FC2ブログ
妄想の先へ
2019/06/08(Sat)
 脱サラで、新しくイチゴ農園を始めたい、
そういう方から相談を受けることが
時々ある。

 夢が膨らむ一方で、不安な気持ちも
大きいはず。それはよくわかる。
準備しなければいけないことは、
徹底的に調査すること。
その上で、ご家族と共感すること。
それさえあれば、少々の困難は
障害ではなくなるはず。
逆に中途半端な計画や決意から
判断した結果なら、
きっと元の安定して不自由のなかった
サラリーマンの生活を
今度は夢見ることになると思う。

 この世界には、とてつもない魅力がある
と感じているが、それを皆が皆、
同感するかどうかは、正直、わからない。
生活信条や生き様にかかわるからである。

 また、難しいのは、納得するまで
調べ尽くすという“慎重さ”は、
実現への必須条件なのだが、
同時に最終決断を妨げる原因にも
化けかねないということである。

(その自覚も大事かも by 農園主)

この記事のURL | 仕事の流儀 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
農業って
2019/05/05(Sun)
「何もしていないのに、
ただただ来てもらいたい、
魅力だけを発信するというのは
時代遅れの戦略だ。」

 新聞で目にしたD.アトキンソン氏の
観光インフラへの提言である。

「訪日外国人は、日本人の何倍もの
時間とお金を使って旅をするので、
観光地と観光資源が
整備されていないのは、好まない。
多言語対応、トイレ、アクティビティ、
文化財の解説案内板など、
ハード、ソフトの両面の整備が
最大のポイントだ。」

 農園で、多くの外国人を
お迎えしたいという話ではなく、
インフラの重要性に共感している。
例えば、お客様を何人お迎えしようと
考えているのか。そこから、駐車場や
トイレのキャパシティだけでなく、
農園の通路の幅、休憩スペースの
空間などが決まってくる。
出発点を間違ってはいけない
と考えている。
もちろん、農園で言えば
“いちご”の味覚というソフトの質を
どこまで向上させることができるか。
申し上げるまでもなく、
最大の課題であり、
そのための技術、設備の研究に
限りはない。
農業とはそういうものである。

(休みなしってこと by 農園主)

この記事のURL | 仕事の流儀 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
いつ、本気になりますか?
2018/12/10(Mon)
「最初は、問題に気付くことが大切です。
そして、問題の原因を分析し、人々と共有し、
具体的な計画を立てることがさらに重要です。
しかし、そこまでの作業が終わったとしても、
再生への取り組みは、まだ5%しか完了した
ことになりません。
残りの95%は、それを実行できるかどうかに
かかっているのです。」
(「経営を語る」C.ゴーン著)

 さすがは、カリスマ経営者。
強欲さはともかく、説得力がある。
優秀な人が会社に集まっていても、
入社後になんの刺激も、要求も、目的も
与えられなければ、筋肉もなくなるとも。
きっと、どの会社でも同じ悩みがあろうか。

 先日、千葉市から新規就農を
希望する人達が来園した時は、
こちらが圧倒されるくらいの
質問攻撃であった。
自分の農園をどうやって、作り、
運営し、栽培技術を高めていくのか。
失敗は許されない。
生活がかかっているのだから。

 熱意があれば、何でもできるっ。

(なければ、なんにもできない by 農園主)

この記事のURL | 仕事の流儀 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
それぞれのスタイルで
2018/11/24(Sat)
「人はどんなものにも慣れていく。
だから、モノより、経験の方が幸せの
“持続時感”が長いことが知られている。
しかし、モノにお金を使ってしまいがち
なのは、モノが人と比べやすく、
経験は人と比べにくいという
理由があるからだ。」
( 「ぼくたちにもうモノは必要ない。」
   佐々木典士 著 )

 ブランド物を選好する心理であろう。
しかし、「モノ消費」から「コト消費」への
移行が進んでいると言われ、
体験型のアトラクションには
出費をしてもいいという。
いちご狩り体験もそのひとつになる。
特に“味覚や嗅覚”と“記憶”の
関連付けは強いことが分かっているので、
ご家族や友人といちごハウスで
共有した経験は、とても印象的な
思い出になる条件がそろっている。
だから我々生産者は、それぞれの
農園の特徴を最大限に生かして、
その舞台演出に努めなければいけない
と思う。
ともすれば、風味とともにマイナスの
印象をも大きく与えかねないことを
肝に銘じて。

(正解はひとつではないはず by 農園主)


この記事のURL | 仕事の流儀 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
縄張りの縄
2018/10/31(Wed)
 どこの業界にもあると思う。
メーカーが販売網を構築する時に
そのエリアに代理店を置いていく。
珍しい話ではない。
しかし、もし最終消費者が
その代理店では不満と言ったときに
メーカーはどうするのか。
「このエリアではそこの店でしか
当社の資材は購入できません」
―他の代理店からは買えませんか?
「できません。」
―えっ?

 農園の開園準備を進めていた7年前に
実際にあった話である。
消費者よりも代理店が大事なのだそうだ。
理由は、直接仕事をもってくるのが
代理店だから。
施主がいるのに?

 この手の勘違いというか、
方向音痴な仕事をする会社や
会社人は不思議と少なくない。
どこを見て仕事をしていくのか、
そういうことが共有できる人と
仕事をしていきたいと思う。

(縄を切り放つために by 農園主)

この記事のURL | 仕事の流儀 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次のページ>>