負債を両建てにする。
バランスシートが膨らむことになるが、
それでいい。 今は。
まずは、自分の会社や農園を
資金繰り倒産させないこと。
返済は、病原菌をみんなで退治してから
考えればいいと思う。

(皆様の“おせっかい”教えて by 農園主)

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ガマンとご褒美
2020/04/06(Mon)
 先週のこと。
看護師をしていた友人から、
「もしかしたら自分が保菌者かもしれないと
いう気持ちを持って行動すべき時期。
病気を移される不安ではなく、誰しもが、
移すかもしれないという恐怖感を持って
行動しなければいけない」 と。

 経済の崩壊と医療の崩壊。
どちらも守らなければ我々は立ち行かず、
みんなで協力して立ち向かうしかない。
ディフェンス面は、
病気を蔓延させないために
できるだけ我慢して外出しないこと。
オフェンス面は、
できるだけ消費を止めないこと。
買い物だけは気を付けながら続ける。
ネットでも出前でもいい。

 人類の英知を結集したワクチン開発は
進んでいて、6月には治験が始まる薬もある。
少し先だが、それまでみんなで辛抱。

 もし、お気に入りのレストランが、
テイクアウトをさせてくれるなら、
それだけで十分な喜びである。
クワトロチーズとハチミツのピザとか
アンチョビのピザとか。

【写真】テイクアウトした2枚のピザ

(少々のご褒美は、ほしい by 農園主)

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いちご農家からのお願い
2020/04/01(Wed)
 暖かくなって、いちごの収穫量が
増える季節になった。
甘味と酸味の両方が楽しめる
“春のいちご”が始まった矢先である。
当園は、再建のため今シーズンは
お休みしているが、
頑張って開園にこぎつけた
君津の仲間たちは、
今、来園者の激減にほとほと困っている。

【写真】君津のいちご屋さんのいちごパック

 「いちご狩り」は、外出自粛によって、
当面は我慢していただくしかないかも
知れないが、その替わりにいちごを
直売や宅配で購入していただき、
“ご自宅でのいちご狩り”を
楽しむという企画はいかがだろうか。
複数の品種を揃えるいちご屋さんは多いので
きっとお子さんも喜ぶものと思う。

 生産者の悲鳴は、
君津に限ったことではなく、
全国的なことであり、もっと言えば、
いちごにとどまらないことでもある。

(消費を止めないで by 農園主)

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