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主観?客観?
2018/12/17(Mon)
「どうしたらああいうネタが
できるのですか?」

「自分が客席にいたとして、
その自分が見て笑うものを
やっているだけ」

 当たり前というテンションで
出されたその答えは、
僕にとっては衝撃的だった。
僕が考えているものには、
いつだって自分はいなかった。
お客さんは何を言ったら笑うのか
ばかりを考えていた。
(「天才はあきらめた」山里亮太著)

 南海キャンディーズの山ちゃんが、
まだ売れなくて悶々としていたころ、
ブレイクし始めた「千鳥」に
言われた言葉だそうだ。

 “客観的”であることは、難しい。
お客様の目線で考えているだけでは、
足りない。 
もちろん、自分たちの都合で
仕事をしていないか、
その自問自答も“客観的”である
と言えるが、
自分だったら本当に楽しめ、
満足できるのか?
自分の期待以上で感動できるのか?
精一杯の主観を持って客観的であることが
本当は求められている。

(だから仕事って、厳しい by 農園主)

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生きるということ
2018/11/08(Thu)
 ちょっと難しそうなテーマであるが、
日野原重明氏は、
その著書(「生きていくあなたへ」)で
「命というのは、
君たちが使える時間の中にあるんだよ。」
とても簡単に教えてくれる。
確かに時間は誰にでも平等に付与されていて
どう使うかは全て自分の意志で決められる。
しかし、同氏はそこからが厳しい。
「子どものうちは、与えらえた時間を
全部自分のために使いなさい。だけれども、
君達が大きくなったら、その時間を
ほかの人のため、社会のために
使わないといけない。
そう気づく時が必ず来るよ。
だから、大きくなって大人になったら、
君達の時間をできるだけまわりの人のために
使ってくださいね。」

 京都で医者として働く友人と
先日会う機会があった。
文字通り寝食を忘れて医療に励む人である。
看護師をしていた奥さんとも
古くからの友人だが、彼女は、
体を心配してハラハラしている。
しかし、「患者さんが求めているから」と
涼しい顔なのである。
格好良すぎるが、そういう“大人”もいる。

 自分もそろそろ仲間入りを?と
思うのであるが、、、。

(容易ではない by 農園主)

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スマートでなくても
2018/08/08(Wed)
「あるいは小説というものは、
多少文才のある人なら、
一生に一冊くらいは、わりとすらっと
かけちゃうものなのかもしれません。」
(「職業としての小説家」村上春樹著)

 しかし、小説を長く書き続けて生活をし、
生き残っていくことは“至難の業”だとも。

 書くという作業について、
面白いことを言っている。
頭の回転の素早い人、
人並み外れた知識を
有している人には向かないと。

「かなりの低速、ローギアで行われる
作業だからです。 実感的に言えば、
歩くよりはいくらか速いかもしれないけど、
自転車で行くよりは遅い、
というくらいのスピードです。」

 そういうペースが適している人と
そうでない人がいる。
金融市場では、効率的で合理的な判断
(少なくともその時点では)が瞬時に求められ、
そういうスマートな?ことが得意な猛者が
群がっているとも言える。
農業分野にもそういう要素を加味すれば、
生産性が上がるはずだという声は強く、
企業が参入する動機にもなっている。

「効率の良くない回りくどいものと、
効率の良い機敏なものとが表裏になって、
我々の住むこの世界は重層的に
成り立っているわけです。
どちらが欠けても
(あるいは圧倒的になっても)
世界はおそらくいびつなものに
なってしまいます。」

 人それぞれ、仕事それぞれに丁度いい
ペースがあるということであろうか。

(台風のニュースを見ながら by 農園主)

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だんめん?
2018/06/25(Mon)
 当園にご来園いただくお客様は、
いちご好きの方ばかりなので
その風味にはとても詳しい。
でも、いちごの断面は?
どうであろうか。

「紅ほっぺは、果肉がきれいな赤色
をしているので、ジャムにすると
いい色が出ます。やよいひめは、
果肉が白いのでジャムの色も薄いです。」
そう説明するとびっくりする方が多い。

 面白い本をいただいた。
「いちご だんめん図鑑」
毎年、宅配のいちごを注文してくださる
お客様から封書が届いたので、
驚いて開けてみたら、
お勤めされている会社が出版したので、
それでご紹介くださったとのお手紙とともに。
とても嬉しい気遣い。

【写真】いちごだんめん図鑑(わたなべまこ@築地市場ドットコム)

 42品種のいちごの断面図と生産地や
名前の由来などがコンパクトな本ながら
よくわかる。
ちょっと従来にはない視点なので、
とても興味深く楽しめる。
是非、来園したら手に取っていただきたい。

(蔵書の一冊に by 農園主)

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“勇気づけ”
2018/05/23(Wed)
「子供が買い物を手伝ってくれた場合、
大人に接する時と同じように、
“「助かった、ありがとう”と
感謝の気持ちを述べるべきなのです。
親からその言葉を聞いた子供は、
“自分にはお母さん(お父さん)の
役に立つことができたのだ“という
貢献感を抱くことになります。
貢献感を持てるということは、
自分に価値があると(自分を好き)と
思えるようになるということです。
それが、ひいては、対人関係の中に
入っていこうとする勇気に
つながっていくのです。」
(「人生の意味の心理学」A・アドラー著)

 興味深いのは、褒めたり叱ったりするのは、
そもそも上から目線の態度であり、
対等な立場で接することの重要性を
説いていることだと思う。

 近日の予定で、
特別支援学校の生徒さん達の体験学習の
お手伝いをさせていただくことになった。
2日間だけだが、知的障害をもつ生徒さん達に
どのような経験をしてもらうのがいいのか、
どう接するべきなのか。少々不安はある。
先日の打ち合わせの時に先生がおっしゃった。
「担任の我々は、いつも“アドバイザー”という
意識で接しています。
急に頑固になってしまう子、怒り出す子など
様々な個性がありますが、
じっくりと待って、その子のタイミングで、
声かけをしていく。それだけです。」

 絶妙な立ち位置を
自然と実行しておられるということだ。

(まさにいいアドバイス by 農園主)

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