アランとポール ( 初めての登り台 編 )
2017/08/19(Sat)
 登り台にアランが上がっていると、
ポールは坂を上がることができず、
いつも下から見上げていた。
小さな声で泣きながら。
慎重なポールがいつ上がれるようになるかと
見守って来たが、
今朝、ついに挑戦し始めた。

【写真】登り台に上がっているアランを下から見上げるポール

【写真】登り台に挑戦するポールを後ずさりしながら誘導するアラン

 躊躇しながら、おそるおそる登り始めると、
上にいたアランが案内をするように、
そっと鼻で誘う。
1度登頂してしまえば、もう怖いものはない。
身軽で高いところが好きなのが、山羊である。
上ったり下りたり、途中でジャンプしてみたり。
そうかと思うと下りてきてから、くるくると
横に回転しながら、小屋の周りを走り回ったり。
ここまで無邪気にはしゃぐポールを見るのは、
初めてであった。

【写真】初めて登り台に上がったポールを下から優しく見守るアラン

(アランも優しい目をしていた by 農園主)

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夏の日
2017/08/18(Fri)
 家を出てから農園へは、東へ向かう。
今朝は、朝日を懐かしく拝み、
そして、君津ではそのまま青空が広がった。

【写真】久し振りの青空の下で草を食べるアランとポール

 アランとポールは、
これまでの分を取り戻そうとしているのか、
一心不乱に草を頬張っている。
イチゴの葉は、お天道様の方へ向かって
ピンと立ち上がった。
周りでは、雑草が伸びている音がする。
グイグイと。
こうしてまた草刈りが始まる。
この繰り返しが、いつもの夏である。

( 暑いなぁ by 農園主 )

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49.4時間
2017/08/17(Thu)
 8月、昨日までの日照時間である。
天気が決してすぐれなかった昨年でさえ94.4時間。
ちなみに、日照時間とは120W以上の日射時間で、
目安としては、直射日光によって物の影が見える程度
だそうだ。
となると、今月は1日3時間くらいしか影が出ていない
ということである。
イチゴの果実の場合は、3~5日間曇天が続くと、
食味が落ちてくる。
夏野菜にとって、この時期の長雨と日照不足は深刻だ。

【写真】久し振りに日が射しこんだ育苗ハウスの様子

 午後になって、久し振りに“影”が見えたのだが、
長くは続かなかった。
イチゴの苗にとっても、いいわけはない。
根張りの弱さは避けられそうもないので、
栄養補給を強化する必要がありそうだ。

( お天道さまは何処? by 農園主 )

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アランとポール ( 生活のリズム 編 )
2017/08/16(Wed)
 アランはとてもキレイ好きである。
小屋をアランフィールド内に移してからは、
中が汚れることはほとんどない。
小屋とフィールドは行き来が自由なので、
トイレはその都度、外に出て行くからだ。
ただ、水が苦手なので、
雨の日はそういうわけにはいかない。
しかし、それでも小雨程度ならば、
外に出ていく。 背中を濡らしながら。

 ポールはというと、
何でもアランの真似をするので、
徐々にではあるが、トイレも覚えてきている。
早朝5時ころ、我々と朝の挨拶をしながら、
長~いオシッコをするのが、
アランのいつもの日課だ。
ポールもそうなりつつある。

【写真】アランとポールの早朝トイレタイム(奥にアラン、手前がポール)

(手のかからないヤツラである by 農園主)

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8月15日
2017/08/15(Tue)
 よく降る。
秋の長雨のように。
ここ数年はお盆明け後に雨が続き、
稲刈りができないという年が続いている。
来週は晴れるというが、さてどうか。
心配な時期である。

 こういう天候になると育苗の水やり加減に
とても悩む。
夏空が続き、土がカラカラに乾くのも困るのだが、
湿りっぱなしという方が好ましくない。
根の伸長には、多少乾き気味の方が、
水を求めて根が動くからである。

【写真】1回目の葉かき作業を終えた“やよいひめ”の苗の様子

 “やよいひめ” の葉かき(葉の剪定)をしながら、
予想より湿っていることに気付く。
明日はもう少し水を控えた方が良さそうだ。

( 知覧も雨であろうか by 農園主 )

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曇り時々雨
2017/08/14(Mon)
 葉かき作業を始めた。
4~5枚ほどになっている子苗の葉を半分にする。
古い葉を剪定することで、発根を促すだけでなく
クラウン(根元)を太らせる。
それには採光が大事なので、
過繁茂は避けなくてはいけない。
葉が茂り過ぎないようにするのである。

【写真】1回目の葉かき作業を終えた“おいCベリー”の苗の様子

 日照時間が不足しているせいであろうか
例年よりも子苗たちは細身である。
しかし、まだまだこれから時間はあるので、
生育状態と気候を見ながら、手を入れていく。
しっかりと。

(これからの1ヶ月半 by 農園主)

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いつもの日常
2017/08/13(Sun)
 “生きる意味とは”
自己啓発書ではよく書かれているテーマである。
“本当の自分探し” とか “天職” とは何かとか。
その答えを求める気はないのだが、
偶然手にした本が興味深かった。

「何でもないように見える “日常” こそが、
私たちが “生きる意味” を感じるための重要な鍵を
握っているのです。」
( 「仕事なんか生きがいにするな」 泉谷閑示 著)

 “日常” をルーティンとして退屈でつまらないものと
考えがちであるが、それを心と体で “味わう” ことが、
人生を味わうことになると。

 農園では、作業内容こそ違うがイチゴと接して
していないことは一日もない。
アランとポールの世話も同じである。
カメのクロとトラも。
イチゴ農家の生活は、
そういう毎日を重ねていくことしかできないが、
日常という言葉が好きである。

( いい響きだ by 農園主) 

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能楽の話
2017/08/12(Sat)
【写真】宝生能楽堂での舞囃子“融”の舞台

 「美しい花がある。
  花の美しさ(というもの)はない」

 世阿弥の名文句だそうだ。
「花伝書」に書かれている「花」という能の概念
について説明している。

 “「美しい花」という絶対的な能演技はあるが、
「花の美しさ」という比較説明的な能演技は
世阿弥の能概念にはないという意味だ。“
( 「中学生のため社会科」 吉本隆明 著 )
主観視と客観視が同時に実感できるまれな体験をし、
それを“大事に保存した人”ができる表現と
解説されている。

 なるほど。。。 そういう複眼を同時でなくとも、
持ち合わせていたら、物事はもっと立体的に
きっと見えることであろう。

( 宝生能楽堂にて by 農園主 )

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マジ未来のために
2017/08/11(Fri)
 「JK」 と呼ばれたジョン・カーワン。
80~90年代オールブラックスの
伝説のウィングである。
現役の最後は日本でプレーしたこともあり、
エディ・ジョーンズ日本代表HCの
前任者でもある。

 「未来を変えられると思っていても、
今を変えない限り、未来は変わらない。
目の前のことを100%やることだけが、
未来を変える方法なんだ。
それがゴールへの一番の近道だ。」
( 「不動の魂」 五郎丸歩 著 )
前回ワールドカップで大活躍した五郎丸選手も
JKの言葉に目からうろこが落ちる思いだった
とある。

 「何とかなるさ」 と
楽観的に先行きを見通すのは、
勇気があり、度量が大きいように見える。
しかし、そうなった試しはないのが世の常。
相場でしのぎを削った人達は皆そう言う。
必要なこと、今やれることを残らず
全てやった上で、天命を待つなら、わかると。
いや、世の中のほとんどの人は多分、
知っている。ただ時々背を向けるのは、
直面するのがツライから。
お腹をさすりながら、
ビールを飲んでいるようなもの? かも。

(仕事には本気でありたい by 農園主)

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アランとポール ( チーク 編 )
2017/08/10(Thu)
 塩分を補給するために “鉱塩”
と呼ばれる赤茶色をした塩のかたまりを
それぞれの小屋に入れてある。
汗をかいた後は、しっかりと舐めている。

【写真】頬が赤く染まった顔でこちらを見つめながら餌を食べる子ヤギのポール

 今朝、ポールの顔を見たら、両頬を赤く染めていた。
「あれ? 何したの、その顔?」
多分、塩のかたまりを枕に寝てしまったのだろう。
チーク顔で元気に走りまわる姿は、滑稽であった。

 ポールが来園して2ヶ月が経つ。
撫でられることに少しずつ慣れてきている。
昨日は、嫁さんが背中を掻いてやるように触っていたら、
もっとと言わんばかりに、お尻を向けていた。

( 変化は始まっている by 農園主 )

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サウナよりも
2017/08/09(Wed)
 汗はこんなに噴出できるものなのかと
感心する。
Tシャツを何枚着替えたことか。
しかし、育苗ポットの土が乾かないか、
心配したのは、今年初めてのことである。
それくらい不安定な天候が今年は多い。

【写真】農園から見上げる青い空と白い雲

 暑さには、アランは強いので、
日中も頭さえ日陰に入っていれば、
すました顔で座っている。
ポールはさすがにまだ子供なので、
小屋の中で過ごしていたが、
夕刻には元気に飛び回っていた。
ぐったりしているのは、我々だけである。

( ほんと暑かったから by 農園主 ) 

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勤勉さの由来
2017/08/08(Tue)
 香川県三木町の有名いちご園のご夫妻と再会。
毎年お会いしており、いつも楽しみにしている。
とてもいい刺激を受けるからである。

 「三木町の人たちは普通にやりますよ。」
5月以降の花数は3つまで摘花する。
正確には蕾の段階で摘むのだそうだ。
放っておけば、15から20個はできるので、
相当な労力である。
しかし、それ以上の果実をつけてしまっては、
味覚、大きさともに「ダメ」なのだそうだ。
芽かきや葉かきにいたるまで、
全てに徹底してこだわっている。
その勤勉さは、地域性に由来していると
解説してくれた。
農地が狭いところが多いので、必然的に
「集約的な農業」に特化していくと。
なるほど、他県の人から時々言われることで
あるけれども、千葉県は肥沃な土地であるため
少しのんびりとし過ぎているのかも知れない。
おおらかとも大雑把とも。

(それはそれでいい by 農園主)

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アランとポール (雨宿り編)
2017/08/07(Mon)
【写真】アランの小屋で雨宿りするアランとポール

 にわか雨の中、小屋でそろって雨宿り。
それぞれに自分の小屋はあるのだが、
日中は出入りが自由なので、
いっしょにいることが多い。
というよりも、ポールがアランの後に
ついて回るので結果的にそうなる。
アランは嫌がる様子もなく、
濡れた背中を舐めてあげたりと
結構、可愛いがっているようである。

(そろそろ夏本番 by 農園主)

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外的にも内的にも
2017/08/06(Sun)
 育苗の施肥管理を見直している。
多量要素だけでなく、カルシウムや鉄分、
ホウ酸など微量要素にも気を配るようにした。
結実した後に栄養バランスを気にするのは、
当たり前であるが、小さな苗の段階から
それをもっと考慮すべきではないかと。
 理由は、健全な苗を作ることで、
病気への抵抗力を強めるためである。
昨シーズンは、全国的に病気が蔓延した。
当園は、環境の良さに助けられ、
何とか無事に乗り越えてきたが、
心配は尽きないのである。

(ただし、肥満は大敵 by 農園主)

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二代目ハンマーナイフモア
2017/08/05(Sat)
【写真】二代目ハンマーナイフモア(自走式草刈機)

 フェラーリのような赤いボディが眩しい
新車が納品された。自走式の草刈機だ。
実は先日、盗難に遭い、買い換えたもの。
近隣で農機具や草刈機の盗難が聞かれ、
施錠にはとても神経質になっていたのだが、
とても残念である。
パトカーが2台来てご近所には目立って
しまったようだが、とても丁寧な対応をして
くれた警察の方々だった。
指紋や靴跡の採取、事情聴取など。
犯人検挙は難しい事案であろうが、もしかしたら、
と期待させてくれる働きぶりであった。
神妙な顔つきで終始仕事をされていたので、
数時間のやり取りのあと、最後に聞いて
みたくなった。
「警察のお仕事は、事件ばかりで大変だと
思うのですが、仕事中にみんなで笑ったり
することとかあるのですか?」
二人の警察官が顔を見合わせ、
「ええ、時々ありますよ。 
遭難された方が救助された時とか、
みんなで抱き合って喜ぶますよ。」
一瞬和らいだ表情でそう言われた。

( 素晴らしいな by 農園主 )

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おかげ様で
2017/08/04(Fri)
 「育てにくいったら、ありゃしない」
いちご農家からそう言われて敬遠されるのが、
“かなみひめ”である。
子苗の根がなかなか活着しないのも、
その所以のひとつかも知れない。
ランナーは太くて頼もしいのだが、
発根は他の品種に比べると2倍以上の
時間がかかる。
したがって、不用意に切り離すと、
小さな苗は、しおれてしまう。
かと言って、いつまでもランナーをつなげて
おくと、甘えていつまでも発根不足になるので
どこかで強引に背中を押さなくてはいけない。
手がかかる分、楽しみも増える。これは本当。
お客様のあの歓声を思い出しながら。

【写真】切り離した“かなみひめ”の苗の様子

( ちなみに本日2,000回目 by 農園主 )

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来た~
2017/08/03(Thu)
【写真】近所の方が差し入れてくれた手作りシフォンケーキ(ゆず入り)

 ご近所の方がシフォンケーキを焼いてくれた。
例のしっとりとしていてフワフワのあれだ。
今回は「暑いから」と気を使ってくださったのか、
ゆず入り。とても爽やかな風味である。
甘いものは普段あまり進んではいただかないが
これは別格。

(当分、頑張れそうだ by 農園主) 

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風通しと採光
2017/08/02(Wed)
【写真】切り離した“紅ほっぺ”の子苗を横から見た様子

 “紅ほっぺ”の子苗の切り離しを終えた。
例年よりも少し徒長しているようだ。
今年は、親苗によってランナーの出現に差が出て、
より多く採苗できた親苗の周辺に
子苗が混み合った結果かと思う。
しかし、ランナーを切り、葉を剪定すると
とてもスッキリし、クラウン(根元)に光が
多く当たるようになった。
これこそが、ガッシリした株を作る条件と
考えている。

( 徐々に by 農園主 )
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カブトムシとスイカ
2017/08/01(Tue)
 これはセットと信じてきた。
虫かごの中の土とスイカの交じった匂いは、
紛れもない夏の匂いである。
しかし、実はカブトムシにスイカは
与えてはいけないエサなのだそうだ。
えっ今更?という感想だ。

 でも、スイカに抱きつくように食べていたはず、
そういう記憶が強い。確かに食べるのだが、
水分が多いので、体に付いた水分が呼吸機能を阻害し、
長生きできなくなるのだそうだ。
(腹の周囲の気門で呼吸をしている。)
下痢するからスイカ禁止、という話もあるが、
これは間違い。キュウリが丁度いいようだ。

 いつものペットショップへ行ってみたら、
あったカブトムシのエサ。
ゼリー状(こんにゃくゼリーみたいな)のもの。
夕方に入れておくと、一晩できれいになくなる。
どうたら、相当旨いらしい。

【写真】カブトムシがキュウリを食べている様子

( おおきくなーれ by 農園主 )

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