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サイゼリアの話から
2021/03/08(Mon)
 外食の“サイゼリア”は、
コロナ後も夜10時以降は
「閉店」を続けるそうだ。
感染が収束しても深夜の客足の回復は
見込みにくいとの判断である。

 将来のことは誰にも分らないが、
他人と接触する時の距離感が
今までよりも相当離れたことは
明らかで、これがもとに戻ることは
当分ないものと実感する。
生活は新しいスタイルに変化しており、
同時に仕事の在り方も移行している。
それでも、変わらない根幹、
あるいは増々重視されることが
あるとすれば、顧客の信頼感だと思う。

 いちごの品質の向上に甘えは許されず、
そこが揺らいだ瞬間に、
次のステージの用意はなくなる。

 それでも、従来のやり方や考え方を
刷新する勇気があれば、
新世界が見えるはずと
自らを日々鼓舞している。

(キツイけど結構楽しい by 農園主)


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「働く」意味って?
2020/10/04(Sun)
 ご近所のスーパーで、好きなレジがある。
毎回、わずか数十秒のお付き合いだが、
“いとうさん”との会話がちょっと楽しみ。
特別なことを話すわけではない。
「いちご順調ですか?」とか、
「ご夫婦いつもいっしょですね」とか、
「今日はカラフルな服ですね」とか。
それでもなぜかホッとする。
彼女のレーンがいつも混雑しているのは、
多分そういう理由があって、
「仕事」って、そういうものかな、
と毎回勉強している。

 人とかかわる、社会とかかわる。
もっと具体的に言うなら、彼女のように
人に必要とされることだと思う。
働くことは本来、とても楽しく、
100歳まででもやっていきたいものだ
と想像している。

(報酬は後からついてくるもの by 農園主)

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研究者と芸術家
2020/10/01(Thu)
 先日、興味深い記事を見かけた。
谷川九段のエッセイ(日経新聞)である。

「 将棋の棋士は、
 勝負師と研究者と芸術家の顔を持つべきで、
 普段は、将棋の真理を追究し、
 対局の準備も綿密に行う。
 対局の序中盤は、
 将棋の無限の可能性を追い、
 新しい世界を築く芸術家となる。
 そして終盤は、
 勝利を求める勝負師に徹する。
 この3つの顔を自然に切り替えられるのが、
 理想の棋士像である。」

 きっと、どんな仕事にも多面性があって、
イチゴ農家もその点は同じだと感じる。
イチゴの生理は、学術的に解明されていない
部分が多く、今年の花芽分化の予想も含めて、
研究の余地は大きい。
一方で、イチゴの生命力は神秘であり、
旺盛なところがあるので、
生産者の技術力以上の芸術的な果実を
勝手に実現してくれることもよくある。
また、消費者の求めるものを提供するために、
生産者には、経営者としての顔も
必要であろう。

 将棋界では、AIが進み、
対局の中盤までの戦術の選択肢は狭まり、
終盤勝負の展開になっているそうだ。
一方で、イチゴの生育については、
自然環境が同じという条件が2度ないので
データの蓄積が難しい側面がある。
それがもどかしいと感じることもあるが、
自由度というか裁量の余地が
大きいという点は、
シアワセと考えるべきなのかも知れない。

(実務と直観と by 農園主)

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Qちゃんの哲学から
2020/08/23(Sun)
 高橋尚子さんのインタビューを聞いていたら、
無名時代だった高校時代、恩師から教わったことが
その後の選手生活の支えになっているそうだ。

「疾風に勁草(けいそう)を知る」

 Qちゃんの解説によると、
「 これは強い風の日に強い木が
 わかるということ。
 逆境のときに本当に強い選手が
 わかるよっていうような言葉です。
 よく言われたのは、強い風が吹いたときに
 大木っていうのは強そうに見えるけど
 折れてしまう。
 しなる竹のように、どれだけ臨機応変に
 対応できる力をつけられるかが
 大切なんだということを
 高校の先生が伝えてくれました。」

 台風、コロナ禍、に限らず、
生きていれば、色々なことがある。
Qちゃんのように強くはなれなくとも、
それに向かって試行と思考を止めないことに
努めたいと思った。

(前進するために by 農園主)


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順バリと逆バリ
2020/08/05(Wed)
 ラーメン屋さんを営んでいたご主人が、
「から揚げ屋さん」に転身したと
テレビで観た。
テイクアウト需要が増え、
特にから揚げが人気と聞いていたが、
そこに飛び込んだというわけである。
節操がない、自分のラーメンに
こだわりはないのか、様々な声があろう。
でも、世の中の流れにのる“順バリ”は、
ビジネスの基本でもある。
相場で逆境(アゲインスト)になった時、
損切って、ドテン、
反対のポジションをとることは
意外に難しいもの。
それまで積み重ねてきた情報の分析や
相場見通しを全否定するからで、
それは一種の自己否定でもあるからだ。

 いちご農家からの転身を
言っているわけではない。
しかし、これまでと同じ考え方や構えでは、
結果的に、逆バリになりかねない。
相場ではありだが、ビジネスでは決して
褒められたものではないと思う。

(発想の転換が必要 by 農園主)

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