アランとポール(どっちもどっち編)
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2023/06/07(Wed)
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草が増えたので、 日中はアランフィールドの柵内の 草を摘まんでいて、 夕方から柵の外に出て、散歩する。 1時間も食べると2頭ともに お腹はたっぷりと膨れる。 後ろ姿は、子ブタのようだ。  若いポールは、柵内に戻ってきても、 まだ食べたくて食べたくて。 高齢のアランは、「よく食べるね~」 という感じで見ているが、 日中は陽射しを避けて、 小屋の中で寝ているポールに対し、 アランはせっせと草を摘まんでいるのを 我々は知っているけどね。 (どっちも食いしん坊で健康 by 農園主)
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土入れ2日目
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2023/06/06(Tue)
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 隣の育苗ハウスに移った。 東西2棟のハウスに6,000苗ずつを 毎年採苗している。 土入れの仕事は、50ℓの土袋を 「よっこいしょ」と持ち上げて、 48個のポットに土を一気にいれる 作業が、自分の担当。 それらをマップ(毎年更新する)に 沿って、並べて行くのは 嫁さんの担当。 同じく「よっこいしょ」と ポットの入ったトレーを 抱えて運んでいく。 経験の積み重ねで、少しずつ 仕事のペースは早くなっている 部分もあるが、そうは言っても、 体力は低減傾向に、ひたすら 向かっているのは間違いなく、 先日の先輩の言葉を思い返して、 2人でコルセットを腰にしっかりと巻いて、 仕事をしている。 (ホント“大違いだよ” by 農園主)
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1週間遅れ
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2023/06/05(Mon)
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 本圃ハウスの片付けを中断して、 育苗ポットに土入れを始めた。 例年よりも“遅らせている”のは、 気候の変化にある。 暑さが前倒しでやってくる傾向が 強まっているので、採苗の仕事を 急ぐべきではないと感じている。 従来は、適期と言われていた タイミングが、イチゴの生育に 合わなくなっている。 近年そういう実感があり、 それを微調整していきたいと 考えている。 ただ、相手は生き物なので、 激変は好まない。 どこが心地いいところなのか、 毎年、少しずつ探っていこうと 思っている。 (1年に1回しか試せないジレンマ by 農園主)
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走ること、休むこと
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2023/06/04(Sun)
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「はぁ~、つかれたね~」 毎日、帰宅して靴を脱ぎながら 同じことを嫁さんと言っている。
「でも、仕事ができるって、 本当に有難いことだよ」
足の痛みで、先月手術をされ、 リハビリのために今シーズンの イチゴ作りを休むという 苦渋の決断をされた先輩の言葉である。 40年以上続けてきた仕事を中断するのは、 さぞかし悔しく残念なことと思う。
我々は2019年の台風の被害で、 1年間休園したことがある。 再建に当時は必死だったが、 振り返れば、先行きへの不安など、 精神的に負担はあったように思い出される。 でも、再建した暁には、 ハウスはパワーアップしたものにしたい。 そして、“あっ”と驚く苺を作ってみたい。 その一念であったと思う。
彼の言葉通り、 「仕事があり、それができることの幸せ」 それをあらためて感じる。
(必ず復帰できることを信じて by 農園主)
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経済活動の再開
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2023/06/03(Sat)
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午前中は大雨が続いていたが、 育苗ハウスで普通に仕事をしていた。 午後になって、ようやく大雨が 止んだので、被害が出ていないか 一通り確認を始める。 ハウスの上にも上がってチェック。 おかげ様で大きなトラブルはなく、 ひと安心。  この時を待ちわびたかのように 上空では、羽田に向かう飛行機が 次々と丸の内線並みに 列をなしている。(ホント) 農園周辺では、それぞれの田んぼを 確認しに行くのだろう。 軽トラが走り回る。 そして、いつもは朝に散歩する人、 愛犬を散歩させる人、 自転車で鳥を追いかけている人たちが、 一気に集合したような時間となった。 (お天道様は偉大である by 農園主)
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おもてなしの値段
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2023/06/02(Fri)
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入場チケットが値上げになるそうだ。 ユニバーサル・スタジオ(USJ)は、 8月の繁忙期が1万円を超える。 ディズニーランドよりも 数百円高くなるそうだが、 どちらも高額には違いない。 でも、米国(フロリダ)の ディズニーランドの入場料は 1.5万円程度するそうなので、 世界水準に近づいているに 過ぎないとも言える。
コアなファンからすれば、 「高品質なサービス」への 対価として当然という評価で、 なんともない?値段かも知れない。 そこには“おもてなし”というか、 手厚い“ホスピタリティ”に感謝した 心付け(チップ)という 要素もありそうだ。
「お客さまは神様です」 という言葉があるが、逆に、 サービスを受ける(お客さま)が、 提供する側に「神対応」として 感謝する。そういうことは、 USJやディズニーランドに限らず、 どんなお店、レストランであっても 自分のお気に入りは大切にしたい と思うもの。 どこかにその境地に達する ホスピタリティの品質の水準が 必ずあるということである。
(相当高いものだろうけれど by 農園主)
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土手の草
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2023/06/01(Thu)
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 明日から2日間は大雨の予報が出ている。 仕事の段取りも考えなくてはいけないが、 アランとポールのこともそうである。 今日の夕方は、草の多い土手に行って、 時間を長めに食べさせた。(写真の両端) 胃袋が4つあるので多少はストックが できるかと思うのだが、 そうは言っても草なので、 すぐにお腹は空くようである。 彼らを見ていると、満腹になれば、 幸せそうに昼寝をし、 空腹になれば、また活動を始める。 食べること自体が仕事の全てである。 生きるってそういうものかなとも思う。 我々ヒトは、人生観とか、人生哲学とか、 難しいことを考えることができる 唯一の動物だが、それは、煩悩というか、 功罪両面あるのかも知れない。 もっと、純粋に「生きるために生きる」 そういうことを2頭から感じる。 幸せはそういうところにあるような気もする。 (今日は風が気持ちいい by 農園主)
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