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今年の漢字「令」から思うこと
2019/12/13(Fri)
「形式論は止めて、
本質的な議論をしよう」
会議の中で聞かれる言葉かと思う。
空中分解しそうな議論の解決策は、
その先に大抵あるものだから。
その意味で、法律は多分「形式的」
なものの際たるもので、それは、
その適用を一般化するためである。
しかし、法の精神には、必ず骨格に
本質論がある。
何のための(誰を保護するための)
法律かということだ。
それを生かすも殺すも、
運用する人次第。
立法と行政の分断の意義は、
そこにあると思う。
つまり、法を運用する立場にある
行政は、形式的な法の本質を
具現化できる立場にある。
「“形式的”に判断します。
“本質論”は求められていませんから。」
そう言ってしまった途端に
公僕としての存在意義を
自ら消し去ってしまうことになる。

(律令の本質である by 農園主)


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新しいハウスの考え方 その6
2019/12/12(Thu)
オープンハウス型にして、
台風の時は、ビニール(フィルム)を
全て巻き上げて、骨材だけにしておく。
こうして、台風はやり過ごせることに
なると思う。
しかし、一方で内部は雨風に
さらされることになるので、
ハウス内にある設備は、
逆に損傷する可能性が高くなる。
例えば、保温用の“内張カーテン”は、
ハウス内の体積を小さくして、
保温効果を高めるための設備であるが、
台風の時は、確実にビリビリになる。
電気系統の基盤も雨に濡れてしまう。
この2つは困ったもので、
大きな課題である。考えられる方法は、
“内張カーテン”を諦めるしかなさそう。
その代わりに、保温のために
“培地加温”設備を導入する。
これは、高設ベッドの土の中に管を通し、
お湯を流すことで、直接的に土の温度を
保とうとするもの。
これなら、雨風でも破損することはない。
電気系統については、ハウスとは別に
雨風の当たらない頑丈な施設に
基盤等の電気システムを集中させることが
最良ではないかと。
そのための施設をも検討している。

(つづく by 農園主)

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世間の約束事
2019/12/11(Wed)
 “情報”を集めて、判断し行動する。
日常生活はその繰り返しである。
情報には、当然、間違ったものがあり、
どんどん更新され、
新しくなっていくものもある。
だから、我々はその確度を
気にしながら、最新を求めていく。
津波や洪水の情報のように
生命にかかわるものについては、
その情報の確度や伝達の経緯について、
後日振り返って検証される。
当然のことである。

 身近な場合であっても、もし取引先に
間違ったことを伝えてしまった時の
あの焦り。
仕事場で気が付けば、すぐに連絡をして
謝罪と説明ができるが、
なぜか、そういう時に限って、
夜に自宅の風呂の中で、
ハッと気が付いたりする。
慌てて湯舟を出るが、もう遅い。
明朝一番で取引先に走るしかない。
この動機は何だろうか。
もちろん、信用とか、取引成約のため
とかもあろうが、多分、「嘘つき」に
なりたくないからなのだと思う。
そのレッテルは避けたい。

 問題は、情報の出し手になった時に、
その責任を自覚しているかどうかだ。
生命にかかわらなくとも、
日常生活や経済活動に影響のある情報を
その誤りに気が付いているにも関わらず、
手元にもったまま放置していたならば、
とても平常心ではいられないはず。
世間の約束事を無視しているのだから。
万が一、それが行政であった場合には、
事態はとても深刻である。

(言葉に重みがあるがゆえに by 農園主)


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はや3カ月
2019/12/10(Tue)
 台風15号から3カ月が経った。
周りの家々では、まだまだ屋根に
ブルーシートが張られている。
瓦と職人不足は深刻と聞く。
当面の雨漏りの応急措置で仮の屋根を
作ってもらっている方々も多い。

【写真】解体したハウスのパイプをトラックの荷台に運んでいる様子

 当園の状況は、解体後の資材を搬出中。
今日は、曲がったパイプをトラックに
積んで運んでもらっている。
解体業者もてんてこ舞いで、
当園にだけ張り付いて
仕事をできる状況ではなく、
あちらこちらの現場を掛け持ちしている。
それは仕方のないことで、
少しずつ進捗を見守るしかない。

(あと一息 by 農園主)

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アランとポール(シンクロ編)
2019/12/09(Mon)
 大抵いつも2頭でくっついていることが多い。
座るときも寝る時も。
ただ、食事の時だけは別である。
特に雨の日は。
外の草が濡れて食べられないので、
カゴに乾燥させた草や豆ガラを入れて
持っていくと、早食いのアランは
自分のカゴを食べ終えると、
ポールのカゴを横取りしに行く。
ポールは口にくわえて逃げる。
食べる時だけは熾烈であるが、
それ以外は、本当に仲良くシンクロしている。
嫁さんが遠くに見えたこの時も、
「何か美味しいもの持ってきてくれるの?」
同じ格好、同じ姿勢でじ~っと見つめる。

【写真】同じ格好で振り向くアランとポール

 ちなみに、本当にお腹がすいている時は、
アランは、野太く「メェ~」
ポールは、ドラゴンのように「エエ~」と
力強く呼ぶ。
前がポール、後ろがアランである。

(わかるかな~ by 農園主)

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どうして銀行はあるの?
2019/12/08(Sun)
 農園の再建に向けて、
銀行と融資の相談をした。
公的な利子補給が受けられる資金があり、
担当の方々からは、被災農家を
支援するという使命感を感じた。

 新聞に目をやると、
三菱UFJ銀行が口座管理料を徴収する
決断に踏み切った、とある。
銀行界の通例として他行も横並びで
追随することになるのだろう。
マイナス金利という厳しい環境なので、
現金を預かるだけで、
銀行収益は圧迫され続ける。
だから、手数料を生まない
休眠口座は、手数料1200円を
取ることにするのだそうだ。
新規契約分に限るというが、
いずれ全ての口座同様で
徴収されるのは必然である。
近い将来、預金は利息がもらえるもの
ではなく、有料になるということである。
バブル期には、口座数を増やすことが
至上命題で、新規口座獲得の
ノルマのために友人知人に頭を下げた
銀行マンは多いはず。
頼まれた方も多いのではないか。
その後、オーバーバンキング
(銀行が多すぎる)と言われ、
銀行は合併に合併を重ね、
メガバンクが誕生し20年になる。
「当時とは、時代が変わり、
金利環境が変わったから。」
それではあまりに身勝手と
言われても仕方ない。
広く世間から資金を集め、
必要な人に融資する。
金融本来の間接機能であり、
インフラの役割こそが
存在意義だと思う。

(元銀行員から愛をこめて by 農園主)


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プロジェクト M (デザイン編)
2019/12/07(Sat)
 ポレポレのマフラータオル(ポレマフ)は、
“ポレポレ”らしいものにしたい。
色とデザインは、受付ハウスの
“マサイクロス”をモデルにしよう。
アフリカの大草原サバンナで
映える色彩である。

【写真】受付ハウスに飾っていたマサイクロス

 早速、数社にネットで相談をしてみると、
とても素早いご回答を次々といただき、
しかも、大変親身である。
農業界と異なる反応に、
商業の世界の厳しさと、その淘汰から
生まれる効率性、迅速性という
産物を感じる。ある意味で羨ましい。
さて、その中で3000色を
持ち合わせている会社があった。
マサイの色は、標準的な赤色や青色ではなく、
独特の色彩であり、それをなんとか再現したい。

(嫁さんすごく奮闘中 by 農園主)

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心が振動する
2019/12/06(Fri)
 中学・高校と同級で、農園を
ずっと応援してくれている女子がいる。
台風の後もいろいろと心配してくれている。
「中学生の息子がね、寄付したいって言うの。」
嫁さんにメールを寄越してくれた。
嬉しすぎる。
でも、彼にとって “今”は
とても大切な時期。
好きな音楽や好きな本に充ててほしい。
だって、自分たちもそのころの趣向のまま、
今日まで生きてきているのだから。

(米津玄師が好きらしい by 農園主)


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百万力の味方
2019/12/05(Thu)
【写真】地元のお客様からいただいた応援メッセージの寄せ書き

 地元のお客さまが
ご自分のお友達に声をかけて
応援メッセージのプレゼントを
持参くださった。手作りの。
温かい気持ちに涙が出る。
心強い味方がいてくれる。
なんと有難いことか。

 しかし、正直に申し上げると、
被災後、再建のために様々な手続きや
仕事をこなしていく中で、
残念ながら、当園に非協力的というか、
邪魔をしたい輩もいることに気付く。
細々と運営してきた小さな農園だが、
人目にはやっかみや妬みがあるそうだ。
よその土地から来たことを快く思わないのか。
その両方かも知れない。
これらのことは当初から覚悟していたこと
なので、今さら気落ちすることではないが、
ただ、鬱陶しさを少々感じていたせいもあり、
純粋に、損得勘定なく、
人のことを思う人たちが周りにいることは
誇りであり、勇気の源である。
皆さまのために、
まっしぐらに走りたいと思う。

(再建へ向かって by 農園主)

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新しいハウスの考え方 その5
2019/12/04(Wed)
 台風の時は骨材だけにできれば、
風圧はなくなるので、
そんなに強度を必要としない
パイプハウスでもいいのではないか。
普通はそう思うのだが、
15号では、東電の鉄塔が倒れた。
近所でも金具のフェンスが傾いていた。
つまり、強度のある骨材を使い、
組み方(補強)や高さにも
工夫がいるということである。
まず、大事なのはパイプの口径と
その間隔(ピッチ)。
パイプは太い方が強く、
ピッチは狭い方が強度が高まる。
東北から北関東の方々からお聞きした結果、
共通の見解は、
(生産者向けなのでちょっとご容赦)
「まずインチのパイプで作ることは
少なくなった。
31.8口径なら50㎝ピッチ、
42.7口径なら60㎝ピッチ、
48.6口径なら90㎝ピッチが常識。」
ということだ。
千葉県では、
「口径を太くすれば、
間隔をもっと空けても大丈夫。
その方がハウス内が広々使えて好都合。」
とされるのとは大きく異なる。
ただ、何が正解なのかは、一概には言えない。
強度と日陰の関係は反比例するからである。
極論すれば、壁を作れば強度は最強だが、
日光は得られず、影だけになる。
どこかで、それぞれに折り合いをつけ、
答えを出さなければいけない。

 当園は、42.7口径60㎝ピッチを
選択しようと思う。 南房総市の
ゆり農園(佐久間農園さん)のハウスを
見させていただいた結果である。(感謝)
園内にはご主人が自ら考案し
施工してきたハウスが数多く立ち並ぶ。
様々な仕様があった中で、
圧倒的に強かった仕様だからである。

(つづく by 農園主)

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新人の輝き
2019/12/03(Tue)
 千葉市で新しくいちご農園を始める
若い2人がいる。
当園にも見学に来たことがあったが、
今回は2人の農園を見せてもらいに出かけた。
台風の被害はあったが、規模は小さく、
また施工者の迅速な対応で、
無事に開園ができる見込みと聞いて、
安心する。

 新しく始める方は、新しい発想で、
新しい設備を導入していくものなので、
それを教わろうと話を聞いた。
タブレットを片手に、
これまでの苦労を話してくれる。
水分ペーハーのこと、温度管理のこと、
データ管理をしっかりしながら、
あれこれと悩んでいる。
研究機関の論文も読んでいる。
「不安」なのは、よ~くわかる。
当園も初年度は、全てが手探りだったので。
しかし、不安は、向上心の源。
大事な心理状態だと思う。
「大丈夫、なんとかなるさ」
そういう姿勢に好転はない。
最後は腹をくくる必要があるが、
やるだけやって、もがいた後でなければ、
何も残らない。
新人から大事な姿勢をあらためて
教わったような気がする。

(とことん、やろう by 農園主)

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新しいハウスの考え方 その4
2019/12/02(Mon)
 今後、超大型台風がやってきた場合、
その時の最終手段には何があるのか。
「ハウスのビニール(フィルム)を
 剥がすか、切ること」。
つまり、風に真っ向勝負を「挑む」
のではなく、抵抗を作らずに「逃げる」
という選択肢をとるということである。
唯一の手段であることに
異論はないと思う。
しかし、事態はそう簡単でもない。
なぜなら、台風の都度、
正確な予測と判断が求められるからだ。
「今回はビニールを切るのか、
切らないのか。
 切るなら、いつ切るのか。」
これは、相当難しいレベルの決断だ。
相場の“損切り”の判断の比ではない。
また、台風の度にビニールを
切っていたのでは、
採算が合わないという問題もある。
とすると、ビニールを切らずに
“収納できる工夫”がどうしても必要になる。
四国の方々にお聞きした方法が参考になる。
台風シーズンには、ビニールを巻き上げて
小さくして仕舞っておく。
いつ風が吹いてもいいように備えている。
そして台風の過ぎ去った秋口になると、
再びビニールを巻き戻して張り直す。
名付けて“フルオープン収納型ハウス”。
もちろん、手間は大変かかる。
しかし、もしそれを惜しむようならば、
倒壊の覚悟をするということである。

(つづく by 農園主)
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力仕事のノウハウ
2019/12/01(Sun)
 台風で高設ベッドがいくつも倒れて
しまったので、培土が散乱している。
300㎡ほどの面積が特にすごい。
この培土には、細かい軽石が含まれていて、
水分と肥料を含ませるクッションとして
機能するものである。
しかし、地面に散乱すると、
軽石が地面を凸凹にしてしまうので、
鍬で集めてスコップですくい、
ネコ(一輪車)でハウスの外に
運び出している。
思ったよりも大変な作業である。汗。

 でも、スコップと鍬とネコ(一輪車)を
少しでも楽に使いこなそうと
あれこれ試していると、
徐々に上手くなってきているような
そんな気もする。
時間があれば何でもできる。

(少々、筋肉痛 by 農園主)

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