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香川県三木町 訪問記
2019/06/12(Wed)
 人口3万人の当地にはイチゴ農園が
50軒ひしめく伝統的な産地である。
(かつては200軒あったそうだ。)
当地の栽培技術に先導的役割を
果たしてきた農園のひとつに、
「苺ファーム森本」 があり、
念願かなってようやく見学をさせて
いただいた。

 芽の選定や葉の選定、摘花は、
どの農園でもシーズン開始から 
2月くらいまでは努力する。
しかし、春がやって来ると生育の
ペースに手入れがどんどん遅れ、
ついには諦める。
あるいは、はなから諦めている人もいる。
そういう生産者が関東ではほとんどで、
名人と言われる方もそういう傾向はある。
そこを、徹底的に“突き詰める”仕事を
続けるのが“苺ファーム森本”の真髄であり
技術に裏打ちされた品質を求めて
日本中から注文が舞い込む所以である。

 どきどきとワクワクの鼓動を感じながら、
圃場を見させていただく。
―これかっ~、凄いなぁ。
溜息が出てしまう。
徹底的なまでの“ひと芽”管理、
葉は5枚まで。
「今年は樹が旺盛だったので、
花の数を通常の7個から
8個に増やしました。
食味も安定したし、
収量も多かったですね。」
この言葉の本当の意味を理解できる
農家は意外に少ないような気もする。
実践できる人は、と言えば、
多分ほとんどいない。
これは自分たちも含めてである。
しかし、それは無理だよ、
そう思った瞬間に永遠に時間は止まる。

 そのレベルを何十年も続けている人たち
がいることを目の当たりにして、
“やり切る”というか
“やり切れる"こと,
それが一流の世界なのかなと
垣間見れた気がする。

(衝撃のパンチなのであった by 農園主)

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いちごを作るために
2018/12/30(Sun)
 津田さん(安房竹材)が連日の来園。
突然、調子の悪くなったハウスの
保温カーテンを修理しに来てくれている。
この年の瀬にである。
もちろん、お願いしたのは自分なのだが。。

 とりあえず、応急措置で
構わないからと伝えたが、
「でも、保温カーテンがないと生育にも
暖房代にも影響があるでしょうから」
というわけで、昼ご飯も食べずに汗だくで
せっせと仕上げてくれた。
そして、
「正月でも何かあれば連絡ください」
そう言って帰られた。

(当園を支えてくれている by 農園主)


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カラーの花
2018/12/25(Tue)
【写真】クリスマスプレゼントでいただいたカラーの花束

 仲間の“カラー”生産者からいただいた
クリスマスプレゼント。
大きくて清楚なイメージなので、結婚式や
ホテルのロビーではよく見かけると思う。
花のシーズンは、いちごと同じ12月~5月。
今年の開花は例年より遅かったそうだ。
多分、秋の気温が高かったことで、
花芽の分化が遅くなったものと思われる。

 しかし、植物は通年ではしっかりと
帳尻を合わせる能力があるので、
これからの開花ペースは、右肩上がりで
調子がぐんぐんと上がっていくはずだ。

(君津は日本一の産地 by 農園主)

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自覚
2018/12/04(Tue)
 先週、当園への団体視察の方々が来園。
今シーズン2度目の視察受け入れになる。
今回の方々は、千葉市地区でイチゴを
生産者する方とイチゴの就農希望者。
ベテランからタマゴまで揃った視察である。
したがって、質問は専門的かつ鋭いものが
多かった。 一番お伝えしたかったのは、
“お客様本位”で仕事をする難しさと重要性。
仕事の判断基準さえはっきりさせれば、
ブレることはないのだと思う。

 案内役の農業事務所(普及センター)の
担当者から、視察された皆さんの感想が
届いた。
こういうフィードバックはとても大事だ。
興味深かったものをご紹介。
「目標があり、達成に向けてイチゴを
 作っていて、自分の目標も立てたい。」
「どういう農業を目指すか考える
 きっかけになった。」
「苦労話より前向き話が多く驚いた。」

 ご来園されたことのある方々は
うすうす感じておられると思うが、
私たちは苦労知らずである。
なぜなら、当園は全てお客様方の
“気持ち”で運営されているからである。

(お任せで、ホントすいません by 農園主)


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本気のことば
2018/11/30(Fri)
 これまで県内外の様々ないちご生産者の
圃場に何度も訪問させてもらった。
どれだけ勉強になったか計り知れない。
恩返しは、いつかしなければと思っている。
先日、君津農業事務所(普及センター)から、
「県内の団体視察を受け入れて
 いただけないでしょうか。」
という話をもらった。
― はい。 と即答すべきところだったが、
「テーマは“新規就農者の成功事例”です。」
という。 さすがにそれはお断りし、
“新規就農で無事に7年目を
  迎えているいちご農園”
という条件であれば、
と投げ返しての受け入れとなった。

 千葉県印旛地区の20名ほどの若者が
バスでやって来た。
作っている作目は露地野菜、コメ、イチゴ
様々である。
しかし、販売の難しさは共通した課題である。
この方法に正解がないことは、
世の中の会社人ならみんな痛いほど
知っているが、農家はなぜか知らない。
レストランなどへの小口の直接販売は
面倒だとして敬遠し、
手数料を払い、あるいは大変安価に
直売所や市場で売り、
「安くて困る」と言う。。。
いつ、どこから大口の取引がやってくるのか。
小さな取引の積み重ねが、評価されて初めて、
徐々に取引量が増えていく。
それが王道かと。
小口取引から逃げる営農に将来はない、
と申し上げた。

(伝わっていると嬉しいのだが by 農園主)

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