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「心を強くする」
2020/09/13(Sun)
「 怒りという感情を、
 人は持て余すことが多い。
 だが、ときに怒りを覚えたからと言って、
 バツの悪さを感じたり、ましてや、
 恥ずかしがったりする必要は毛頭ない。
 たとえ、平静で温和な態度を保つのが
 美徳とされる仕事の環境にあっても、だ。」

 大坂なおみ選手の前コーチ、
サーシャ・バイン氏の著書にある。

 特に我々日本人には、
ゲーム中にラケットを叩きつける仕草は、
感情をコントロールできていないように映る。
しかし、そうではないそうだ。

「 ときに身を任せることが、
 問題解決の糸口になることもあるのだ。」
と、“控えめな” 大坂なおみ選手に
説いていた。

 ただし、条件があって、たとえ怒っても、
それを 「いつ、どこで発散させるか」
そのタイミングこそがすべてで、
「 ここぞと思うときに発散する、
それに尽きる。
と同時に心すべきことは、
いったん怒りを発散してしまったら、
すぐに気持ちを切り替えること。
ある一点で、怒りにストップをかける。
一度フラストレーションを解消したら、
すぐリセット・ボタンを押したほうがいい。」
(同著)

 “集中する”きっかけにする
ということであろうか。 
決勝でも、彼女はラケットを
投げつけていたが、
勝利後のインタビューでは、
「イライラを乗り越えられて 大人になった」
と澄んだ瞳で話していた。

(とても印象的であった by 農園主)

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演劇のはなし
2020/05/15(Fri)
 劇作家の平田オリザ氏、
「演劇の活動がコロナの影響で
 制約されてしまっているが、
 決してなくなる分野ではない。
 なぜならば、
 芸術は、“生命維持装置”だから。」
と述べていた。

 確かに、音楽、文芸、絵画、舞台、
映画など、この世になければ味気ない。
しかし、何もこの大変な時期に、、、
という意見もある。
それでも、衣食住と同じように
それらを愛し、大事にしている人もいて、
そういう人それぞれの多様性を
認めるという意味を含めて、
生命維持装置という言葉なのだと思う。

 平田オリザ氏の著書「演劇のことば」には、
「演劇は相変わらず貧乏で、
 私は団長として、半年に五回は
 劇団員から恋愛の悩み事や、妊娠の報告や、
 鬱病の薬の服用についての相談を受ける。
 そんなことをしていて、
 “知覚のままに表現する”なんて、
 できるはずがない。
 だが、できるはずのないことを
 やらなければ価値がない。
 いまもその苦労は続いていて、
 きっとこれからも続いていく。
 私もその営みを、ばからしいと思うが、
 このばからしい、若い営みを愛している。」

(この泥臭さが響く by 農園主)

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宇宙と農園
2020/05/11(Mon)
 ブッダの言葉に、
「宇宙の3つの基本的な現実は、
“万物は絶えず変化していること”
“永続する本質を持つものは何一つないこと”
“完全に満足できるものはないこと”」
というものがあるそうだ。

 コロナのことがあって、何やら
モヤモヤする毎日にあっては、
考えさせられる言葉だと思う。

 教えはもっと難しい。
「人に苦しみが現れるのは、
 どこかに永遠の本質があり、 
 それを見つけて、
 つながれさえすれば、
 完全に満足できるものと
 信じているからである。
 そして執着すればするほど、
 失望し、惨めになる。
 それを見つけることができないからだ。」
 ( 「21レッスンズ」 Y.N.ハラリ著 )

 言い換えると、
どこにも存在しないものを探し求めている、
ということであろうか。
でも、それでもいいと思う。
この激変の中で、
相互の“満足”はきっとあるはずと信じて、
農園の在り方やお客さまとの
新しいつながりを見つけたいと思う。

(苦しみ歓迎 by 農園主)


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自助と共助と
2020/05/07(Thu)
 2050年の未来へ向けて
どう備えていくべきか、
提言する本を読んでいたら、
コロナを想定したものではないのだが、
興味深い話がある。

「 未知との遭遇が常識となる時代には
 自分の過去の経験ばかりか
 全人類の過去の経験も、
 手引きとしては以前ほど頼りにできない。
 超知能を持つ機械、人工的に作られた体、
 人の情動を操作できるアルゴリズムなど、
 かつて誰も出合ったためしのない
 事物や事態に個々の人間も人類全体も
 対処せざるをえない場合が増えていく。」

 AIや生物学的技術などの進展が、
全く新しい世界を生み出し、
そういう変化の中で存続する仕事は、
10年単位で変わり続けるという。
職種を変え続ける覚悟が
求められるという厳しい提言である。

 未来は誰にもわからないが、
それでもその心構えは、
偶然にも足元の環境の変化への
対応として示唆に富んでいる。

「 そのような世界で生き延び、
 栄えるには、精神的柔軟性と
 情緒的なバランスがたっぷり必要だ。 
 自分がもっともよく知っているものの
 一部を捨て去ることを繰り返さざるをえず、
 未知のものにも平然と対応できなくては
 ならないだろう。」
 (「21レッスンズ」Y.N.ハラリ著)

 コロナ後の世界を考えて、
今の自分を“自己否定”する大作業は、
相当なストレスを伴うことは明らかで、
「共生する」という後ろ盾なくしては、
とても乗り越えられないものと思う。

(利己と利他と by 農園主)


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ぐっちーさんとの対話
2020/02/24(Mon)
「 人口流出と高齢化を嘆くのみで
 ひたすら廃れ行く日本の地方経済と
 (フランスの)違いはなにか。
 決定的なのは当事者意識です。
 日本の地方は自分たちで努力をせず、
 口を開けて補助金頂戴と待ち構えている」
 (日本経済への最終提言 山口正洋著)

 山口氏との会話で特に共感するのが、
「食」という産業の重要性である。
大規模農業で「安くたくさん」という発想は
モノが不足した時代の遺物であって、
その意味では“旨いもの”を作ることが
唯一の地方再生の打開策であると思う。
もし、そのためにコストがかかるなら、
値決めをする覚悟を持つべきである。
その先にこそ、山口氏の言う
「 自分の生活は自分で作り上げ、
 満足かどうかは自分で決める。」
そういう精神に到達できるものと思う。

(そうありたい by 農園主)

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