いまを生きる(その2)
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2022/09/10(Sat)
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小話をひとつご紹介。
(「限りある時間の使い方」 O.バークマン著から抜粋) ” 陽気なメキシコ人の漁師たちが 1日に2~3時間しか働かず、 太陽のもとでワインを飲んだり、 友達と楽器を演奏したりして 過ごしている。 それを見たアメリカの ビジネスマンが言った。 「もっとたくさん働きなさい。 そうすれば利益で大きな漁船を買って、 人を雇って何百万ドルも稼いで、 さっさと引退することができる。」 それを聞いた漁師たちは、 「引退して何をするっていうんだい?」 と尋ねる。 ビジネスマンはそれに答える。 「太陽のもとでワインを飲んだり、 友達と楽器を演奏したりできるじゃないか」” 計画性が重要であることは間違いなく、 刹那的な生き方をしたいわけではない。 しかし、将来に先送りしていることが 実現性のあることなのか。 もし、その努力自体が 目的になっているとしたら、 本末転倒である。 ワインと音楽、 今夜から始めよっと。 (メキシコ育ち by 農園主) |
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いまを生きる
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2022/09/09(Fri)
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「時間を支配するものが、
人生を支配する」 いかに時間を効率的に使い、 仕事を“たくさん”こなしていくか。 銀行、証券会社でのサラリーマン時代は、 無論のこと、そして今のイチゴ農家でも “生産性オタク”をずっと続けてきた。 しかし、もし時間に余裕がつくれても、 ちゃんと次の仕事ができ、 また同じことの繰り返し。 そして、自分の全てのタスクが いつまでたっても終わらないことに 自己嫌悪を覚える。 この悪循環は、 冒頭の考え方が間違っている。 そういう考え方がある。 (「限りある時間の使い方」O・.バークマン著) 人生の時間には限りがあり、 (80歳の人生なら 4,000週間しかないそうだ) やりたいことを全てこなすことなど、 そもそも無理だと諦めることから 始まると説く。 将来のいつか、やりたいことのために、 今の時間を懸命に効率化する苦労。 でも、その将来はいつ来るのか? 本当に来るのか? 時間は限られているという厳しい事実を 認めることができたなら、 “生産性オタク”からの呪縛から 解かれる糸口がある。 そういう考え方である。 ちょっと、ハッとする。 (もう少し掘り下げていきたい by 農園主) |
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コミットメント(約束)
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2022/08/24(Wed)
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今朝、津田さん(安房竹材)が
ハウスの補修をしに来園。 独りでは難儀していた箇所を 手伝ってくれた。 仕事の後、2人でお茶を飲みながら、 同世代の彼と雑談の中で、 「人生100年、これから 仕事をどうするか?」 というテーマにいたった。 我々は体が資本の仕事であるが、 でも誰でもそうだ。 健康でいつまでも仕事ができることが、 目標であり、そのために下降していく 体力の衰えを遅らせるために、 筋トレを含めた体力作りが欠かせない。 でも、その先はどうする? 想像だが、 「社会へのコミットメント(約束)」 がキーワードじゃないかと。 もちろん、苺を通して皆さまと 関わりを維持できれば一番いい。 それが無理なら、 社会というと大袈裟で、 「隣人」でいいのだと思う。 「才能は天賦のものだが、 優しさは“選択”の結果である」 (「創造と成功の原則」J.ベゾス著) 自分の発言や行動は、 自分で選択できるものであり、 意図が持てるものである。 隣人に優しくすることも、 “社会へのコミットメント” であると思う。 (自分の選択次第 by 農園主) |
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友人と海
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2022/07/19(Tue)
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大磯海岸も3年振りの海開きだそうだ。
ただ、ゴミが多いとの残念な報道も。 食べ残し、ビニールシートの他、 マスク、抗原検査キットもあるとか。 ご時世である。 村上春樹氏は、 「長編小説を書いているとき、 午前四時に起き、 五、六時間ぶっとおしで仕事をする。 午後はランニングするか、 水泳するかして、雑用を片付け、 本を読んで、音楽をきき、 九時に寝る。 この日課を毎日、変えることなく 繰り返します。」 (「天才たちの日課」M・カリ―著) 都内から田舎に引っ越し、 減量のために食を含め、 生活習慣を変えた時間を 過ごしているそうだ。 大磯に住んでおられるとか。 “繰り返す”こと自体が重要で、 「 自分に催眠術をかけて、 より深い精神状態にもっていく」 と。 でも、欠点があって、 「 人づきあいが悪くなること。」 しかし、 “ 自分の人生で欠かすことの できない関係は、読者との関係 “ であって、 「 読者は僕がどんなライフスタイルを 選ぼうが気にしない。 僕の新しい作品が前の作品より よくなっているかぎりは。 だったら、それが、 作家としての僕の義務であり、 もっとも、優先すべき課題だろう。」 “読者” を “お客さま” に 言葉を置き換えたら、 どの仕事も(イチゴ農家も含め)、 見習いたい厳しい覚悟である。 (誰が海を汚すの? by 農園主) |
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失敗がなんだ
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2022/06/25(Sat)
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「 知識は、
無から出発するものでもなければ、 観察から出発するのでもない。 知識の進歩というものは、 主として、それ以前の知識の修正に よって成り立つ。」 (「推測と反駁」 K.ポパー著) 仕事でも勉強でも習い事でも、 きっと誰しもが、 上手くいかないことだらけ。 でも、それが当たり前と思って、 立ち止まることなく、 改善を探す。考えて、また探す。 そういう毎日にしたいと思う。 (明日も暑そうだね by 農園主) |
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