FC2ブログ
ぐっちーさんとの対話
2020/02/24(Mon)
「 人口流出と高齢化を嘆くのみで
 ひたすら廃れ行く日本の地方経済と
 (フランスの)違いはなにか。
 決定的なのは当事者意識です。
 日本の地方は自分たちで努力をせず、
 口を開けて補助金頂戴と待ち構えている」
 (日本経済への最終提言 山口正洋著)

 山口氏との会話で特に共感するのが、
「食」という産業の重要性である。
大規模農業で「安くたくさん」という発想は
モノが不足した時代の遺物であって、
その意味では“旨いもの”を作ることが
唯一の地方再生の打開策であると思う。
もし、そのためにコストがかかるなら、
値決めをする覚悟を持つべきである。
その先にこそ、山口氏の言う
「 自分の生活は自分で作り上げ、
 満足かどうかは自分で決める。」
そういう精神に到達できるものと思う。

(そうありたい by 農園主)

この記事のURL | 本棚 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
角度5度
2018/12/28(Fri)
「ちょっと視点を変えれば、
いろんなものが見えるんですよ。
たとえば、視線を5度上げたら
見える空気がぱっと変わる。
でも、目の前のことに必死やったら
足元しか見えない。
その違いは、やっぱりすごく大きいです。」
( 「友情」 山中伸哉 著)

 日本ラグビー界の英雄、平尾誠二氏が
ノーベル賞の山中教授と対談した時の
コメントを目にした。
視野を広く持て、というアドバイスは、
スポーツにおいても人生論においても
よく聞く話ではあるが、
具体的に「5度」という数字を
挙げているところにハッとさせられる。
彼ならではのセンスであろうか、
そういうものを感じる。

 イチゴの生育においても視線によって、
景色は大きく異なる。
下から見ていくと、まず果実がある。
赤くなった実の周りには青い実が生る。
10度上には、根元のクラウン。
新葉の展開や次の花房が咲き始めている。
古葉が横たわっている角度もここ。
徐々に視線を上に葉柄を見上げていくと
葉先にたどり着く。
計測をしたことはないが、多分90度くらいの
角度でシーンが大きく異なり、それぞれに
大事なチェックポイントがいくつもある。
さらに、少し離れてハウス全体を
見渡すことも大切なことなのだと思う。

(彼は180度見えていたはず by 農園主)
この記事のURL | 本棚 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
主観?客観?
2018/12/17(Mon)
「どうしたらああいうネタが
できるのですか?」

「自分が客席にいたとして、
その自分が見て笑うものを
やっているだけ」

 当たり前というテンションで
出されたその答えは、
僕にとっては衝撃的だった。
僕が考えているものには、
いつだって自分はいなかった。
お客さんは何を言ったら笑うのか
ばかりを考えていた。
(「天才はあきらめた」山里亮太著)

 南海キャンディーズの山ちゃんが、
まだ売れなくて悶々としていたころ、
ブレイクし始めた「千鳥」に
言われた言葉だそうだ。

 “客観的”であることは、難しい。
お客様の目線で考えているだけでは、
足りない。 
もちろん、自分たちの都合で
仕事をしていないか、
その自問自答も“客観的”である
と言えるが、
自分だったら本当に楽しめ、
満足できるのか?
自分の期待以上で感動できるのか?
精一杯の主観を持って客観的であることが
本当は求められている。

(だから仕事って、厳しい by 農園主)

この記事のURL | 本棚 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
生きるということ
2018/11/08(Thu)
 ちょっと難しそうなテーマであるが、
日野原重明氏は、
その著書(「生きていくあなたへ」)で
「命というのは、
君たちが使える時間の中にあるんだよ。」
とても簡単に教えてくれる。
確かに時間は誰にでも平等に付与されていて
どう使うかは全て自分の意志で決められる。
しかし、同氏はそこからが厳しい。
「子どものうちは、与えらえた時間を
全部自分のために使いなさい。だけれども、
君達が大きくなったら、その時間を
ほかの人のため、社会のために
使わないといけない。
そう気づく時が必ず来るよ。
だから、大きくなって大人になったら、
君達の時間をできるだけまわりの人のために
使ってくださいね。」

 京都で医者として働く友人と
先日会う機会があった。
文字通り寝食を忘れて医療に励む人である。
看護師をしていた奥さんとも
古くからの友人だが、彼女は、
体を心配してハラハラしている。
しかし、「患者さんが求めているから」と
涼しい顔なのである。
格好良すぎるが、そういう“大人”もいる。

 自分もそろそろ仲間入りを?と
思うのであるが、、、。

(容易ではない by 農園主)

この記事のURL | 本棚 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
スマートでなくても
2018/08/08(Wed)
「あるいは小説というものは、
多少文才のある人なら、
一生に一冊くらいは、わりとすらっと
かけちゃうものなのかもしれません。」
(「職業としての小説家」村上春樹著)

 しかし、小説を長く書き続けて生活をし、
生き残っていくことは“至難の業”だとも。

 書くという作業について、
面白いことを言っている。
頭の回転の素早い人、
人並み外れた知識を
有している人には向かないと。

「かなりの低速、ローギアで行われる
作業だからです。 実感的に言えば、
歩くよりはいくらか速いかもしれないけど、
自転車で行くよりは遅い、
というくらいのスピードです。」

 そういうペースが適している人と
そうでない人がいる。
金融市場では、効率的で合理的な判断
(少なくともその時点では)が瞬時に求められ、
そういうスマートな?ことが得意な猛者が
群がっているとも言える。
農業分野にもそういう要素を加味すれば、
生産性が上がるはずだという声は強く、
企業が参入する動機にもなっている。

「効率の良くない回りくどいものと、
効率の良い機敏なものとが表裏になって、
我々の住むこの世界は重層的に
成り立っているわけです。
どちらが欠けても
(あるいは圧倒的になっても)
世界はおそらくいびつなものに
なってしまいます。」

 人それぞれ、仕事それぞれに丁度いい
ペースがあるということであろうか。

(台風のニュースを見ながら by 農園主)

この記事のURL | 本棚 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次のページ>>