新学期
2016/08/31(Wed)
【写真】今シーズン2回目の葉かき作業を終えた育苗ハウスの様子

 苗がきれいに揃った。
台風の影響でバタバタと予定外の仕事が増えたが、
花芽分化前の最後の“葉かき”をなんとか終えた。
仕上がりは今のところ上々なので、
油断は禁物ながらも、定植が楽しみである。

 近所の小学校では夏休みが終わり、新学期初日の登校日であった。
上級生の女の子の後に低学年の子達が一列に並んで歩く。
その一隊が育苗ハウスの脇を通る。
「おはようございまーす」
久し振りに聞く元気な合唱だが、おや?
その中にちり紙を鼻に突っ込んだまま手を振る1年生の男の子がいた。
興奮しすぎたようである。

( 9月になる by 農園主 )

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オモテナシ
2016/08/30(Tue)
 4年のシーズンを経験して、お客様の「おもてなし」についてはよく考える。
商業的なものと自然なものの違いだ。

( 「生身の人間」 曽野綾子 著 から )
「私が今までに聞いた最もすばらしいおもてなしは、イタリアのある地方の習慣だ。
もちろんその地方の住人の全部がそうなのではないだろうが、
信仰厚い家庭では、食事のテーブルに必ず一人分余分の席を作るという。
それは突然やってくる人(知人であることもあり、時には困窮している旅人の場合もある)
が気楽に席について、一緒に食べられるためである。
そこは目に見えない神のいる席なのである。」

 当園は、もちろんそんな慈悲深いところではないけれども、
何となくその本質は想像できる。
背伸びをしても仕方がない。

( 素のまま正直であること by 農園主 )

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真っ赤とんぼ
2016/08/29(Mon)
 全身真っ赤な色をした赤とんぼを農園で見かけた。
あまりの赤さに驚いて、嫁さんがさんざん追いかけ回してようやく撮影。
調べたら、しっぽだけが赤くて、よく見かけるのは“アキアカネ”と呼ばれ、
全身真っ赤なのは“ナツアカネ”と呼ばれるそうだ。 雄だけが真っ赤になる。
(さほど珍種というわけではなかったようだ。)

【写真】農園敷地内に飛んできた全身が真っ赤なとんぼ

 ちなみに、赤とんぼは田植えが始まる春に羽化し、夏の間は涼しい山のほうへ移動する。
避暑に出かけるのだそうだ。
そして、平地の温度が30度を下回ってくると集団で山から戻って来る。
確かに、数日前から農園周辺を沢山のとんぼが飛び回っており、ぶつかりそうなくらいだ。

( 季節はすすむ by 農園主 )

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台風10号 2016年
2016/08/28(Sun)
【写真】曇り空の受付ハウスとベアハウス

 どんよりとした雲。
再び、台風対策をしている。
Uターンしてきた台風10号は、史上初の左カーブ(シュートというべきか)の
軌道を描いて接近する予想だ。 相当な勢力であり、とても心配である。
テレビ映像で、沖縄のさとうきびが収穫直前に折れてしまわないかと心配で
「夜も眠れない」 と農家のおじいさんが言っていたが、気持ちは痛いほど分かる。

 東にも西にもイチゴ農家仲間はいる。
進路がどこをたどることになろうが、気を揉むことに変わりはない。
できるだけの準備をして、過ぎ去るのを待つばかり。

( ちっぽけな人類 by 農園主 )

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葉かき 2016 ( その2 )
2016/08/27(Sat)
 2回目の“葉かき”作業に入った。
苗の質は均一化されつつあり、順調である。

【写真】2回目の葉かき作業をした紅ほっぺの苗の様子

 育苗期では、これが最後の葉かきになる。
葉かきの作業は発根を促し、“栄養生長”を促進するもので、
育苗には必要な作業のひとつであるが、そろそろ花芽分化が視野に入ってくる。
9月以降は、花芽をつける“生殖生長”へ移行できるような環境づくりが重要になる。

 「花芽分化の20日前から、苗は、いじらないこと」師匠の教えである。
チッソ分(肥料)も軽減させながら、そっと見守っていくのである。

( いよいよ、育苗期最終ステージへ by 農園主 )

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アランのこと ( 夏の過ごし方 編 )
2016/08/26(Fri)
  午前中は、アラン・フィールド内で気ままに過ごしている。
好きな草を食べた後、座って反芻しながら休む。 周囲を興味深そうに眺めながら。
しばらくすると、すくっと立ち上がりまた食べに行く。 のぼり台に上がったり。
お腹がいっぱいになると、「メェ~」と呼んで、我々の返答を待つ。
暑くなって来ると日かげに座って、船を漕ぐように眠っていたりもする。

 草の食べ方は、自分のテリトリーの一番遠くから先に食べる習性があるようだ。
“近場はいつでも食べられる” と思っているためであろうか。
時には、柵の外の草まで執拗に食べようとすることもある。

【写真】アラン・フィールドの柵の外に生えている雑草を食べようとしゃがみこむアラン

 かがみ込んで、口先を柵から突き出して。
結構しつこいのでどんな草かと思いきや、普通の草(オヒシバ)だったりする。

( 「とどくか、無理か」 そういう遊び? by 農園主 )

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水遊び
2016/08/25(Thu)
【写真】培土の入ったシートを剥がし、排水シートだけになった高設ベッドの様子

 高設ベッドの補修をしている。
当園のベッドは、2重シート構造になっており、
培土の入った黒いシートの下に排水用の透明シートが張ってある。
排水シートの水がうまく流れずに滞留してしまうと“根ぐされ”を起こすので、
そのためには勾配は重要であり、これを修正していく。
まずは、25m分の培土を全てかき出してから、排水シートに少しずつ水を流しながら
勾配を少しずつ調整していく。
「そこ、上げて」「あっ、流れなくなった。もう少し下げて」
暑いハウスの中で、とても地道な作業が続くのであった。

( 外からアランが眺めている by 農園主 )

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農を考える ( 進化の原動力について )
2016/08/24(Wed)
 台風9号による千葉県内の農業被害額は、
農作物やビニールハウスなど合わせて5.1億円(23日時点)になるという。
君津市内の稲も倒れてしまっているところが散見される。

【写真】台風の強風で稲が倒れてしまった田んぼの様子

 毎回、この種の報道を目にする度に残念に思うことがある。
被害の状況把握や被害額の集計には、役所も関係団体も一生懸命なのだが、
その先がない。
例えば、ビニールハウスが倒壊してしまった場合には、
その構造上の原因を、施工業者を交えて調査したという話は聞かない。
3年前に当園のハウスが1棟倒壊した時にも、再建の時に生かしたいので、
その改善点を関係者に聞いて回ったが、
答えは口を揃えて 「風が強かったから」 だった。

 毎回、情報をコツコツと積み上げていき、全国的にそれを共有していくことができたら、
どんなにかハウス資材は向上し、建設技術は飛躍することだろう。

( 何事も “振り返り” が大事である by 農園主 ) 

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いつでもドア
2016/08/23(Tue)
 英国の高校の先生が、進路に迷う教え子たちへ贈った言葉だそうだ。
「人生にはドアが沢山あります。ドアの後ろには何があるかわからない。
それが怖いと思うかもしれませんが、好奇心を持って、好きなドアを開けてみて下さい。
素敵な事が後ろにあるかもしれません。嫌なことがあったら、
一歩下がって、そのドアをまた閉めてもいいんですよ。
ぜひ色々なドアを開けて、人生でかけがえのない経験をしてください」
(「ジョン先生へ」K.A.ミレナ作 “第5回言の葉大賞”から)

 イチゴ農家を始めたころを思い出した。
自分に合わない仕事だったら、いつでも撤収するつもりだった。
また金融に戻るか(戻れるか?)、次の新しい“ドア”を探すか。
本音を言えば、今でもそういう覚悟はある。

( “自我の覚醒” は何度でも繰り返す by 農園主 ) 

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クロちゃんです ( 2016年 台風9号一過 )
2016/08/22(Mon)
 ご心配いただいている。
台風は千葉を直撃したが、無事にやり過ごせた。

 今朝は、予想外に勢力を増して接近して来たと聞いて、急きょ対策レベルを引き上げた。
明るくなる前から農園に向かう。
連棟ハウスの谷のビニールをスプリングで留めて、捲れ上がるのを防止し、
妻面にパイプを補強として取り付けた。汗と雨で二人ともビッショリになった。
そして、後は過ぎるのを待つしかない。。。

 午後4時過ぎになってようやく雨風がおさまり、農園に急ぐ。
育苗ハウスのイチゴもアランもクロとトラもみんな無事だった。ハウスも。
ただ、アランはもう少し早く来てほしかったようで、何度も野太く鳴いて呼んでいた。
クロたちがいる桶の水は、大雨でほぼ満水になっていた。30㎝くらいだろうか。
そこをスーイッスイッと潜水していた。たいそう得意気に。

【写真】潜水して泳いでいたカメのクロちゃんが水面にあがって顔をだしたところ

( 楽しそうだね by 農園主 )

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農を考える ( 6次産業化について )
2016/08/21(Sun)
 「選手の心づもり、実力9割、調子1割」
北島康介を育てた平井コーチが五輪で勝つための心得を言っている。
今回、金メダリストになった荻野選手も当初6対4と考えていたそうだが、
諭されて、より厳しい練習を積み重ねたそうである。
勝つためには不動の“底力”が要るということである。

 農業の“6次産業化”という言葉がもてはやされている。
「農業を1次産業としてだけではなく、加工などの2次産業、
さらにはサービスや販売などの3次産業まで含め、1次から3次まで
一体化した産業として農業の可能性を広げようとするものである。」 (農水省HP資料から)
平たく言うと、イチゴ農家はいちごを作るだけでなく、
知恵を絞ってジャムや酢?などの加工品を作ったり、
いちご狩りや直売のサービスをする、ということだ。
我々もその辺りは努力をしているつもりである。
ただ、それぞれの分野に注力するなら、3割ずつの配分になるはずだが、
実感として、どうもしっくりこない。
そう、“心づもり”の割合は9対1だ。生産に9割、それ以外が1割。
お客様が感動するいちごが出来て、初めて次がある。
消費者の味覚は、口先や手先でごまかせるようなものではない。

( “実力”をつけること by 農園主 )

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ピンとして
2016/08/20(Sat)
 連続発生している台風の影響で、
天候は1日の内でも雨、風、晴れ間と目まぐるしく変化している。
水やりの量や風の心配やら、気を揉むことが多い。

【写真】太陽の光を浴びて葉先をピンと張ったいちごの苗の様子

 しかし、イチゴの苗たちはそんなことを気に留める気配もなく、
すこぶる順調に生長している。

( 葉先が頼もしい by 農園主 )

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ご無沙汰、みのる君
2016/08/19(Fri)
【写真】高設ベッドの土を耕すプチ耕耘機“みのる君”

 高設ベッドを覆っていた黒マルチをはがし、培土の耕耘(こううん)を始めた。
本圃ハウスでの作業は1ヶ月振りである。
今回は、プチ耕耘機(みのる君)を使って、表面から深さ5㎝ほどの浅い部分を耕す。
苗を定植するのはまだ1ヶ月ほど先であるが、これから少しずつ手を入れていく。
熱消毒の副次効果があって、土中の根も順調に分解されているようだ。
“みのる君”を引っ張る負荷の感触は軽いので、上々の仕上がりである。

( そうは言っても1,200mは結構な筋トレ by 農園主 )

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アランのこと ( かかし編 )
2016/08/18(Thu)
 アラン・フィールド内には、喜んでもらえるかと思ってのぼり台を作った。
しかし、アランはそこで遊ぶというよりは、警戒心から上がることが多いようだ。
船乗りがマストに上るような感じだ。
草を食べるのに夢中になっていたら、一人ぼっちになっているような気がして、
上に登って我々を探す、とか。 その時は不安げに「メェー(どこ?)」 と呼ぶ。
あるいは、見知らぬ人が見えたので様子を伺う、とか。 こういう時は黙っている。

【写真】のぼり台の上から、遠くの“かかし”をじっと見つめるアラン

「あれっ?見慣れない人だな」
「じっとしたまま動かないけど、変じゃない?」
しばらく凝視していたが、根負けして降りてきた。

( 明後日からこの辺りでも稲刈りが始まる by 農園主 )

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台風7号2016年
2016/08/17(Wed)
 早朝に君津を通過。 早速農園に向かう。
ハウスの周囲をぐるっと回って雨風の影響を確認後、上に登ってさらに確認。

【写真】台風一過の朝、ビニールハウスの屋根上を点検しているところ

 ほっ。 おかげ様で今回は特にトラブルもなくやり過ごすごとができたようだ。
いつも通りの普通の時間、日常の有難みを痛切に感じる瞬間である。
台風の進む方向を予想することすらままならない、我々なのだから。

( 小さい小さい by 農園主 )

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君津よいとこ
2016/08/16(Tue)
 先日、1年振りに上京した。
お盆休みの最中だったので交通渋滞を恐れて、電車を初めて利用した。
いつもは高速バスを利用する。東京駅まで70分程度の快適な旅である。
移住して5年になるが、君津駅構内に入ったのは初めてだ。
近郊へも車で移動するので、利用する機会がなかなかなかった。

【写真】君津駅改札正面にあるウシのオブジェ

 「えっ、改札前にウシのオブジェ?」
嬉しいような恥ずかしいような。。。
田舎気分というか、観光気分満載のここ君津の駅なのである。

( ヤギだったらもっといいかも by 農園主 ) 

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連日の能楽の話
2016/08/15(Mon)
 「稽古は強かれ、情識(じょうしき)はなかれ」
世阿弥の言葉である。
“情識”とは、傲慢とか慢心といった意味だそうだ。
「稽古も舞台も厳しい態度でつとめ、決して傲慢になってはいけない」
芸とは人生をかけて完成していくものという教えである。

 子供のころ“調子に乗るな”とよく言われた気がする。
“自信を持て”とも世間ではよく言う。
その狭間というか力の入れ加減の具合はよくわからないが、
手を抜くようになったら危険なシグナルと戒めている。
“効率化”と“手抜き”の狭間である。
「いい苗作るね」当園の苗を見て褒めてくれる先輩方もいる。
もし、そうならば、それは技術力ではなく、
面倒な作業をさぼらない愚鈍さの成果である。

( 手抜きはいつでもできる by 農園主 )

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弓八幡 (ゆみやわた)
2016/08/14(Sun)
【写真】宝生能楽堂での舞台で舞う“弓八幡”

 宝生能楽堂に入るといつも不思議な力を感じる。
室町時代からの伝統に裏打ちされた静かながらも圧倒的なものだ。
タイトルの演目は、素人にはセリフの理解はなかなか難しいが、
テーマには、闘うことのない平和という底流があるそうだ。
世阿弥の精神は古語になっても生き続け、今も響くのである。

( 600年後? 途方に暮れる。。。 by 農園主 )

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アランのこと ( 育毛編 )
2016/08/13(Sat)
 ブラッシングの効果があり、薄くなった箇所から白い毛が生え始めた。
おお先生に電話で連絡したら「なら、大丈夫」と言われホッとしている。

【写真】右側の薄くなったところに毛が生え始めたアラン

 毎朝10分程度、二人がかりで大きなブラシを使って体中をこすってやるのだが、
その間、アランはうっとりしている。
ただ、昼や夕方にはあまり喜ばず、すぐに飽きるので、
きっとかゆみはなくなってきているのだろう。
確かに自分でかゆい所を舐めたり噛んだりすることもなくなった。
その代り、ブラッシングしていると口で「ココ」、「ココ」と指図するように催促する。
その度に二人がかりで懸命に擦ってやるのである。

( 王様かっ by 農園主 )

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次はアブラムシか
2016/08/12(Fri)
 今年はハダニの発生を抑えられているので、安心していたのも束の間、
ヨトウムシに続き、アブラムシも出て来た。
例によって、“かなみひめ”と“やよいひめ”が弱い。。。
いつもながら、思い通りにならないことの連続である。
それでもその都度、やれるだけの対応を即座に打ち続ける。
どんな仕事でもきっと同じであろう。

【写真】育苗ハウスでいちごの苗が並んでいる様子

( ボ~ッとしている暇はない by 農園主 ) 

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葉かき 2016
2016/08/11(Thu)
 イチゴの根元には、“クラウン”と呼ばれる短縮茎(ワサビに似た部分)があり、
そこから葉がクラウンを包み込むように展開する。
葉を剥くように剪定していくと、クラウンの下の発根が促進され、
同時にクラウンも肥大していく。
これが、将来の果実の充実と収量の増大化を図る上で、大事な作業になる。
本来、光合成のためには葉数は3枚程度必要とされるが、
敢えて、今は2枚程度までに剪定している。
この時期は5日間隔でどんどん新葉が展開する上に、
葉数は少ない方が風通しがよく、病害虫の予防にも効果があると考えている。

【写真】1回目の葉かき作業が終わったやよいひめの苗の様子

( 手間はかかるけれども by 農園主 )

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探せ
2016/08/10(Wed)
【写真】ヨトウムシに食べられた跡が残るいちごの苗の様子

 苗の新葉にバリバリと食べられた跡が。
ヨトウムシの仕業である。
ヨトウムシとは、ヨトウガという蛾の幼虫で、
夜に活動し、あらゆる植物の葉や実を食害することから
「夜盗虫(ヨトウムシ)」と呼ばれる。
葉脈を残してきれいに食べ尽くすやっかいな相手であるが、
体長は5~10㎜程度なので、よく見れば見つけることが出来る。
なので、こういう葉があれば、新葉の裏表、土の表面をじっくりと探す。
もちろん、見つければ指でつまみ出すのである。

( イチゴのためなら by 農園主 )

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アランのこと ( ハゲ?編 )
2016/08/09(Tue)
 背中からお尻にかけて4か所ほど、500円玉大のハゲが出来た。
ハゲというと語弊があるかも知れない。毛が薄くなっている。
以前にもそういうことはあったが、すぐに治っていた。
今回のように数が多く、期間が長いのは初めてなので心配になり、
おお先生(南子安動物病院のご隠居先生)に相談したのが先週のこと。

 翌日、朝の体操を終えた先生は早々に診に来てくれた。
「病気や寄生虫ではなさそうだね。ストレス性?この農園ではないでしょう。
体調はよさそうだから。」
―となると、原因は何でしょうか?
「かゆみがあるのかな。周辺の毛が茶色くなっているから、舐めたりしているせいかも」

 言われてみれば、そういう光景は目にしていた。
今年は、夏の到来が遅れたせいか毛の生え変わりが遅く、よく舐めたり噛んだりしていた。
体を洗うことも考えたが、いかんせん水が嫌いで、濡れた雑巾も嫌がる。
ならばと、大きめのブラシに買い替えて、
毎朝たっぷりと時間をかけてブラシをかけている。
目を閉じてうっとりとするようになったので、気に入ったようだ。
この数日は、ブラシを見かけるとくるくる回って喜ぶようになった。

【写真】アランフィールドののぼり台の上に置かれたアラン用のブラシ2つ

( そういうところが好きである by 農園主 )

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Bicycle
2016/08/08(Mon)
 「今、富津岬。 これからそちらに向かうけど、登りある?」

 来園される方が道に迷うことは時々あるが、こういう質問は珍しい。
高校時代の友人が東京から遊びに来た。 自転車を漕いで。
「フラットなの?なら1時間かからないと思うので」

 この15年くらい自転車にハマっているそうだ。
横須賀まで来て、久里浜港からフェリーに乗って、竹岡で前泊してから君津に到着。
5年振りの再会になり、来園は初めてだ。
今はメーカーの営業で国内外を飛び回り、上司は外人、会議は英語だそうだ。
「高校以来、英語の勉強をしている感じだよ。」
当時、勉強のできなかった我々だったが、運動部を引退してから互いにスイッチが入り、
ただただ机に向かって猛烈に勉強を始め、休み時間も分からないことを質問し合った。
そして、いつからか模擬試験のランキングを競い合うのが楽しくなった。(我々のレベルで)

 「イチゴの仕事は全て自分で決めるわけでしょ?何から何まで。
 自分を律することができないと無理だよね、ストイックでないと」
― そうだけど、自転車に乗ってここにくるような人には言われたくないけどね。
 「そんなことない。自転車はね、ダメだと思ったら、畳んですぐ電車に乗れるから」

( なるほど。 いい歳を取っているようだ by 農園主 )

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夏本番
2016/08/07(Sun)
 本格的な暑さにTシャツを日に何度も着替えている。
夏祭りの音も賑やかであるが、
農園前の田んぼでは、穂が垂れ始めた。
早生(わせ)は、そろそろ刈取りが始まるのである。

【写真】農園前の田んぼでまだ青い稲穂が垂れている様子

( 一面黄金色は間近 by 農園主 )

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農を考える ( “憧れ”について )
2016/08/06(Sat)
 「農業に憧れがあって」
 「自給自足の生活もいいなって」

 新しく農業を始めようとする人が増えているそうだ。動機は様々であろう。
新規就農希望者の研修期間に給付金(月15万円)が助成される制度も後押ししている。
確かに、当園にも若い方から定年を迎えた方など様々な人が話をしに来られる。
ただ、趣味や生き様としての農業なのか、生業としての農業を志向しているのか、
ご自身でも混同している人が意外に多いと感じる。
そもそも、プロとは何か。
「社会の一員として、社会での役割を担い、社会から必要とされること。」
そう思っている。独りよがりではいけない。

 中長期のビジネス設計(野望)はあるか、収支・資金計画はどうか、
どういう商品をどのようなお客様に購入していただきたいのか、
そのための施策は何があって、その進捗はどうなっているのか、
お客様は商品やサービスにどこまで満足しているのか、その向上のために何をすべきか。
世の中で働いている人達が普通にやっていることを普通にやる。
一流のいちご農家の先輩方では当たり前のことであり、我々のようなヒヨッコでもそれは同じ。

 ちなみに、“農業への憧れ”を感じたことはない。
誤解を恐れずに言うと、“農業”をしている意識もあまりない。
「お客様と“ポレポレ農園”を運営している」そういう気持ちである。

( 目指せ、プロフェッショナル by 農園主 )

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リザーブたち
2016/08/05(Fri)
【写真】切り離し作業が終了した子苗からぶら下がっているランナー苗

 ぶら下がっているのが、子苗の補欠たちである。
“切り離し”が終わった後、しょんぼりとしてしまう子苗が時々ある。
独り立ちするには、まだ根の活着が不十分だったということだ。
そういう時のために控えている。

 今年の活着状態はすこぶる順調で、切り離し後3日経つが出番はない。
多分、このままもうないものと思われるが、チーム全体としてはそれが最も望ましいのである。

( 表には見えないサポートがある by 農園主 )

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アランのこと ( 塩味がいい編 )
2016/08/04(Thu)
 暑い日は、ビールと枝豆に限る。
汗を流す分、しょっぱいものが美味しいと感じる。
アランの小屋にも鉱塩という塩の塊を置いてある。

【写真】アランが塩を舐めているところ

 暑い日には、水をゴクゴク飲んで、塩もしつこいくらいにペロペロと舐める。
誰に教わるでもなく、自己管理はできている。
そこは見ていてとても安心感がある。
ただ、ご存知の通り少々食べ過ぎる嫌いはあるが、そこはご愛嬌だ。

( 個性ということで by 農園主 )

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三郎畑 ( サツマイモ )
2016/08/03(Wed)
 順調にツルがどんどん伸びている。
秋の収穫まで少しあるが、心待ちにしている。 (特に嫁さんが)

【写真】三郎畑に植えられているサツマイモの様子

 地元で作られる“善次郎”という芋焼酎がある。
安政の時代にこの地にサツマイモを持込んだ方の名前に由来する。
実は、三郎さんのご先祖なのである。

( 凄いでしょ by 農園主 )

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次のステージへ
2016/08/02(Tue)
【写真】真上から見た、切り離し後の子苗の様子

 子苗の“切り離し”作業を終えた。
親苗の育成、ランナーの発生と子苗の確保、親苗と子苗の切り離しと
育苗の第3ステージまで来た。
定植まで残り2ヶ月。
これからは、子苗をしっかりと育成した後、花芽分化に移行させる。
この第4~5ステージが、実はとても重要であり、かつ難しいが、
だからこそ、イチゴ農家の醍醐味とも言える作業になる。

( 束の間の一息 by 農園主 ) 

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